こんばんは、ヤマネコです。
知人宅で不用になったという、ウレタン素材の寝具をいただけることになりました。
当初は処分予定で手伝い(可燃ごみに出すため小さく切る作業)を頼まれたのですが、さわってみたところ悪くない感触。処分理由も「劣化」ではなく「サイズ変更」による買い替えとのことで、猫たち用のクッションとして引き取らせてもらうことに。
同じくいただきものの座布団カバーにあわせてカットし、先月末から愛用させてもらっています。
マット自体はトゥルースリーパーという製品のダブルサイズ。十年近く使っていたそうで、改めて別サイズの同商品を買い直したそうです。そのくらい寝心地を気に入っているのだと絶賛されていました。
今回のマットに関しては完全な中古品。色も黄色くなっている(変色はウレタン素材全般の特徴だと思います)し、他にも多少の経年劣化が始まっているはずですが、それでも反発力ややわらかさなど、思いのほか気持ちがよくてびっくりしています。
でもこのマットで一番驚いたのは、カッターの刃が使えないと気づいた瞬間でした。
まずは、刺さらない。刃先も、切っ先も、押しつければ柔軟にへこむのですが、力を抜くと押し返してきて、傷一つつきません。押さえつけてなんとか刺したのですが、刃がそれ以上は進まない。新品に替えたばかりのカッターの刃を反発するクッションって本当にあるんだ、と感動するほど。経年劣化で硬化していないのもすごい。
いくら低反発素材でも「これまでのウレタン」はカッターや包丁でさくさく切っていたので、途方にくれました。最終的には裁ちばさみでなんとか予定どおりのサイズに切ったのですが……
切れ味のいい裁ちばさみでも断面をきれいに整えるのは難しくて、カバーで隠すことを前提に途中であきらめ、この完成度です。
こうして再利用する上では「切りにくいこと」がデメリットでしたが、そういう特殊素材だと考えると、今更ながらに寝具としての使用感はどんなものだったのかと猛烈に気になり始めました。調べてみるとレビューには賛否両論あるけれど、実際にさわったり、加工したりしてみた限りでは、これまで私の身近にあったような低反発素材とは明らかに違うことを感じています。
仮に、何かとがったものを落としてカバーが破けたとしても、きっと本体は無傷。それは長持ちにもつながりそう。
座布団でも体の一部をのせることはできるけれど、どうせなら切る前に一晩寝転がってみたかった、というのが後悔ポイントでした。
とはいえ、とてもいい座布団ができたかなと。
大きいまま持ち出すのが大変そうだったので、道具だけ持ちこんで現地(知人宅)で作業をさせてもらったのですが、見ていたご家族が再利用案を気に入ってくださり、みんなでこの座布団を山分けしました。
肝心の猫の反応はというと、やや微妙。少し前に「新しいクッションに猫をのせたら跳ね上がった」といったことを書いたのですが、まさにこのクッションのこと。
私が興味をそそられる寝心地は、猫を飛び上がらせるほどのものだったようです。
(コメディ作品のような跳び方で、大変かわいかったです)
初日の様子を見る限りではうちの猫メンバー全員に使ってもらうのは難しいかなと思ったのですが、しばらく放置しておいたら自分から感触の再確認(?)をしに行って、最終的にはこのとおり。
気に入ってくれたようで何よりです。
ウレタンマットも、座布団カバーも、知人からのいただきもの。作業はセルフで諸費用なし。おかげで切断面は素人仕事もいいところだけれど、カバーをかけてしまえば使用感に悪影響はありません。
もとより猫が(それと猫を抱く私が)使うものなので、十分すぎるほどの品質のように思います。
猫たちのベッドには「ばけつ型」のように小さく収まれるタイプにも人気があるのですが、夏場はノビノビすごしたい子もいるようで、それぞれの好みにあわせて使ってもらえたらいいなと、今夏のインテリアに加えました。
そして週末の猫。
どん、どどん。
今週末は近隣数箇所でお祭りがあって、日中にも何度か花火が鳴りました。
花火には顔を上げて反応するくらいなのに、なぜクッションの初タッチで跳んだのか。しばらくは解けない謎に悩み続けてしまいそうです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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