こんばんは、ヤマネコです。
昨日のヘアブラシに続いて、私の湯シャンの流れを描いてみました。
湯シャンとは?
シャンプーなどを使わず、お湯だけで丁寧に洗う洗髪方法です。
シャンプーの要不要について
湯シャンに関しては、専門家の中でも賛否両論あるそう。
スタイリング剤を使わなくても、定期的にシャンプー剤を用いる理由は存在すると、複数の専門家が指摘しています。植毛外科認定専門医(ニューヨーク市)のDorin氏は、「頭皮からは、皮脂、乾いた汗、汚れ、死んだ皮膚細胞を定期的に洗い落す必要があるが、『ノー・プー』をうたう製品ではこうした汚れを十分に落とせない。また、シャンプー剤を使わない人は、真菌や細菌への感染リスクがある」と指摘しています。
シャンプーを使わない「湯シャン」は危険か?米医学界で大論争 – まぐまぐニュース!
※引用文中の「ノー・プー」とは「ノーシャンプー」、湯シャンのことです。
一時的な治療的湯シャンと違い、日常的に取り入れるケアとしては不安があるのも確か。そもそもの髪質、肌質(頭皮)、ときには水質や環境、同じ湯シャンでも洗い方、その他のケア方法など様々な要素から導かれる「合う・合わない」もあるようでした。
私(素人)が体感しながらの見解
個人的には、湯シャンを続けながら地肌や髪の状態を確認し、必要性(たとえばべたつきや指通りの悪さなど)を感じたとき石けんシャンプーを併用しつつ、じきに一年が経ちます。
夏は石けんシャンプーメインにしていましたが、それ以外の季節は湯シャン中心で、今のところ大きなトラブルもありません。特に何がよくなった…というよりは、シャンプーを使っていた頃を変わらない状態を保てているという発見がありました。
そんな私なりの洗い方を、イラストでまとめさせてください。
私の湯シャン
2016年1月スタート。
夏場だけ休み、そろそろ一周年になります。
わが家の条件
- 同居家族の中で、湯シャンをしているのは私だけ。
- 石けんシャンプー・クエン酸リンスは家族のために常設。
- 家族内での入浴順は常に私がラスト、一人で入る。
- 私の入浴後は湯を抜いて、バスルーム全体を掃除して出る。
- 私の髪質は、剛毛、直毛、多めの重め。
- 入浴剤はセスキ炭酸ソーダ大さじ1~2のみ(市販品は使わない)。
入浴順は私が最後、そのあと必ず掃除、というのも私が続けるための重要なポイントでした。
実際の流れ
ここからはイラストで。
乾いたままのブラッシング+髪を濡らす
冒頭にブラシの画像を入れましたが、まずは乾いた髪のブラッシングから。その後いざ浴槽に入る前、身体を洗うついでに髪を濡らしておきます。
湯船で予洗い
そして入浴するのですが…
湯につかりながら髪を洗ってしまいます。この洗い方をするための入浴順(家族内で最後)、とも言えます。
たっぷりの湯で洗う必要性
もともと私は湯シャンに失敗した経験があります。ギトギトがひどくて続かなかったのですが、それでもなんとか…とあれこれ洗い方を試した中で、「湯の中で洗う」のが一番という結論になりました。
- 髪の毛が絡みにくい
- 頭皮に指が届きやすい/マッサージしやすい
- 無駄な流水(節水)を気にせずじっくり洗える
じっくり洗える、というのが私にとって湯シャン成功の鍵だったかもしれません。この部分を適当にしてしまうとフケなどの問題が出てくると思うので、その点でも溜め洗いが理想的でした。
入浴順もポイント
ちなみに、私の後に家族が入浴する予定があれば浴槽を使うこの方法は避け、洗面器などで溜め洗いをすることを自分なりのマナーとしています。
シャワーでのすすぎ
湯の中でじっくり洗ったら、その後シャワーですすぎます。
これも今は湯船の中で。シャンプー剤などをつけていないので私はあまり気にしません(これも後に家族が入浴するなら避けます)。
湯船の中でここまでできると、冬の洗髪も寒くないので快適。
洗面器でクエン酸リンス
これでおしまいの方もいらっしゃると思いますが、私はこのあと週に1~2回クエン酸リンスを使用します。入浴剤にセスキ炭酸ソーダ(アルカリ性)を使っているためか、このまま終えるとちょっとだけギシギシすることがあったためです。
