こんばんは、ヤマネコです。
来月で「マキタのハンディクリーナ」を使い始めて5年目に入るので、久しぶりに感想などをまとめさせてください。とても長いのですが、「どれがオススメ」かの個人的な感想は最後に書いています。
今回使用した画像の一部は、2012~2013年撮影のものです。
コードレス掃除機への不安
猫の毛がふわふわ舞う我が家、ほうきだけでは心もとなく掃除機が必要でした。理想はサッと使えるコードレス。ただ旧宅で購入した、とあるメーカーのコードレス掃除機がとにかく充電時間が長い上にパワー不足。新しく買うならコード付きにしようと一時は考えていました。
マキタのコードレス掃除機
そんな折、建築現場などで業務用として使われている「マキタ」のハンディクリーナを知り、現場プロの感想なども聞かせていただいてから、これなら安心だなと購入を決めました。
デザイン性
白黒ボディが私にとっては好みでした。基本は収納しておきますが、目にうるさくないデザインというのは理想的です。
形状
重心(ゴミを溜める部分)が手元に来る分、すこし動作が重くなりますが、先端が軽くなって小回りが利きます。また狭い場所にも入りやすく、家具家電の下もスイスイ掃除できました。
LEDライト
掃除機の吸込口を照らすように、ライトがついています。これ「いらないと思っていた…けど、使ってみたら便利!」という侮ってしまいがちなお役立ち機能。たとえば引出しの奥など、ちょっと薄暗い場所で本当に活躍してくれます。
付属品
標準セット
- 本体
- 延長ホース
- サッシノズル
- 紙パック10枚+高性能ダストバッグ(くり返し使用可能) / 高性能フィルター
- バッテリー
- 充電器
- 取扱説明書
その他アタッチメント
純正別売り品に、フレキシブルホース(柔らかいパイプ)や絨毯用ヘッドなどがあります。その他、市販のブラシアタッチメントの対応品も多く、100円ショップでも購入できるそうです。
標準ホースなども写っています。
個人的に一番活用している別売りアタッチメントは「フレキシブルホース」でした。毎日使うわけではないのですが、これがないと届かない場所が家の中に複数あったので。
リチウムイオン電池
上位機種の18Vの場合、22分ほどの充電時間で20~40分使用可能。コード付きのものと比べれば活動限界はありますが、コードレス掃除機の中ではマキタがダントツで「短い充電時間+長い稼働時間」かなと。充電が切れてしまっても、一休みしている間に満充電に戻せます。
また一般的な「充電池」は、使わなくても時間と共に放電されてしまうそう。その点リチウムイオン電池は、満充電にしておけば、しばらく使わない期間があっても再充電なしでパワフルに動いてくれます。
(掃除機は毎日使っているのですが、電動工具で実感できました)
他社のコードレス掃除機は、電池の寿命=掃除機の寿命(或いはメーカーを通してのメンテナンス)という場合が多いのですが、マキタのクリーナは「電池のみを買う(素人が交換する)」ということができるため、粗大ゴミを減らせるメリットもありました。
選び方(大きな違い・選択肢)
- パワー
- スイッチ方式…ワンタッチ / トリガー
- 集塵(ゴミ捨て)方法…紙パック / カプセル
例外(後述)はありますが、基本は「ワンタッチ式=紙パック型」「トリガー式=カプセル型」です。
パワー(バッテリー)
今回はリチウムイオンバッテリータイプだけを記事にしています。
- 18V(BL1850/BL1840/BL1830)
- 14.4V(BL1450/BL1440/BL1430/BL1415N)
- 10.8V
- 7.2V
14.4V以上(上位機種)と、10.8V以下(軽量機種)でデザインが異なり、パッと見、白黒なのが上位機種、ロゴ以外は単色なのが軽量機種。
バッテリー形状や重さ、充電&連続使用時間の違いも開いていきます。
上位機種と軽量機種
吸引力や20分以上の使用を重視するならバッテリーの数字が大きい上位機種を、価格や軽さを重視するなら数字が小さい軽量機種を選ぶと安心かなと思います。
最軽量機種7.2Vの場合、充電時間も30分程度と短いですが、連続使用時間が約8~16分(強弱)とのことなので、すこし広いお宅のメイン掃除機として使うにはスタミナ不足を感じるかもしれません。
重量
機種によりますが0.81~1.5kgくらいで、パワーのあるバッテリーのほうが重くなります(パワーを選んだ時点で重さが決まる感覚)。
ペットボトルなどを持ってイメージすると良いかもしれませんが、実際には「床を滑らせるように短時間使うもの」なので、1.5kgでもそんなに負担は感じませんでした。
スイッチ方式
こちらの写真は、二台とも「ワンタッチ式」です。
ワンタッチ式
