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コーヒー、フィルターの奥深さ。

こんばんは、ヤマネコです。

百円ショップで購入したペーパーフィルターを愛用しています。

昨日のブログでご報告したとおり、私はそんな調子であまりこだわりがないのですが、色々調べているうちにその奥深さに感銘も受けていました。

注目したポイントは三つ。

  • 紙の厚みが、コーヒーの濃さに影響する。
  • 紙の色(漂泊の有無)は、紙自体のにおいに影響する。
  • 紙のクレープ加工(表面の凹凸)には、豆の焙煎方法とも相性がある。

形(円すい型と台形)も影響するそうなのですが、これは以前調べたことがあったので割愛。今回は同じ形のフィルターに、更なる違いがあるということを知って驚きました。

たとえば深煎りのコーヒーを濃い目に淹れたいとか、胃にやさしい薄めのコーヒーを(それでも)飲みたいとか、目的によって使いやすいペーパーフィルターが違うようです。

 

最近私が手にした二枚のペーパーフィルターは、さわっただけで厚み(柔らかさ)の違いを実感しました。とはいえ単にメーカーによる個性や、場合によっては品質の違いだけなのだと誤解していたんです。

そんな紙の厚みは味に影響するのだそう。紙が薄いとお湯が抜けやすくなり、その結果、成分が抽出されにくくなる、つまりコーヒーが薄くなるとのことでした。やはりドリップしたとき、少しでも長くペーパーの内側にお湯がとどまっているほうがしっかりとした濃い目のコーヒーが飲めるのだろうなと。

ちなみに愛飲しているコーヒーは粉末と呼べるくらいの極細挽きで、他社のコーヒー(たとえば粗めの無印良品のもの)に比べて落ちるのが少し遅いんです。

(たまたまいつもの半額での販売を見つけて多めに買いました)

これは今回試した二種類のペーパーフィルターどちらでも実感できたため、そこまで相性の悪い厚みではないのかな? と素人判断しつつ満足しています。

 

それから色については、漂白された真っ白なものより、未晒しのフィルターのほうがなんとなく好きです。雰囲気がナチュラルな点もいい。

というのは私の感覚的な好みの話。コーヒー通の間では漂白された白いフィルターのほうが、紙のにおいがしないという理由で好まれている、というのも今回初めて知りました。

(漂泊工程自体に問題があるという認識は一切ありません)

ただそのにおいというのも微々たるもののようです。よほど嗅覚が研ぎ澄まされている方や、においに注意を払っている状況でなければ気づかない程度だそう。幸か不幸か私自身はまったく気になったことがありません。

もし未晒しのほうのにおいが気になる場合、一度湯通しをすると解消するという知識も得ました。

  1. ペーパーフィルターをいつものドリッパーに装着する。
  2. 挽き粉を入れず、空のままの状態で熱湯を回しかけてお湯をドリップする。

ペーパーフィルターを湯洗いするような感覚で。その後で新たに挽き粉を入れ、いつもどおりコーヒーを淹れるだけ。そんな対策方法があることも覚えておこうと思います。

 

そしてこれまで完全にデザインの違いだと思いこんでいた、ペーパーフィルターのクレープ加工(表面の凹凸)も味への影響があるのだそう。

メーカーや商品によっての違いもあり、たとえば浅煎り用の専用フィルター、深煎り用の専用フィルターといったものも販売されているようでした。

たしかにこの二枚ですら違いはあるような。もっと明確な違いを持つペーパーフィルターも存在するそうで、今後別の商品を手にする機会があれば気にしてみたいと思います。

 

それとは別に、そもそも専門メーカー品ではない安価なペーパーフィルターの中には、同じパッケージに収まっている数十枚の厚みや加工にもばらつきが、という問題がありえるのだそう。ペーパーフィルターに限らず、文具や日用品でもそういう面はあるので納得です。

高いものほど個体差がない。
つまり一枚(一点)ごとの当たり外れがない。

そうなると本当に味にこだわる方が安価なフィルターを避ける理由もわかる気がしました。

 

色々と調べてみる中で、思いがけずペーパーフィルターにも様々な選び方があることを知りました。ただ昨日も書いたとおり、私は現状コスパ優先。そこまでこだわることは難しいと思いつつ、知識としてとても興味深く思います。

たとえば毎日は無理でも、特別な日のコーヒーに活かせたら幸せな一杯を楽しめそう。せっかく得た知識なので、そんな取り入れ方も試していこうと思います。

 

本日の猫。

伸びる兄猫。

先日のスキンシップはもちろん彼にも実践します。

きっちり全猫の全身をチェックするというよりは、さわれる子の、さわれる部分から。ゆるく毎日がルールです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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