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持たぬ楽しみ、まだ咲かぬ桃。

こんばんは、ヤマネコです。

今日こそがひなまつり、ですが、私は2月のうちにかなり堪能していました。

先月のおわりに知人から誘われて、歴史あるおひなさまの展示を見に行ってきたんです。

 

子どもの頃の私は、ひなまつりにあまり興味がありませんでした。

ひな人形を出すときは本当にわくわくしたけれど、それ以上に憂鬱だったのが「こどもの日(端午の節句)」はお休みなのに、「桃の節句」が平日だったから。そんな、どうしようもない理由。

毎年のように「なんでひなまつりはお休みじゃないの?」とか、「来年はお休みになる?」とか、とんちんかんな質問をしては、周囲の大人たちを困らせていた記憶があります。

 

桃の節句をないがしろにしていた(つもりはなかったけれど)幼少期を少し悔やみつつ、歳を重ねるにつれ、おひなさまに惹かれるようになりました。

とはいえ、自分のための仰々しい人形飾りを買うつもりはありません。どんなにうっとりした気持ちに浸れても、気を抜いた瞬間に猫に蹴っ飛ばされてしまいそうですし。

代わりと言ってはなんですが、自分で人形やお飾りを手づくりしたり、食(手づくりひなあられ)で雰囲気を味わったりしていたのですが…

更に今年は、とても自宅にはお迎えできそうにない、優美なおひなさまを「見に行く」という形で楽しむことができました。

 

私は、高級な絵画や美術品を「自宅に飾りたい」という欲がなく、「美術館で堪能するもの」だと思っています。  

今となっては、おひなさまも同じだなと。これはもう美術品。

もし自宅に、こんなにすてきなおひなさまがあったとしたら、どうでしょう。
落ち着かないったらない。

そうなると私の中からは、もう「ほしい」という感覚すらなくなるようです。

 

でもたぶん、そう思えるのは大人になった今だから。
猫とすごす幸せと、持たない暮らしを知った今でこそ。

 

そんな暮らしの中、季節行事の楽しみ方が、今年はもう一つ。

こちらは桃の枝。「桃の節句」と呼ぶくらいだからと、家族が用意してくれました。

残念ながら本日もまだつぼみは開いていないのですが、本来のひなまつりは旧暦3月。今の暦では来月(4月頃)。と考えれば、あまりカレンダーを意識しなくてもいいのかなと。

おひなさまを片づけるのは啓蟄の日(今年は3月6日)がよいとされていますが、わが家の桃の節句は、桃の花とともに。

よそのお宅よりも、少し長く楽しむことができそうです。

 

暮らしにまつわる発見の多いテーマ。

 

本日の猫。

猫にも「オン」と「オフ」があるのをご存知ですか?

オフ。

オン。

耳がトグルスイッチのように動きます。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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