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夏の和装に、シャツシャワー。

こんばんは、ヤマネコです。

今年の夏も暑かった。そんな中でも、何度か和装をしました。

ほとんどが浴衣だったけれど、絽紗の着物を取り入れる機会も二度ほど。そのたびに、着付けやお作法以上に悩ましかったのが気温でした。

 

とにかく暑い。下手をすれば洋装時ですら熱中症の心配が尽きない季節。そんな中で重ね着をしたり、帯や伊達締めなど幾重にも巻いたり、和装ってやっぱり大変だなと。

それでも自分自身が「着たい」と思ってしまうのです。そうとなれば素人なりに調べたり、アドバイスをいただいたりしながら挑戦することにも積極的になれました。

 

そんな中、明日浴衣を着たい、というタイミングで教えていただいたのがこちら。

簡単にいえば、衣類に噴霧してひんやり感を持続させるメントールスプレーです。

商品としてはときわ商会さんの、ひんやりシャツシャワー。今回は使いたいのが明日という状況でしたので、徒歩圏のドラッグストアでその日のうちに手に入る選択肢の中から、この凶悪そうなお顔の黒くまに決めました。

このときは三種類ほどの在庫があったのですが、価格が同じなら効果が強めのもので、たまたま無香料がなかったのでミントにしておこうという消去法です。

 

本来はワイシャツなどに使うもののようで、注意書きを読む限り和装品には使えません。

明記のあるNGアイテム:革・毛皮・人工皮革・和装品

ただ私自身は用途を限定しつつ、自己責任において使ってみることに。

  • 染めの範囲が広くない白地の浴衣(色落ちの不安がより少ないもの)。
  • 綿や麻の襦袢、化繊の小物(外からは部分的にしか見えないもの)。

などで実際に使用しました。

結果、古い浴衣では若干胴回り(帯の下)での色落ちがあったのですが、暑さ対策としてはとてもよかったと思います。

 

シンプルな感想としてはこちら。

  • (今回選んだミントの)香りが男性用清涼剤や消臭剤っぽい。
  • ひんやりを感じるのは小一時間。その後は湿布を貼っているかのような、ひりつくような刺激が多少ある。ただその部分での汗はかきにくい。
  • 一日着用してすごした衣類を脱いだ後も、生地に残る汗臭さの軽減が実感できる。
  • 和装時専用にしていた私には、容量が少し大きすぎた。このままのパッケージでは持ち歩きにも不向き。

まとめると、香りに敏感な方と、肌が弱い方は要注意。同シリーズにもっと効果が穏やかなものや無香料タイプがあるようなので、そちらから検討するほうが良いかもしれません。

涼しさの感じ方は徐々に変わり、最初はまさにひんやり、それから冷湿布を貼っている感覚に近くなっていく気がします。これがメントールの効果なのだろうなと。

 

使用の有無で一番違いを感じたのは、帯の下です。このシャツシャワーを使っているときといないときで、汗のかき方が大きく変わりました。圧倒的に噴霧後のほうが爽やか。それだけでも満足だなと思えました。

ちなみに絹、レーヨンなど水に弱い素材や加工された繊維に使う場合は目立たないところで試してからと書かれており、完全にNGというわけではなさそうでした。

和装品NGという部分に目をつむることを前提に、毎回は洗いにくい正絹の襦袢などに使えれば涼しさを確保できるうえに消臭や除菌を期待できるのかも。と思いつつ、まだ少し怖くて使っていません。

襦袢は祖母がつくってくれたものがたくさんあるので、選んで試してみたいなと思います。

 

今回は通販を利用する余裕がなかったのだけれど、後から無香料タイプも存在していることがわかりました。ひんやりの度合い(メントールの強さ?)が少し軽くなるようなので、来年以降はそのときの暑さにあわせてリピート品を検討します。

とはいえ、今年購入したものがまだまだ残っているんです。洋装時ももっと活用すればよかった、商品的には半量ほどのものがあればいいなと思いつつ、コスパの良さも含めてとても満足しています。

 

ネット販売で数千円するものを見かけますが、一本1,500円弱の定価です。

 

本日の猫。

きりっとしたお顔をしていますが、寝起きです。

左下に写っているのは私の指。つつきながら「起きて」とお願いしたところ……

本日は無事におはようチャレンジの成功となりました!

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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