「HIGH/LOW(ON)」と「OFF」のボタンがそれぞれあり、二度押しすることで強弱の切り替えが可能。一度押せば吸塵し続けるので「握力の弱い方・ずっと握り続けているのが難しい方」に向いていると思います。
また、通販生活仕様のCL103DXに関しては、強弱のパワーモードに加え「ターボ」という一段階上があります。
トリガー式
「トリガー」を引いている間だけ吸塵し続け、離すと止まります。こまめな切り替えがしやすいので、「ON/OFFを繰り返すことが多い方」に向いていると思います。
トリガー式には強弱の切り替えがついておらず、常に「強」でパワフル吸塵するのも強み。逆に「弱」で十分な掃除が多い場合には、もったいないかもしれません。
集塵方法
一部のフィルターや部品は旧式の標準品です(現行品とは異なります)。
紙パック型
昔ながらの紙パックで、10枚400~500円前後。コストがかかる分メンテナンスは楽です。また、万が一「虫」などを吸い込んでしまったときのことを考えると、私としては紙パックの圧勝。
また紙パック以外に「使い捨てないフィルター(高性能ダストバッグ)」を取り付けることもできるので、汎用性が高いのはこちらです。
※一部のフィルターや部品は旧式の標準品です(現行品とは異なります)。
カプセル型
本体の一部が集塵用カプセルになっていて、その中身を捨てるタイプ。
使用頻度が高く、特に固形物(たとえば、猫のトイレ砂など)をたくさん吸い込む可能性があるなら、カプセル式が経済的。消耗品ストックを気にする必要もありません。
※一部のフィルターや部品は旧式の標準品です(現行品とは異なります)。
自己責任ですが、カプセル部分など通電しないパーツは丸洗いしても使えたので、こまめなメンテナンスが苦でない方なら衛生的に使いやすいと思います。
二台持ち
一台目のマキタにとても満足し、その数か月後に二台目を購入しています。
- 十猫以上と暮らす中、掃除機は高頻度で使う。
- 戸建てで階段を挟んでの移動があるため、各階に欲しい。
- 家族私室の掃除は各自で行う(使う人間が一人ではない)。
などが理由でした。
また、結果的なメリットですが、片方の掃除機でもう一方を掃除することも可能なので、とても便利に使っています。
一台目:CL182FDRFW(本体+バッテリー+充電器)
2012年4月に購入。
こだわったのは「ワンタッチスイッチ」と「紙パック」の二点。そうなると選択肢はパワーだったのですが、この時点ではコードレスにまだすこし懐疑的だったこともあり、後悔したくなかったため上位機種(18V)を選びました。
一台目:CL182FDRFWの感想
ひとつの目安として、(コードレスで)猫のトイレ用の「木製砂(粒)が吸えること」が条件でした。紙製などと比べてちょっと重いんです。これは当時交流があったブロガーさん(数年前にブログ終了)が記事にされていたのがキッカケで、自宅でも試してみたところ成功しました。これが吸えるなら他のゴミは大丈夫だろう、という感覚です。
小回りも利いて、高所の掃除にも持ち回りやすく、非常に満足。
前述どおり、当初コードレス掃除機に対しては懐疑的だったのですが、マキタはとても使い勝手よくパワフルに働いてくれて、不安が払拭できました。
二台目:CL141FDZW(本体)BL1430(バッテリー)
2012年(一台目の半年後)に購入。
充電器は一台目のセットに入っていたものを使いまわせると知り、「本体」と「バッテリー」のみを購入。当時「本体+バッテリーのセット」というのはなかったため、バラ売りされているものを買いました。
二台目:CL141FDZWの感想
二台目に選んだのは、一台目よりパワーが下のタイプです。でも「猫のトイレ砂」は吸えました。吸引の音の違いでパワーの差を実感できましたが、掃除への不満はなく、一台目にこれを買っていたとしても満足できたと思います。
購入当時、CL141FDZWの特徴は「カプセル型唯一のワンタッチスイッチ」であることでした。私はスイッチは「ワンタッチ」が理想、でも「カプセル・紙パック」両方欲しかったので、あえてワンランク下げたこちらを二台目に迎えました。
現行品では「カプセル型+ワンタッチスイッチ+18Vバッテリ」のCL181FDRFWという機種が出ています。
購入はインターネット
私が購入した当時、近隣のホームセンターではマキタの掃除機は扱われておらず、結局実物を見たのは、実際に建築現場などで使われていたものだけで、商品比較から購入まですべてネット上で行いました。
実物を確認できる場所
最近は割と多くのホームセンターで扱われているのを見かけます。
家電量販店にもあるかもしれませんが、マキタはもともと業務用工具などをメインで(?)扱っているため、工具や芝刈り機売り場などに一緒に並んでいることも多かったです。もちろん店によって違うと思いますので、店員さんに訊いてみてください。
二台目は安く購入