クエン酸リンスは以前の記事で書いたものとほぼ同じ配合でつくり置き、それを洗面器で希釈して使用。使う前に洗面器は洗います。
この洗面器の中身を、ザブンとかぶってもよいのですが…
せっかくなので毛先からちょっとずつ浸し、指先で髪をすきながら丁寧に中和。後頭部などもちょっとずつ浸せればよいのですが、最終的には結局、希釈液(洗面器の中身)をかぶります。
クエン酸とグリセリンについて
この濃度のクエン酸やグリセリンは多少口に入っても、また身体についてもまったく問題ないと思いますが、クエン酸水は目に入るとしみますし、肌が弱い方はお気をつけください。
クエン酸リンスをすすぐ・タオルドライ
それからもう一度、今度は洗い場にてシャワーで流し洗いをし、タオルやキャップなどで髪をラッピング。
この状態でもう一度湯船につかったり、身体を洗いなおしたりと通常の入浴をします。
最後に湯船のお湯を抜きながら、全体の掃除や洗面器などの小物を洗う…という「家事」の流れもついでに済ませて終了です。
以上はマイルールです
一連の洗い方は私なりに模索した方法なので、これが正解というわけではありません。そもそもここまでしなくても快適に湯シャンができる方や、湯船の中で髪を洗うなんて生理的に無理!という方もいらっしゃると思うので、この点は「人それぞれ」ということでご容赦ください。
まとめ – 一年間続けてみて(夏を除く)
前述してしまいましたが、夏場以外の問題は特に感じませんでした。
私自身の体温の高さや代謝の関係で夏の湯シャンには苦戦しましたが、この季節は本当に快適。シャンプータイムが寒くないし、髪に発生する静電気もほとんど感じない秋冬を過ごしています。
シャンプーを使って洗った満足感がない代わりに、常に自分の髪や地肌の状態を指先でしっかり確認する習慣がつきました。
昔は一本数千円のシャンプーを使っていたこともあり、初めて湯シャンを知ったときも受け入れがたい気持ちになりましたが、今は問題なく続けながら、「自分の状態」には常に敏感でいようと思っています。
以上が私の湯シャンの流れと感想でした。
イラスト化のリクエスト募集
これまでの流れと直接的な関係はないのですが、この湯シャン方法(湯船で洗う~クエン酸リンスなど)は、一年前に記事にしたものとほとんど変わっていません。
その記事に対しイラスト化希望のリクエストをいただいたのが数ヶ月前(昨年)のことです。自分でも読み返し、たしかに文章だとパッとしないな…と感じてからちょこちょこ描き始め、ようやく公開となりました。
私の説明力では文章でもイラストでも「分かりやすさ」のレベルは大差ない気もするのですが、たとえば「昔のあの記事の文章、わかりにくかったからイラストにしてほしい」「新しく質問したいけど、文章での回答は不安」などにお心当たりの方がいらっしゃいましたら、イラスト化のリクエストをいただけないかと思っています。
要項
- 内容は過去記事について、新しいご質問など、なんでも。
- 公開まではお時間をいただきます(場合によっては数ヶ月)。
- メールフォームよりご連絡ください(匿名でも構いません)。
- 公開後、個別にご連絡はいたしません。((時間がかかることが予想され、公開時、まだそのことに興味を持たれているかわからないので。))
- 必ず描くことをお約束するものではありません。私の技術的に難しいこと、内容的に答えられないことなど、その都度検討しますがご希望に添えないことも多いと思います。
100%お受けできるというものではないのですが、今後の更新にも活かしていきたいので「ご指摘」の感覚でいただけますと幸いです。
本日の猫。
あったかさに快適さと違和感を覚えながら過ごしたお正月…
わが家ではようやく、そろそろ、クリスマスツリーなどを片づけようと思っています(顕現節明けに)。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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