こんばんは、ヤマネコです。
本題とは関係がないのですが、少しずつ大掃除という名の「家への感謝の儀」を進めています。
換気扇や家具の移動といった大掛かりなことは早めにすませてあるので、ふだんどおりの掃除をしつつ、もう一息丁寧に、という感覚の年末イベント。本番は大晦日の直前にと思っているので、年内にゆっくり進めていこうと思います。
その傍らで、先日届いたルピシアの福袋の獲得品も収納。好みや賞味期限を理由に早めに飲みたいものが右側、少し先でもいいかなと思うものが左側。蛇足ですが、左下はお試し注文して届いたばかりのコーヒーです。お気に入りコーヒーが販売終了してしまったので、新しいものを模索し始めています。
そんな具合に最近あっちへこっちへと動き回っている私を、弟猫がひたすら呼ぶんです。
これまでも呼ばれることはあったけれど、より頻繁に、更に執念深く。毎日のように、最初は遠くでニャーニャーとか細く鳴き始め、申し訳ないながら放置していると様子を見に来てくれる。なんで来てくれないの? とばかりに悲しそうに鳴き、脚に絡みつくようにうろうろしながら追加のニャーニャー。最終的にはよじ登ってくる勢いで、もはやホラー映画のクライマックス。
もう、ずぅっと呼ばれている。
でも理由はわかってるんです。彼は抱っこしてほしいのです。
家事中の抱っこといえば、さらし抱っこも健在です。
(昨年の写真)
今冬もさらしを準備し始めるとおとなしく待っているし、呼びかけると自分からもぐりこんでくるので嫌ではないはず。でも最近は別の抱っこ(?)もご所望だそうで、「ちょっと来てくれ、こっちだ」とひたすら誘導されるのです。
というのも寝室のベッドの上で日向ぼっこをしながらの抱っこ。それが彼のブームとなってしまったから。
わが家の間取り上、冬の日中は寝室の日当たりがほどよく、外の気温が10度を下回っている日でさえぽかぽかとしたあたたかさを感じられます。そんな部屋を寝室にあてがうのは贅沢すぎる気もしたけれど、他との兼ね合いも含めて検討を重ねた末の結果です。後々のことですが、寝室で布団を干すようにもなったので、その日差しにはますます恩恵を感じるようになりました。
めでたしめでたしだったのだけれど、ここで登場するのが弟猫です。
わが家のトラブルメーカー……もとい、たくさんの気づきを与えてくれるアイデア王であり、冒険家。そんな彼が、日中の寝室もすごくいい昼寝場所だと気づいてしまったのでした。
正直、それはまったく問題ありません。本音をいえば他の兄弟猫とリビングですごし、くっついて眠ってくれたら安心というか、その心地よさを知ってもらいたいという親心もあるのですが、独りでのびのび眠ることがストレスフリーになるというなら否定はしません。寝室に入りたいというなら扉を開けるし、そこに飲み水やトイレを設置する手間も惜しむつもりはないのです。
ただ彼は、どうしても抱っこされた状態で昼寝をしたいらしい。
君はどこの王様なのか。そんなふうに慣れないツッコミを入れたくもなるのだけれど、悲痛な声で呼ばれ続けるので完全に無視することもできません。私だって時間が無限にあるならずっと抱っこしていたいし、なんなら添い寝でいっしょに昼寝したいのも本心。ずっとおふとんの中から出なくていい暮らしなんて最高かもしれない。
といっても私は心配性であり貧乏性なので、ずっとそうしているのも落ち着かなくなりそうですが、猫といつまでもいっしょに眠れる幸せ、愛猫とともに暮らされている方には共感していただけるのではないでしょうか。
実際にはそれができず、どちらかといえば逃げ回るように家事をこなして、一分でも早く、一秒でも長く猫と添い寝をしようと頑張る日々です。
こういうとき、他の愛猫家の方はどうしているのでしょう?
もちろん時間があれば私も猫のもとに飛んでいくけれど、そうできないときがどうしてもある。なんなら、そういうときのほうが多いくらい。そんなときの考え方というか、対処法というか、他のお宅ではどうされているのかな、と。
でも、そういえば弟猫以外の猫たちはあきらめが割と早いんです。毎日代わる代わる私を呼んでくれたり、猫じゃらしをくわえて「遊ぼう」と誘ってくれたりはするけれど、どうしても難しくて放置していると比較的早々とあきらめて、時間をおいてまた声をかけてくれる。
でも、弟猫は違う……あきらめない。それだけのことかもしれません。
そんなわけで最近は家事の合間に弟猫から逃げ続けたり、逆に追いかけるそぶりを見せては彼の闘争心を掻き立てたり、それ自体を鬼ごっこ感覚の遊びだと考えるようになりました。何せ、彼は追いかけられるのも大好きなのです(私が追いかけて行かないと様子を見に戻ってきます)。
厄介だなあと思いながらも、感じる幸せ。
困りつつも、ありがたいと思う。
年の瀬だからとピリピリしながらすごすよりは、今の心持ちは私の理想に近い気がしています。
そして本日の弟猫。
箱のでっぱりが気に入らずに荒ぶっていましたが……
でっぱりを隠したら(押しこんだだけですが)ちょっと落ち着きました。
それだけでよかったの……。彼の心の平穏を守るのは、時には簡単だし、時にはとても難しい。
これからもじっくり向き合って相談を重ねていくことが必要だなと思っています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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