こんばんは、ヤマネコです。
毎年冬になると迷っていた、はんてん。今年はとうとう買いました。
少し早いかなとも思いつつ、昨冬から「買うならこれ」と決めていたものがありました。それが再入荷されたとの報告を受けて、早めの冬じたくです。
タイトルに「デビュー」と入れましたが、実際には子どもの頃に着ていた記憶があります。市販品だったのか、和裁の得意な祖母がつくってくれたものだったのか、そこまでの記憶が定かではないのですが、こたつとはんてん、この組み合わせが最高だったことはしっかり記憶に残っています。
ただ思春期を経て、なんとなく「はんてん」にやぼったいような気恥しさを感じるようになりました。成人し、ふだん着物に興味を持ってからもなかなか手を出せずにいたんです。
でもここ数年で気持ちや見方に変化があって、昨冬から「来季ははんてん」とぼんやりと心が決まっていました。
次の悩みは、どんなものを買うか。やはり和柄かな、と思ったけれど色々見る中でヒッコリー生地のものを見つけて、ほぼ一目ぼれで決めました。ただ昨シーズンの終わりには希望色の「ネイビー」が品切れになっていて、再販を待つこと半年強。
そしてとうとう手に入れました。
はんてんが届いただけで、こんなに気分が高揚するとは。わくわくしながら箱を開けたら、思いのほかふんわり梱包されていました。
着用前に干すことを推奨されていたので、もっとぎゅうっと圧縮されて届くと思ったけれど、すぐにでも着られそうなふんわり感でした。そういえば入荷直後の購入なので、できたてほやほや(?)なのでしょうか。
中綿は綿70%・ポリエステル30%。この配合があたたかさや保温性に欠かせないのだとお店のホームページに書かれていました。表面の生地は、裏地も含めて綿100%です。
開封したてでたたみじわはあるけれど、かわいい。この、はんてんに対して「かわいい」という感覚、数年前には素直に持てなかった気がする。今の私にとっては、すごく幸せな変化だったと思います。
実は今回、もう二着「柄おまかせ」の「訳あり」はんてんを購入しました。
- 洗い換え用に、通常のフリーサイズ(ヒッコリー柄と同等サイズ)。
- 家事をするときに使ってみたくて、袖なしのちゃんちゃんこ。
真冬にはんてんを洗濯した場合、丸一日かけても乾くか不安です。子ども時代に母が洗濯してしまった(と感じてしまった)はんてんに文句を言った記憶があったので尚更。洗わなくてもこまめに干したいし、ヒッコリーを色違いで二着買うか迷ったのですが「袖なし」タイプにも興味があって、お手頃な訳ありセールに挑戦してみました。
そして通常型の柄おまかせはんてんがこちら。
ブルーが入ったピンク系のチェック。黒い襟部分が化繊ではなく別珍(綿)で驚きました。
表地はアクリルとポリエステルの混紡なので汚れにくそう。裏地は綿で着心地のよさは変わらないかなと。柄はサンプル画像に似た雰囲気のものが並んでいたので想定内だし、色合いとしても派手すぎず着やすそうで一安心です。
それから家事(とくに水仕事)をするときに使いたかったちゃんちゃんこがこちら。
赤紫系(?)のドット。実は私、若かりし頃はドット柄が大好きでした。花柄よりも、チェックよりも、ドット。年齢を重ねるとともに選ばなくなっていったけれど、はんてんなら(自宅用ですし)気負わずに取り入れられそう。久々に着られるのがすごくうれしくなりました。
それにやっぱり、袖がないと動きやすいです。
ちなみによくよく観察してみましたが、「訳あり」の理由はよくわかりません。
こういうところ? でも化繊も含めて全体的な素材はすごくいいし、日本製。このくらいでお値引きがあるなら私は大歓迎です。
このおまかせ二着、個人的には大当たりでした。
三着ともに、しっかり大きめのポケットがあります。
たぶんすごく重宝すると思う。
そしてお目汚しですみません。着画も。
自分でいってよいか(ほめ言葉? かどうか)わかりませんが、とても座敷わらしっぽい。
何も考えずに素足のときに試着と撮影をしたことを少し後悔していますが、ぼかしたので使わせてください。フリーサイズが身長150cmくらいの私にとって大きめであることはわかっていましたが、体形の割にがっちりな肩幅が目立ちにくくなり、女性らしく見える気がしてすごく好き。腕を伸ばせば手首から先が出るし、デスクワークなら袖があっても問題なさそうです。
そして、本当に本当にあったかい。これに尽きます。
自宅用とはいえファッション(?)としての見た目でいえば歴代のガウンや、せめて着る毛布のほうが理想に近かったようにも思うのだけど、私はこれから、冬にははんてんを着ます。
どのくらい長持ちさせられるかの想像がつきませんが、今冬は楽しく、大切に着ていきます。
訳ありのほうは「女性用フリーサイズ」と「袖なしフリーサイズ」を買いました。
はんてん到着日の猫。
箱の中身は避難させ、空の箱は彼のもの。
小さな箱も嫌いじゃないはずの彼ですが、大きい箱もお気に召したよう。
でもこのあと、
避難させた中身(はんてん)が狙われて、いつもの攻防をくり広げました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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