こんばんは、ヤマネコです。
昨日ですが、4月8日はお釈迦さまのお誕生日でした。
コロナ禍ではありますが、しかるべき地域では今年も花まつりが行われていたのでしょうか。当日も覚えてはいたのですが、関東暮らしのわが家ではとくに何かするわけでもなく、昨日も「花まつりだなあ」と思いながらぼんやりすごしてしまいました。
そうしながらふと思い出したのが、昔歌った、花まつりの歌。私が思い浮かべたのは合唱曲で、ご存知の方はあまり多くないかもしれません。
組曲「祭りと子ども」
作詞:中村千栄子 作曲:岩河三郎
四季のお祭りをテーマとした組曲になっており、夏は「祇園祭」、秋は「秋祭り」、冬は「雪の祭」。そして春が「花まつり」。
- 参考音源(Youtube):岩河三郎 合唱組曲「祭りと子ども」
※全四曲で十三分ほどです。
花まつりの歌詞にはお釈迦様や甘茶なども登場します。私はそのお祭りに参加したことはないのだけれど、この合唱曲とともに学ばせてもらった時期があるため、少しだけ光景を思いめぐらせることがあるのでした。
ただちょっと誤解していたのが、花のこと。
春の組曲で、タイトルに「花」。そういわれて私がなんとなくイメージしていたのが桜、或いは梅や桃といった種類だったのです。でも実際の祭事としての花まつりには、とくになんの花かが定められているわけではなかったのかなと。
検索してみると、やはり仏教にちなんだ供花で(季節は少し異なりますが)菊などがおすすめされていたり、写真に写っていたり。桜などももちろん除外されるわけではないのだけれど、他にも春に咲く多くの花々が名称の由来になっているようでした。
合唱曲として歌っていた当時、それこそ頭の中は桃色になっていた記憶があります。でも本当はもっと色彩豊かな歌だったのかもしれない。
今年の花まつりの日は、そんなことを想いながらすごしました。
実際に歌っていたのは小学生、低学年か中学年の頃で、当時の私にとってそれぞれの歌詞の意味はとても難しく感じられ、理解しないまま発音だけしているような部分もあったように思います。
お釈迦さま、って仏さまとどう違うの? とか、絹ってどんなもの? とか、おちょぼ口って……なんでそんなことするの? とか、そういうことを一つずつ説明してもらいながら歌っていたんです。だから爛漫な情景については語られても、その種類にまでは言及されなかったんだろうなと。
その頃の歌をふと思い出して歌ってみることがあるのですが、意外と覚えているもの。更に当時は説明されるがまま受け取っていた言葉の意味がわかるようになっていて、自分で口ずさみながらなんだか新鮮な気持ちになりました。
昨日の三食のおかずより、子どもの頃に覚えた歌のほうがよく記憶に残っているものだな、という実感に苦笑しつつ思い起こしています。
そういえば、花まつりの歌詞には「花曇り」という言葉も出てきます。
春は気候的に曇天の多い季節。理系の授業でそういったことを学んだ記憶もあるのだけれど、それを花曇りと表現するのだと知ったのは歌のおかげだったかもしれません。
新しい知識や経験にふれることも楽しいのですが、年齢的なものなのか、昔の記憶を掘り起こしながら答え合わせをすることも増えました。
年配の方が自然と昔話を始める気持ち、ふとした瞬間に共感しています。
本日の猫。
撮影するときには見えていないことも多いのですが……
お鼻の頭に毛がついているのでは? と写真の編集をするときに気づいて見に行くことがあるのです。でもそのときにはすでにきれいになっていることがほとんど。どこかで落としてきたんだね……と撫でて、戻ってくる日々です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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