前述しましたが、我が家の二台目は充電器(5000円~)なしで、「本体」「バッテリー」のバラ買いをしました。他の工具なども含め、バッテリーによっては互換性があるので、複数持ちのときは充電器をひとつに絞るというのも節約になると思います。
もし電動工具などを新しく買う場合、同じマキタを選ぶことでバッテリーや充電器を使いまわせるとのことでした。
収納方法
専用スタンドなどが発売されたので、それがベストかもしれません。
お手頃価格でシンプルなものも。
仕様変更
2014年以降、各掃除機の仕様が数ヶ所変更されています。これらは現行セットの標準品ですが、私は旧タイプしか持っていないので、近々単品で買い換えるつもりです。
先端ノズル(T型)
まっすぐに立てやすいノズルに改良。新しいタイプには、ヘッド部分に「makita」のロゴが入っています。
紙パック式
バルブステーが、スポンジ付きに改良。
使い捨てないダストバッグは、高性能ダストバッグへ改良され、色がホワイトからブルーに。
カプセル式
プレフィルターから、高性能フィルターへ。
互換性があるかどうかは機種によりますが、すべて単品で買えるようです。
四年間毎日使ってきた感想
毎日5~10分の掃除機がけを、弱運転で2~3セット。猫が大勢いるのでそのペースで使ってきました。それ以外にもちょっとしたことで、(時間帯によりますが)ほうきよりも掃除機に手が伸びるのですが、これはコードレスのおかげだと思います。屋外(自家用車内など)の掃除も楽ちんでした。
充電は隔日ペースで定期的に。まだバッテリー交換の必要性はなさそうかなと。
カプセル式のゴミはほぼ毎日捨てますが、紙パックのほうはかなり圧縮されるようで、交換は大体一ヶ月ごと。我が家では「カプセル式は猫まわり、紙パックは本来の掃除用に」と使い分けています(トイレ砂などを紙パックで吸うと、あっという間にパンパンになってしまうため)。
掃除機は掃除機。どんなに小さくてもほうきのコンパクトさには敵いませんし、光熱費もかかります。でもマキタには大満足。人間だけの暮らしだったら考え方は違ったかもしれませんが、我が家では二台とも大活躍しているので、複数持つことに関してもまったく後悔がありません。
またメーカーや機種選びの際にたびたび挙げられる「重さ」の問題は、私はもともと本体を引きずるタイプの掃除機では床を傷つけてしまうのが心配で掃除中も持って動いていたので、あまり気になりませんでした。
大きな掃除機に対して苦手意識があって、でもモップやほうきだけでは不便かも…と思われている方には、良い選択肢になるのではないかと思います。
私が思う「三大・マキタのよさ」
- 業務用としてのパワフルさとスタミナを持っていること。
- 他社製品と比べて、充電時間が圧倒的に短いこと。
- バッテリー寿命がきても、本体を買い替えなくてもよいこと。
使用者、使用場所によっての感想の違いはあると思いますが、私は大満足のまま五年目を迎えられそうです。
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個人的なオススメ機種
手前味噌のようですが、もし「メイン掃除機」として一台で済ませるのであれば、我が家で使っている機種をオススメします。
紙パックタイプであれば、最上位機種のCL182FDRFW。
カプセルタイプはCL141FDRFWを使っていますが、上位機種のCL181FDRFWもパワフルで良いと思います。
後日追記:色(真っ白)が理想の方に嬉しい新製品も。少しパワーは落ちますが、インテリアになじませたい方には理想的かもしれません。
個人的に、一般家庭には紙パックタイプが良いと思うのですが、うちでは「猫の毛」が日々量産され紙パックがハイペース交換になるのはもったいなかったので、二台目は消耗品の少ないカプセル型にしました。こういう「決まったゴミが大量に出る(それを吸う)」という前提があるようなら、カプセルが経済的だと思います。
トリガースイッチもそんなに硬い・重いというものではありませんが(実店舗で試しました)、個人的には「強弱の切り替えができる」という部分でワンタッチスイッチを気に入っています。
また軽量機種を選択肢に含める場合、軽さやお値段の違いもあるのですが、連続使用時間が「16分程度」と短めなのが気になりました。「日ごろ、どのくらい掃除機を使うか(使いたいか)?」で考えてみると、選択範囲が狭まっていくと思います。
本日の猫。
「な、長いよね…?」
本日の更新ですが、実はちょこちょこ書き足しながら、気付けば数週間経っていました。長いレポートにお付き合いくださった方、ありがとうございました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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