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時計を2つ、持つことにした理由。

こんばんは、ヤマネコです。

愛用している腕時計が一つあるのですが、最近、二つめを買い足しました。

お出かけ用にと新たに購入したのは、こちら。

シチズンのレグノ。あまり時計に詳しくない私でも知っているくらいなじみのあるメーカー品です。

実はこの時計、腕時計ではありません。

懐中時計、しかも(一応)メンズです。

 

懐中時計にした理由の一つは、ふだん着物を再開したため。とくに今年から着用頻度が高まってご近所も着物で歩くようになったのですが、その際に、愛用している腕時計があわないな、とずっと思っていたんです。

本来、和装をする際の腕時計は外したほうが正しい作法のように思います。でも日常着の範疇ならそこまでこだわらなくてもいいかな、というのが私の考え。そんなゆるいルールの私ですら、今の腕時計はちょっとごつすぎる印象で、和装にはあわせにくく感じていました。

逆に着物を基準に時計を選ぶとしたらと考えて、真っ先に思い浮かんだのが懐中時計だったんです。

ただ在宅(和装)中は雰囲気を気にすることなく腕時計をつけていたので、外出頻度の低い私が今すぐ買わなければいけないものだとは思えませんでした。

 

そんな状況からほどなく、新型コロナウイルスの影響で出かける機会がますます減りました。また着物(大半が祖母のアンティーク)はこまめな洗濯が難しいため、和装の機会自体も減らしていたんです。

当然のように時計を買い足す気持ちは薄れていたのですが、二ヶ月ほど前のブログをきっかけに、あるメッセージをいただき、考えが変わりました。

在宅中も外出時も同じ腕時計をしている私が、コロナ禍での手洗いにともなう「腕時計の扱い方」をあれこれ試しているというご報告だったのですが、それに対していただいたメッセージを要約すると、

自宅用の時計、外出用の時計、用途を分けて二つ持つのも便利。
帰宅したら手洗いついでに腕時計ごと交換すれば、より衛生的。

とのことで、これだ! と。

ただこの方法には、買い足しのための予算が必要。いつもならすごく悩んでいた(半ばあきらめていた)気がするのですが、もともと懐中時計に思いを巡らせていた私にとっては背中を押していただいたような気持ちになってしまいました。

 

そこから改めて希望条件にあう懐中時計をさがした結果、ほぼ消去法で決定。

  • 文字盤がはっきり見やすく、シンプルなデザインの懐中時計。
  • 電池交換不要のソーラータイプ。
  • 生活防水。
  • チェーンが着脱可能であること。
  • 予算一万円以内。

ただ、実はこちらの定価は二万円ほど。安いところでも予算オーバーだったのですが、そもそも「ソーラー電池の懐中時計」は流通数が想像以上に少なく、こちらは一番安いくらいだったんです。その他の条件にも適っていたので、ちょうど一ヶ月ほど前に購入していました。

チェーンを外したかったのは、着物の生地を傷めないよう他のストラップに交換したかったから。カラビナの要領で開閉できることを購入前に確認していました。

ただし、おそらく外すことを想定したつくりではないように思います。そのぶん付属のチェーンの使い勝手もよさそうでした。

 

ネットの商品ページなどでは「メンズ」と書かれているものの、ごついというほどでもないし、文字盤は大きく見やすく、むしろユニセックスが好きな私にとっては男性向けでよかったのかもしれません。ただ蓋がない懐中時計だとガラスを傷つけてしまうかも? という点には少し逡巡しました。それも調べているうちに、文字盤に太陽光を受けて充電するタイプであることを知って納得することに。

また懐中時計の竜頭は、一般的に上(12時の位置)にあるイメージでした。横(3時の位置)にあるタイプにはなじみがなかったのですが、手にした印象としては違和感もありません。あとは慣れかなと思っています。

 

どうしても悩んでいたのが、三千円強の予算オーバー。長く使うものだし、時計だし、それだけ見れば大きな金額とはいえないかもしれないけれど、私はしばらくうなっていました。

ただ昨年、腕時計の電池交換に二千円ほどかかったんです。
ソーラー電池なら、そのランニングコストが(本体が壊れるまでは)半永久的に浮きます。

私の場合は生活圏で電池交換ができる場所が限られており、場合によっては交通費もかかるので(しかも預り交換の場合は二度往復しないといけない)、最後はそこも重視して腹をくくりました。

本体の寿命についてはまだなんともいえないけれど、シチズンなので! と期待しています。

 

この懐中時計は、主に外出用です。購入はしたものの、最初の数週間はスーパーに一度連れ出しただけ。あとはほとんど自宅で眺めるだけの存在となっていました。

緊急事態宣言が解除されてからは使用頻度が上がりましたが、それでもまだ十回にも届きません。でも久しぶりの新しい時計は持っているだけでわくわく。見るたびに心が浮き立ってしまいます。

そしてこれ、電波時計なんです。当初は腕時計(と似た存在のもの)にそこまで求めていなかったのですが、実際に使ってみるとすごく楽でした。時間あわせのために長針も短針も勢いよく動き出すのを見るとびっくりするけれど、あわせる手間も、ずれる心配もないというのはありがたいです。

機能面が充実しているためか少しずしりと感じるのですが、計量してみると(チェーンを含まず)50gほど。以前お店でいくつかの商品を持たせてもらったときと差異を感じなかったし、一般的な懐中時計の重さなのかもしれません。

 

ちょっと贅沢してしまった気持ちですが、もう少し生活が落ち着き、和装機会を増やせるようになったらまた活躍の場は広がりそう。長く愛用できるものを選べたと思います。

そしてブログをとおして背中を押してくださったAさま、本当にありがとうございました。

 

シルバーとゴールドがあり、悩みに悩んでシルバーにしました。
(私はイエベなので本来ゴールドのほうがあうようなのですが)

 

本日の猫。

時間、という概念が(ごはんタイム以外は)ないのかもしれない猫は、今日も寝っぱなしでした。

真夜中に覚醒されると困るので何度か起こすものの、あくびの連発。

動き出しても、この眠そうな背中。

そしてあくび。

だめですね、これは。リネンのシーツ気持ちいいもんね……わかる。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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