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花のある暮らしを、最期まで。

こんばんは、ヤマネコです。

春に愛猫を亡くしてから、予期せず花のある暮らしが続いています。

 

もともと花は好きだったけれど、自宅にかざるのは躊躇していました。

植物によっては猫たちに悪影響のあるものが少なくない、というのが一番の理由。そうなると誤食による健康被害が心配。何より私自身の知識不足で、落ち着いて飾ることができなかったのです。

そうでなくても花瓶や鉢植えをひっくり返される心配は尽きず、それを考えると一日のうちで一番長く滞在するリビング(猫スペース)には置けません。だからといってあまり立ち入らないスペースにかざるのも気が引けて、「花は外で楽しむもの」としていました。

 

ただ、春に亡くした愛猫の霊前にと、家族が毎週花を買ってきてくれるようになりました。

簡易仏壇をおいているのは、基本的に猫たちが立ち入らないスペース。同時に、以前は人間も長居する部屋ではなかったのですが、今は日に何度も足を踏み入れ、食事や水のうつわを並べ、話しかけ、お線香をあげる、そんな場所になっています。

そこなら仏前になって(四十九日)以降も花をかざり続けるのは悪くないなと、私も庭木の剪定ついでにユリやあじさいを生けるようになりました。

(写真は梅雨時、散歩中に見かけたあじさい)

こうして、今後も続きそうな花のある暮らし。猫たちへの配慮を忘れないようにしつつも、今は室内に花をかざれることを目いっぱい堪能しています。

 

ところがこの季節、人も猫も(霊的な存在?以外は)いない、ある意味では「お仏壇のための部屋」に冷房を利かせておくことができず、室温が上がってしまう悩みを持つようになりました。

幸いながら窓を開放すれば風のとおりもよく、熱気がこもるほどではないけれど、切り花にとっては少し厳しい条件かなと。実際に春から夏にかけて、朝晩水を取り替えていても花のもちが悪くなってきたように思います。

 

傷んでしまった花は様子を見つつ処分していたのだけれど、今月から「もっと小さく楽しむ」という方法を取り入れました。

最初は長さ40~60cm程度の花束、生けるときには、その丈を花瓶にあわせて調整します。その後も徐々に茎を切り戻していき、大抵は30cmを下回ろうかという頃合いには広範囲に傷みを感じるようになり、処分していました。

ただ花によっては全体が一気に傷むわけではなく、悪く見えるのはところどころ。そこで状態のよい部分を残しながら小さく切り戻し、改めて小瓶などを使って生けることに。

今日も、先週末に買ってきてもらった小菊が「白」だけ元気を失ってしまったので、先端のよいところだけを生けなおしました。私は古いミルクピッチャーを使っていますが、コップでも十分かわいいと思います。

 

今月はその方法で、いくつかの花を長く楽しんでいました。

数種類で彩ってみたり…

自作菓子の不出来をごまかすのに活用したり。

実は小さく生けるほうがキッチンでの撮影小物としては扱いやすいという発見が。ただそのぶん短命にはなってしまうので、こうして楽しむのはやはり切り花の終わりのときだけです。

 

花は最後の最期でもう一度、悠然と美しく。

夏の気温上昇に応じて始めたことではありますが、花のある暮らしが続く限りは、こうしてさいごまで、少しでも長く楽しみたいと思います。

 

本日の猫。

暑さのせいか最近見なくなっていた、窓際から生えるしっぽ。

さわらずにはいられない。

今日はとくに午前中が涼しかったので、彼は久しぶりの日向ぼっこを楽しんでいたようです。曇天だったんですけどね。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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