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猫に、またたびしごと。

こんばんは、ヤマネコです。

今年もまたたびの枝(つる)を手に入れました。

またたびは落葉のつる性植物。秋には落葉してしまう葉は、この季節だけ部分的に白い色をまといます。

全部の葉というわけではないらしく、花に近いほど白くなっている確率が高いそう。この白い葉も夏に向けて徐々に緑色に変わっていくので、「素人が見つけやすい」のは今の時季だけといえるのかなと。

山あいなど、日陰で涼しい場所に自生するのをよく見かけていたのですが、知人が持つ敷地内でも育っていて、わが家では毎年それを分けていただくようになりました。

 

メートル単位でつるを譲ってもらい、自宅に持ち帰ってから小さく切り分けました。花のついた部分をかざったり、丈夫そうな部分を挿し木として試したり(ちなみに昨年の挿し木は全滅してしまいました)。残った部分も使いやすいサイズにはさみを入れて、私は乾燥させて使うようにしています。

水分を抜く理由は、保存が利くように。
(写真の葉に水滴がついているのは、洗った直後のためです)

枝はとがった部分を切り落とし、葉も一枚ずつ広げ、それぞれ丁寧に洗ったものを盆ざるに広げ、あとは待つだけの作業です。

 

昨日から室内干しを始めて、まだ二日目。

数日間かけてしっかりからからに乾燥させると、にぎるだけで粉砕できるような状態になります。

 

市販の「またたび粉末」は、実を粉砕しているものが多いようです。つるや葉だと人間の嗅覚ではあまり強い香りを感じられませんが、うちの猫たちはものすごく反応してくれるので使い道も色々。

  • 手づくりおもちゃ(蹴りぐるみなど)の中に入れる。
  • 市販のおもちゃといっしょに、密閉袋の中でしばらく保存しておく(おもちゃに香りを移す)。
  • おもちゃ本体に、粉末状のまたたびをひとつまみふりかける。

食べさせるというより、主に猫が香りを楽しむものとしてつくっています。

乾燥枝のほうはとがった部分を処理したあとで猫たちにそのまま渡すことも。事故が起こらないよう、一定時間で回収することだけは続けていきます。

いずれの使い方でも、うちの猫たちは大興奮。心配になるほどの興奮状態で時間制限(?)を設けながら遊ばせるのがわが家の日常。「またたびに反応しない猫もいる」という話(事実だと思う)、私にとっては信じがたい都市伝説のような認識になっています。

 

通常の季節しごとは、人間が楽しんだり、心地よく暮らしたりするためのものごとだと考えているけれど、猫も家族として暮らすわが家では「またたび」を扱うのも大切な恒例行事の一つになっています。

 

そんなことが家の中で行われている、昨日今日の猫。

なんか……なんか、においがするんだよ……。
(彼はわが家に来た昨秋以降、生またたび初体験)

手、いつものにおい(最近はぬか漬け由来)じゃない……なにこれ……いいね……。

こんな敵陣(?)のど真ん中、乾燥またたびを完成させるための「干し場を決める」のが一番大変な作業です。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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