こんばんは、ヤマネコです。
少し前のことなのですが、マグカップを割ってしまいました。
通販で買ったものだったので履歴をさかのぼってみたところ、購入したのは2007年。今年で14年目の愛用品でした。
弟猫の写真をのせてしまいますが、犯人は私です。彼ではなく、人間である私が割りました。
寝起きでぼんやりとした頭のまま、トレイにのせた食器をキッチンに運ぼうとしたところで、バランスを崩しました。自分自身は踏ん張ってなんとか転ぶのを耐えたけれど、傾いた盆上のものは流れるように床に落ちていき、唯一割れたのがこのマグカップ。
写真のとおり本体部分は無事だったけれど、持ち手部分が木っ端みじん。
そばに猫たちがいたため条件反射でかけらを回収し、それ以上散らばらないようにとカップの中へ。
不幸中の幸いというかなんというか、こぼれた中身は水でした。乾くとべたつきそうなジュースや、万が一にも猫たちの口に入れたくないカフェインの類でなかったことだけは救いだったと思います。
このマグカップはワンニャン用の「水飲み用のうつわ」である、ヘルスウォーターシリーズから出ていた人間用アイテム。猫たちに買ったうつわがすごくよかったので、おそろいで自分用にもほしくなって買いました。
当時の私にとってはすごく高い食器(2,000円弱)でしたが、がさつな私の手元で十年以上無事だったことを思えば、とても丈夫で使いやすいカップだったと思います。
ずっと白湯やお茶を淹れるのに愛用していたのだけれど、実はここ二年ほどは、お仏壇に供える仏具として使っていました。
自室にコンパクトなお仏壇(歴代猫たちのスペース)をつくったため、もともと水入れとして使っていた予備のヘルスウォーターシリーズだと大きすぎて置きにくくなったため。代わりの食器をどうしようか悩んでいるうちに、ひとまず、と使い始めたのが同じシリーズのマグカップだったんです。
毎朝このマグカップの水を入れ替えて、お線香をあげる。それが習慣化して一年強。この日も同じように遂行しようとマグカップをトレイにのせて動き始めたところで、前述の惨事となりました。
本当にもう、情けない限り。
かけらをかき集め、こぼした水を拭き、ガムテープで掃除し、ほうきで掃き、念入りに掃除機をかける。そこまでは勢いでできたけれど、一通り片づけ終わった後に割ってしまったマグカップをキッチンの流しに運んだところで、なんともいえない気持ちで大きなため息が出ました。
本当に、本当にもう、情けない限り。
大事なマグカップを割ってしまったことも悔やむ気持ちでいっぱいだったけれど、その日、その後、お仏壇に供えるためのうつわがなくなってしまった。
とりあえず他のマグカップでも、グラスでも、なんでもいいから今日をしのごうと悩んだ結果、以前購入したスターバックスのリユーザブルカップを使うことにしました。
パン部と自宅を往復する際、外へ持ち出すことを考えて割れにくく軽いカップがほしいと思い買ったもの。ただ現在(コロナ禍で)はパン部の活動自体が縮小気味なので、このカップもだいぶ出番が減っていました。というわけで、本来の用途で活用させられるのもまだ先になると判断し、今は仏具として役立ってもらうことに。
軽いし、落としても割れにくいし、運ぶときだけでも蓋(飲み口はあるけれど、かちっとはまる)をすれば仮に倒しても悲惨なこぼれ方はしないかなと。
やはり地震などの揺れを考えても割れないものがいいのかなと思ったり、本来の倒れにくい(背の低い)猫用のうつわを使うのが理想だなと思ったり、そのためにはお仏壇スペースの見直しが必要だなと考えたり。同じマグカップを買い直すのも手だな、とも思うのだけれど、また割ってしまうかもという心配もあって二の足を踏んでしまう。この一ヶ月、お盆の前から色々悩み続けていました。
結局のところまだ答えを出せておらず、今日もお仏壇に供えているのはスターバックスのプラスチックカップ。趣も何もないように思うけれど、しばらくはこれで許してください、と念じながら、毎朝水を汲み直しています。
本日の猫。
まるで犯人のように写真を使われた(私が使ってしまった)弟猫の表情がこちら。
「こんな扱い……ひどいです……」
「いつも(割と)いいこにしてる(時間もある)のに……」
そのとき、兄猫が近づいてくる音がしました。
ここからが彼の本領発揮タイムです。
(この後、お兄ちゃんにとびかかっていきました)
(「いいこ」はどこに行ってしまうのか)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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