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涓滴岩を穿つ、お風呂掃除。

こんばんは、ヤマネコです。

最近、ずっと続けていた家事に達成感を覚えました。

日々のちょっとしたお風呂掃除によるものです。

 

わが家のお風呂とのおつきあいは十三年目。落ちない汚れや傷みは多々あるのですが、最低限のお手入れは入浴するたびに続けてきました。

そして二年ほど前に使い始めたのが、年始の「買ってよかったものリスト」にも加えていたマーナの水垢とりダスター。

片面がハード、もう一方がソフト。裏表で質感の違うお掃除クロスです。

 

基本的にバスタブの表面を掃除する際は、傷がつかないようソフト面(ライトグレー)を使っています。ただ、浴槽のふちだけはハード面(ダークグレー)を活用していたんです。

というのもこのクロスを使う以前から、ふちの周辺のざらつきが気になっていたため。目視できるほどひどくはないものの、さわると明らかに感触が違う。拭き残した水滴が蒸発し、そこに残ってしまったカルキの結晶だと思います。

このハード面でそのざらつきに太刀打ちできないかな? とあわよくばの期待を寄せて使い始めました。

 

カルキの結晶であれば、本来ならクエン酸などでリセットすることもできるはず。それはわかっていたのだけれど、たびたび同じ失敗をくり返しているうちに見えないならいいかとあきらめつつあったんです。これ以上ひどくならないよう気をつけるだけでいいかなと。

ただ、このクロスを使い始めて少しした頃、ふと思い立ってこのふちのざらつきだけはハード面でこするようになりました。

ごしごしと力を入れるわけではなく、他の場所と同じようにさーっと通り過ぎる程度の拭き方です。むしろ強くこすれば浴槽を傷つけてしまいそうなので、できるだけ力を抜いて軽く撫でるように。

  1. 残り湯を排水しながら、クロスで全体を拭き掃除する。
  2. 全体をシャワーで洗い流す。
  3. セルロースふきんで水滴を拭きとる。

このスリーステップのうち最初の拭き掃除のときのみ、場所にあわせてクロスの裏と表を使い分けるのがマイルール。毎日くり返しているうち無意識にできるようになりました。

 

そんなことを一年以上続けてきた結果、ざらつきがほぼ消えたんです。ひときわ丁寧に掃除していたつもりもないので完全にクロスの功績です。

思い出した言葉が、涓滴岩を穿つ。雨垂れ石を穿つとも。

雨垂れが続くことでいつかは石にも穴を開けるという意味だけれど、毎日こすればカルキの汚れも落ちるものだなと。

一度完全に汚れを落とし、リセットした状態からきれいを保つという選択肢もありました。ただ過去に同じ過ちをくり返してしまった経験があるので、一年かけ、ざらつきが気になる場所はハード面で拭くことを習慣化しました。

これでもう同じ場所のざらつきに悩まされることはないと思います。そう思いたい。私は時には大掃除をするのも大事だという考えだけれど、日々のケアで汚れをためないようにできれば未来の自分が楽になる。

気合を入れた掃除をしなくても、そこそこきれいが続くのが一番。今後もその心構えを忘れないようにしたいです。

 

二役こなしてくれるのが本当に便利。他にもありそうとも思えるクロスですが、これはずっとリピートします。

 

本日の猫。

お風呂掃除については、ちょっとした猫問題もあってそれは以前ブログで書いたとおり。今も継続中。

入浴中も日中も、試行錯誤のすべてを猫に見守られながら続けています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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