新調したパソコンと、見送ったもの。

こんばんは、ヤマネコです。

数ヶ月前の秋半ば、五年ぶりにパソコンを新しくしました。

ツイッターではつぶやいた記憶があるのですが、一年ほど前から少しずつ愛用パソコンの不調を感じ始めていました。動かないというほどではなかったけれど、立ち上げや一つの動作に以前よりだいぶ時間がかかったり、時々ケーブルでつないだ他の機械（プリンタなど）を認識してくれなかったり。プライベート（ブログも含む）でも仕事でも使うものなので、ある日突然壊れてしまったら大惨事になりそうだと思い、そうなる前の買い替えを検討し始めました。

ちょうど友人が似たような条件でパソコンをさがし始めたというのでその情報集めに便乗し、同じメーカーのほぼ同じ機種（オプション違い）を買うことに。一人で高い買い物をするとなると不安もあって尻ごみしやすいけれど、誰かといっしょだと思うとハードルが下がるから不思議です。とはいえ自分の責任で、自分に適しているだろうものを選べたと思います。

十代の頃から数台のパソコンを買い替えながら活用し、残念ながら消耗品であることを実感してきました。大抵の家電はそうだとも思うけれど、壊れてからの再検討でもいいだろうと焦らずにすむものもあれば、一時でも「ない状態」を避けたいものもある。そして今の私の生活において、パソコンは明らかな後者。仕事の連絡、資料さがし、こうしてブログを書くときにも必須のものです。スマホでもできないことはないのだけれど、私にとっては使いやすさの意味で完全な代用品にはなりません。

……今どきの若者についていけない、ってこういう部分から実感するようになってしまうのでしょうか？

とにはかくにも、新しいパソコンを迎えて数ヶ月。最初のうちは慣れない作業、データの移し替え、それにともなう小さなトラブルが絶えず起こってあたふたする日々でしたが、この年末年始でなんとか落ち着いてきたように思います。そうなってしまえば、もう快適。やっと買い替えてよかった、と手放しで喜べるまでになりました。

その買い替えと同時期の頃合いで、もう一つ不調を感じ始めたのがデジタルカメラ。不調というよりはバッテリーの消耗が著しく、以前は一日一度の充電でもよかったのに、再充電が必要となるペースが徐々に早まっているのを感じ始めていたんです。

実はちょうどそのタイミングで液晶画面に大きめの傷をつくってしまいまして、見るたびにどうしても気になるようになりました。誰かにカメラを貸したり、撮ってもらったりするのもためらうくらいの傷なんです。しかもスペアバッテリーが3,000円ほどすることもわかり、もうちょっと出せばセール品のデジカメなら新しく買えてしまうな、というのも悩む理由になりました。

カメラについても、やはり私はスマホよりコンデジのほうが使いやすいと感じてしまいます。毎日たくさん撮影するのでスマホの充電も心配になるし、分けておくほうが管理も楽だなと。とはいえ短期間であれば「ない状態」が続いてもなんとかなりそうだと踏んで、悩んだままこちらはずるずると年末まで放置していたんです。

結果、とうとうそのデジカメでは十枚ほどを撮影したタイミングでバッテリー切れが起こるようになってしまいました。さすがに観念して「新しいカメラ」か「スペアバッテリー」のどちらを買うかを決断することに。

そうしてぎりぎりまで悩み続けた結果、折衷案（？）をとることにしました。

購入したのは「互換バッテリー」。

カメラのメーカーが出している正式なバッテリー（3,000円台）ではなく、互換性のある安価（800円弱）な他社製品です。こういうものは自己責任での使用になるし、私にはその判断がつくほど知識がないので避けるようにしていました。

ただ今回は本体の買い直しを再検討するための猶予をつくる目的で、試してみるのにもいい機会かなと。互換バッテリーがいい働きをしてくれたら願ったり叶ったり、ダメだったら本体を買い直す方向で考え直す。悩みを先延ばしにするための買い物だったともいえるけれど、今のところなんの不具合もなく活用できているのでホッとしました。

パソコンの買い直しはさくっと決められたけれど、デジタルカメラは悩んでしまいました。まだまだ現役で使えるし、とても気に入っていて使い勝手もいいから。ちなみに修理する場合の費用は新調するのと大差がないようです。

カメラ自本体が壊れていたら悩むまでもなく新調していました。
本体に不満がなく、バッテリー切れだけならスペアを新調していました。

結果的に選んだのは折衷案で、コストを抑えつつひとまず問題の解決となる互換バッテリー。

一言で「互換性のあるもの」といっても自己責任であることは変わりなく、またメーカー純正品でないことへの不安は常に残ります。ただ今回のような状況では救いとなる選択肢でした。

このまま長く使えることを願いつつ、これが使えなくなったらやはりカメラの新調を検討しようかなと思っています。