こんばんは、ヤマネコです。
先日、数年前の自分の家事レベルを思い出して、「私、それなりに頑張ってるよね」と自分を褒めてみました。
いつものように洗濯物を干しながら、ふと思い出したのが三年ほど前に家族から言われた言葉でした。
「(いつも)Tシャツがシワだらけなんだけど」
恥ずかしながら…洗って、干して、たたんだあとの、Tシャツの話です。
原因は分かっていました。いつもどおりに洗濯機が止まり、衣類を出すときに「脱水が終わった塊のまま」カゴに移し、干すときも適当に開いて「とにかく吊るせばいい」くらいの感覚だった。家事に使う一分一秒が惜しかったから、いちいち「手で伸ばす」のも「アイロンをかける」のも面倒だった。おそらくそのすべてが、シワの原因でした。
でも、そのシワにはちゃんと気づいていたんです。
ただ目を逸らしていました。当時の私もそのときなりに、いろんな家事をがんばっているという自負のようなものがあったし、それ以上の作業を増やすなんて面倒じゃないですか。もうこれ以上は頑張れない、だからこのくらいはいい、と思おうとしていました。
実際には「これじゃいけない」という意識も心の片隅にあったのですが…そんなときにそんな指摘を受けたことで、ちょっとカチンときたのが本音です。怒りと呼ぶよりは、悔しさだったかもしれません。
「じゃあ自分で洗えばいいのに」
返したのはそんな逆ギレ。すぐに素直に反省することはできず、でも「これで正しい」と思えたわけでもなく、モヤモヤだけが残りました。
それからしばらくして自分の心の整理もついて、ようやく対策を始めました。脱水時間を調節したり、一枚ずつさばいたり、洗濯ネットに入れたり、今は「たたみ出し」も取り入れ、とうとうほとんどの衣類がアイロン要らずになりました(Yシャツなど、パリッとさせたいものは別)。
でもこれ、きっと三年前の私にはハードルが高すぎて、一気に始めても続かなかったと思います。
とにかく時間をかけて、積み重ねて、今のやり方が一年ほど続き、ようやく「ルーチンワーク」になりました。
あれほど面倒だと思っていたことが、一度身についてしまえば楽でした。と言っても、作業時間は多少増えたし、「簡単だからオススメです」と気軽に言えるような方法でもありません。
じゃあ何が楽になったのかと言えば、心。
シワシワな状態に気づかぬフリをする後ろめたさ。
いつ誰に指摘されるだろうか…という強迫観念。
「どうにかしなければ、でも…」のループで感じる自己嫌悪。
すべてをひっくるめた結果生まれる、苛立ち。
昔はそんな悪循環にも大量の時間を使っていたわけで、「だったら動いちゃおう」のほうが、よほど精神的な負担がなく生産的でした。
作業の手間より、心の安堵。
私にとってはそのほうが時短になりました。
これは洗濯だけでなく家事全般に言えること。とくに私の場合、料理が…ひどくてですね。
- 見た目がおかしく、味が極端。
- 見た目がまあまあで、味がおかしい。
- なんとかなったカレー。
数年前まで、こんな感じでした…これではレトルトやインスタント食品に頼りたくなるのも仕方ない。
でも料理自体が嫌いなわけではなかったので学びと挑戦は続け、今はすこしマシな状態に。もちろん未だに失敗はありますが、当初と比べればさすがに自分でも上達していると思えます。
家事でも、仕事でも、なんでも、最初からできてしまう人に対し劣等感を抱くこともありますが、時間と挑戦を積み重ねれば私にもプラスになることは必ずある、と私は信じています。
誰かに頼るのもいいけれど、まずは自分。
お役立ちグッズを探すのもいいけれど、まずは自力。
結局は自分を信じること、信じられるような一歩を積み重ねること、それはちゃんと自分の暮らしに良い効果をもたらしてくれると実感しながら、その日は洗濯物を干し終えました。
ところで冒頭の唐突な食パンは何だったのかと言いますと…今回の記事で載せられる写真がなくて、どこかで使おうと思って用意した画像でした。
厚切りした角食に、常温に戻したバターをたっぷり。私にもようやく定着してきた常備菜(ツナサラダ)を載せて…
一人ランチにしました。
見た目がイマイチですが、これはちゃんと美味しい!と思います。
サンドイッチなのに厚切りにしたのは、本当はハンバーガーが食べたかったから。…食パンですが、ボリュームだけ楽しんで。
記事の途中では写真を挟めませんでしたが、常備菜は食パンに挟んでおきました(?)。
本日の猫と、氷水が入った保冷マグ。
温かい飲み物とは別に用意してあります。
忍び寄る猫の手。
毎年書いている気がしますが…彼、ストローが大好きなのです。
目を離すと、ストローを引っこ抜いて逃走。さすがにこの距離(私がすぐ傍にいる環境)では鼻先をくっつけるに留めました。
でも離れられずに、マグの周りをゴロンゴロン。
一日使ったストローを、毎晩軽く洗ってから彼に捧げています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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