こんばんは、ヤマネコです。
今日は朝から、ちょっとした恐怖体験をしました(ホラーではありません)。
※今回の記事内に、猫写真以外の画像はありません。
朝、家族が出かけたあとにキッチンで夕食の下準備をしていたら、リビングからものすごい足音(猫)が響いてきました。また運動会かな? と思ったのですが、いつもとは違う感じ。
そして思わずわき上がったのが、既視感。
先日とうとうGが現れた時、猫たちの反応は違ったけれど、同じような胸騒ぎがしたのです……それがまた? 朝から?
放っておくわけにもいかないので、確認しに行ったところ……案の定の光景でした。ただしGではなく、セミ。
しかも室内で、猫が咥えてる……!!!!
そして捕獲したまま独走する猫を、他の子たちが総出で追いかけている。そんな地獄絵図(?)でした。
たびたび書いていますが、私は虫が苦手です。セミに関して言えばGほどではないけれど得意なわけでもなく、怖くてさわれないのは同じ。遠目で見ている分には平気だし、鳴き声を聴く分には(うるさいと感じることもありますが)「夏だな」と思うだけで嫌悪することはありません。
でも、家の中にいるのは別。
しかも、猫が咥えているのは完全に許容範囲外。
そんなわけで一気に冷静さを失って、やや半狂乱になったまま猫を怒鳴りつけ、その声に驚いた猫がセミを口から落としました。ホッとする間もなく、落ちたセミに飛びつかんばかりの他の子たちを再度怒鳴りつけ、人(猫)払いをするところまでが無我夢中。
困ったのは、そのあと。
恐々ながら生きていることを確認できたセミ。どうにか外に還したかったのですが、なぜか飛ばないのです。
セミって死んだふりをするのだろうか?
それとも気絶してる……?
まさか、死んでしまう……?
成虫としてはわずかな間しか生きられないのに、こんなところで最期を迎えさせるのは悲しすぎる。
とにかくその場に放置するわけにはいかず、外に連れ出すために(直接さわれないので)何かないか? と探した結果、ひねり出したアイデアが冒頭の写真に写っていた大きな紙でした。
普段は絵を描くのに使っているもので、使い切った後は捨ててもいいと思っている消耗品。もったいないとか四の五の言っている場合ではなく、この紙の端っこを持ってセミを掬い上げ、ベランダに連れて行くことに成功。
謝罪しながら紙のままそっと下ろし、数分後に飛び去っていく様子を見て、ようやく安堵できました。怖かった。
というのは、今回の記事の前置きです。
一通り終わってから、ふと考えたんです。こんなとき、普通はどうするんだろうか、と。
セミくらいならつまんでしまう女性もいるかもしれませんが、先日のGの記事にいただいたメッセージでは「家族を呼ぶ」とか「(同居していなくても)彼氏に連絡する」とか「息子(小学生)になんとかしてもらう」と言う声もあって……ああ、それができたら女性としてかわいいな、と思ったのです。
そういえば友人(女性)が一人暮らしの頃、部屋にGが出て、県外に住む彼氏に泣きながら電話したら高速を飛ばして助けに来てくれたので結婚した、という話を思い出しました。当時はそんな馬鹿な、と思ったけれど、「頼ってもらえる」「頼らせてもらえる」って、人間関係の上では「信頼」を生む大事なコミュニケーションのひとつなのかもしれません。
私は大抵のトラブルを一人でなんとかしようと考えて、動き出してしまうタイプ。他人に迷惑さえかけなければ悪いことではないと思うのですが、過去には「可愛げがない」とか「頼ってもらえないのが寂しい」と言われたこともありました。どの程度なら他人を頼っていいのかは、未だに判断がつきません。
家族間であってもルール(家事分担など)や定番の頼みごとであればお願いできるけれど、それ以外だと言い出す前にドキドキします。真っ先に考えてしまうのは、その依頼は本当に必要か? 自分でなんとかできるんじゃないか? そんなこと。
私が持ちたくても持てないのは、社交性や可愛げ。
持ちものの整理以上にそっちの必要性を考えたほうがいいのかな…と感じる、ひぐらしのなく頃合いの話。
本日の猫と、そんな理由から出してきた紙。
こっちから入って、
こっちから出る。
交代で入って…
出さない!
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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