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処方薬の節約に、ピルカッターを購入。

こんばんは、ヤマネコです。

以前「今はなくても問題なし」としていたピルカッターを、昨年末に買いました。

 

ピルカッターというのは、一粒の錠剤を小さく分割するための道具です。

多くの薬は患者の体重や病状などにあわせて種類や分量を調整し、処方されるものだと思います。動物病院の場合も同様で、同じ薬でも大型犬と小型犬では必要量が変わるし、もちろん猫の場合も調整が必要でした。

そしてその分量調整の際、一つの薬を「割る」という形で行うこともめずらしくありません。大抵は病院から処方される時点で「割った状態」にしてもらえるのですが、場合によっては「自宅で割る」という選択肢もあるとのこと。わが家も先生からご指導いただいた上で、割らない状態での処方をお願いすることが増えてきました。

 

尚、すべての薬を素人の私が割れるわけではなく、病院(先生)の方針や処方内容によっては、プロの手に任せるのが患者の体のことを優先した上での最善だと考えてます。

わが家でも「今」処方されている薬に関してのみ、自宅で割ることの許可をいただきました。今後の薬に関しては、その都度相談させていただく流れになります。

 

そんなわけで薬によっては自宅で割ることが増えたのですが、これまでは包丁で割っていました。

それで難なく二等分できていたし、先生に報告した際にも「問題なし」と言っていただけたので、その方法を続けていたんです。

ただ最近になって追加された錠剤の一つが、若干丸みを帯びていた。

写真でもわかりにくくて申し訳ないのですが、右がこれまで出ていた薬、左が新しい丸みのある薬。丸いといっても糖衣錠のようにツルンとした角のない粒ではないのですが、裏表(写真のように置いた状態での上面・下面)がほんの少し弧を描くように盛り上がっている。

たったそれだけの差なのに、これまでの粒と違ってとても割りにくくなりました。いつものように慎重に包丁の刃を入れようとしても、安定せずにとんでいく。なんとか回収できたけれど、このまま続けていればキッチンシンクの排水口に飛びこんだり、冷蔵庫の下にすべりこんだり、面倒なことになりそうだなと、とうとうピルカッターを使ってみることに。

結果、びっくりするほど簡単で、悩みがあっさりと解決しました。

 

私が買ったピルカッター(本来は人用)は、サンクラフトのもの。

最初に見つけたのはもう少しお安くて真っ白なデザインのものだったのですが、調べてみたらこちらは意外と少ない日本製だったので、少しこだわってみようかなと。他を知らないので比べようもありませんが、使用感には大変満足しています。

使い方は、このハの字の部分に丸い錠剤をのせて、蓋を閉めるだけ。ずれないよう、少し斜めに持つ(ハの字が逆さまになるような角度で)のがコツかなと思っています。

ケースを閉めると蓋部分についた刃が錠剤の中央を通って両断されるしくみです。

包丁を使うより圧倒的に楽だし、正確だし、あらぬ方向にとんでいく心配もしなくてすむようになりました。

 

また、更にもう二分割(最初の状態からの四等分)にしたい場合もあるのですが、その場合はニッパーを使うようにしています。

二等分からの、

四等分。

最初はこの四等分もピルカッターを使ってみたのですが、私の扱いが下手なせいかうまく「等分」ができませんでした。それぞれサイズが違うかけらができてしまったんです。そこで先生に相談したら、はさみやニッパーを使う方法を教えていただきました。

キッチンばさみでもよかったのですが、大きい刃で小さな粒をはさむと安定しないことがあって、ニッパーを取り入れてみることにしました。

実はこのニッパー、愛用メーカー(グリーンベル・匠の技)の「爪切り」なのです。

爪切り(一般的な形のもの)の切れ味には満足しており、もし薬用に使いにくければ爪切りとして自分で使ったり譲ったりする道をさがせばいいかなと試してみることにしました。幸いその必要もなく、希望の用途で活躍中です。

 

私が自宅での錠剤カットを希望するようになった理由は、いくつかあります。

  • 品質上、錠剤もできるだけパッケージ(PTP包装シート)から出さずに保管するほうが安心で安全。割る場合も、1~2錠(4~8日分)ずつにしています。
  • 病院によっては「分割・分包料金」が割増しされるので、長期常用薬については節約したい。
  • 分割・分包をお願いする場合、病院での待ち時間も長くなる傾向が強い。いっしょに待つ猫にかかるストレスを減らしたい。

など、すべて先生から教えていただき、なるほどと思ったことでした。

 

常用薬の種類によっては「一ヶ月分」など、多めの量で処方してもらえるため、それだけ保管の問題や病院スタッフさんにかける負担も大きくなります。手数料に関しても毎回の金額は小さいけれど、月単位、年単位で考えていくと数千円になるため、少しでも節約ができたほうがいいかなと。

今回は、ピルカッターとニッパーを買って、2,000円でおつりがくるくらいでした。後は私の手間だけで、今後の猫たちのために新しいスキルを学んでいるのだと思えば大したことはありません。

薬がいらない、病気をしない。そういう意味では使う機会がないほうがありがたいものだし、出番も毎日ではないけれど、これらの道具はそろえて良かったと思います。

 

ちなみにピルカッターは私が買ったとき(昨年末)より安くなっていました……!
(600円くらいで買いました)

 

ある日の猫。

みんな元気でいてくれるのが一番。

でもこの子たちの生涯を預かっている私が一番元気でいなければ、とも思いながら暮らしています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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