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家事をするために和服を着る、という選択。

こんばんは、ヤマネコです。

ここ数日「秋かな?」と感じるくらい肌寒い日が続いているため、着るものに迷っていました。

迷う、といっても洋服は基本的にワンピース二着だけなので洗濯していないほうを着るだけなのですが、最近の私にはもう一つの選択肢「和服」があるためです。

浴衣は涼しげな印象を残しつつも、意外とあったかい。だから真夏に炎天下で着るのはさすがに暑いと思います。その点ここ数日の涼しさはちょうどいい「浴衣日和」に感じていました。

ただ、私の生活スタイルが月末に向けてデスクワーク時間が増えるものなので、それがちょっとした障害に。机に向かうときに浴衣、は、どう頑張っても動きにくいのです。

 

でも着たいときに着る、短時間でもいい、というマイルールで始めたことなので、ちょっと思考の転換をしてみることに。

そこで、家事をする2~3時間だけ浴衣を着よう! と決めました。

 

人に見せるため、という感覚に左右されず、自分の「着たい」を優先すること。そこには汚れるリスクはあるけれど、メリットもあります。

  • 着付けや畳み方、お手入れの練習回数が増やせる。
  • 日常的な動作の中で、動きやすい方法などの発見がある。
  • 特別なものを着ている…という気恥ずかしさに慣れる。

和服を着て出かけるのを「本番」と呼ぶとしたら、事前に「練習」をしておくことが必要で、それが自宅での和服生活で培えること。いざという場面で慌てたり、粗相することを減らしたいなと思っています。

 

翌日追記:以下、写真を載せているのですが、「鏡に映った状態」で撮影し、反転せずに使用したため、今回も着物(浴衣)のあわせが逆になっています。

ご指摘くださったN様、ありがとうございました!

 

そんなわけでこれまでとは真逆、家事をするために和服を着る、という無謀かもしれないチャレンジを始めました。

プラス、私には和装用の割烹着があるのでそれを活用します。でも最近、新たに試しているのが「襷(たすき)掛け」。

今のところは、この一着をメインの「練習用」にしています。

料理や水仕事をするときは割烹着のほうが安心感があるのですが、洗濯物を干すくらいの動きなら襷でもいいかなと。何より涼しいです。

私は「襷の紐」というのが売っていると思っていたのですが、調べてみたら「腰紐」で代用されている方が多い様子。私も家にあったもの(おそらく着物のハギレで手縫いされた正絹素材)を使うことに。

 

また今回は、前回までより衣紋(えもん)もうまく抜けたかなと(うなじ部分の襟が「くの字型」だと美しい)。

衣紋抜きに限らずですが、理屈ではわかっていても実際には上手く再現できないこと、というのがたくさんあって、こういうのも日々の練習を積み重ねていかないことには、と思っています。

実は日傘(晴雨兼用)を選ぶときも、和服を着ることを考えていました。表地はやはり白のほうが良かったかな? とも思うのですが、私はフリルに大正ロマンっぽさを感じました。

和服だと帽子での日よけが(コーデ的に)難しくなるので、傘を買っておいて良かったです。

 

それにしても、いつもどおり浴衣姿で何枚か撮影したのですが、なぜか一枚残らずマッチョな(キン肉マンみたいな?)ポーズをしていました。

私の場合こういう性根の部分から叩きなおさないと、大和撫子にはほど遠いなと痛感しています。

お礼

着物の記事を書き始めてから、「長く着物を着ています」という和服を愛される先輩方からたくさんメッセージを頂けるようになりました。先日の「絹の長襦袢」についての疑問を解説してくださったり、「割烹着を着るときの帯」についてアドバイス頂いたり、一通ずつ、何度も拝読しながらとても感激しています。

実際にこういうことを教えてくれる人が身近にいた頃には行動に移せなかった。それを思い出すと涙があふれてくるのですが、ネットを通して教えて下さる方もいると感じられることがとても心強く、本当に幸せです。

ほとんどの方が返信先のメールアドレスを空欄にされていて個々にお伝えすることができずにいます。この場で、改めてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました!

 

それからまだまだ初心者だけど暮らしに着物を取り入れたい! と積極的にお考えの皆さま、ぜひ一緒に和服ライフを楽しみましょう。

お祭りや花火大会(本番)のお出かけ前に、暮らしをしつらえるのに良いチャンス、と思っています。

 

本日の猫。

冒頭の写真はわが家にある唯一の「手ぬぐい」。買ったものではなく……

実は製薬会社のロゴ入り。動物病院でいただき死蔵状態にしていました。ようやくですが、和服に合わせて使ってみます。

そして抱っこを求めてきた猫。

割烹着は浴衣に猫の毛がつくのも防いでくれるな、と思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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