こんばんは、ヤマネコです。
本日は二十四節気の白露。
明日9月9日は菊の節句とも呼ばれる、重陽の節句。五節句は一桁の奇数月、月と日がぞろ目になる日どり(人日の節句だけが例外)とされているけれど、二十四節気は毎年同じ日付と絡むような決まりがないので、その年によって変わる季節の一表現。
今年は9月8日、本日が白露となるそうです。
同じく二十四節気にあたる冬至や大寒のように特別な行いをするイメージがないものの、白露の頃といえば大気が冷え露が降り始める時季といわれます。
個人的には、最近ようやく寝苦しさから解放されて、寝入りも寝起きも安らかな日々が訪れたように感じていました。
私自身もそう感じるのだけれど、同衾している弟猫が一晩中ぴたりと体を寄せてくるようになったので、これもまた気候の変化によるものだなと。
ほんの数週間前までの熱帯夜であっても、くっついて眠りたがってはいたのです。ただ自分から距離を詰めてくるにもかかわらず、暑さのせいで人間を蹴飛ばして移動させようと躍起になっていた彼。気づけば自らフローリングの上に移動したり、また戻ってきたりと落ち着きのない行動をくり返していた彼。そんな子も最近の涼しさのおかげでようやく安眠を取り戻せたようでした。
そんなわけでとても心地よい夜をすごしているのですが、今朝は思いがけず、飛び起きました。
飛び起きたのは私ではなく、猫のほうです。
私も熟睡していたので経緯はわからないのだけれど、密着してた小さな体が、まさに、突然、跳ね上がったんです。私のほうも一気に目が覚めるくらいの勢いで。
地震でも起こったのか。
それとも侵入者か。
雷などの瞬間的な爆音か。
私自身、意外なくらいしっかり覚醒し体も起こしたけれど、どういう事態なのかはわかりませんでした。とりあえず周囲に異変はなく、窓や扉は閉まった状態で、部屋の中も薄暗いまま。室内の上方に向けてつけっぱなしにしていた扇風機だけが静かに回り続けていました。
余談ですが、寝室で愛用している扇風機は足元に電源ランプがあります。使用中はずっとそれがついたまま。
就寝中に扇風機の電源を入れておくと部屋を真っ暗にできないというマイナスレビューもあったのですが、私はそのぼんやりとした光がいわゆる豆電球の代わりのように思えて何かと重宝しています。そんなわけで深夜、予定外の起床であっても室内をざっと見渡すことができました。
とはいえ見る限りでは異変なし。となると私が聞き逃してしまった爆音か何かだろうか? とも思ったけれど、隣室で寝ている他の猫たちが騒いだり動いたりしている様子はないので、その可能性も低いのかなと。
つまり弟猫だけが、突然飛び起きた。
過去の経験から消去法で考えていくと、たぶん弟猫はなんらかの夢に反応して爆発するかの勢いで覚醒したのだろうなと。
眠っている猫に対し、今まさに夢を見ているのだろうか、と想像することはたびたびあります。
熟睡しているふうなのに威嚇するかような声音でうなり始めたり、痙攣かと見間違えるような動きで手足をびくびくさせたり、何やら楽しげに「にゃおん」と鳴いたり。目覚めたのかな? と覗きこんでも眠ったままの表情や姿勢でいることが多いので、やっぱり夢を見ているのだろうなと。
家猫の日常としてめずらしくない場面ではあるのですが、烈火のごとく跳ね起きたところ、それも隣で眠っていた私も一緒になって覚醒するくらいの勢いで、というのを体感したのは今日が初めてでした。
この直後、見ると弟猫はベッドの端で呆然。おそらく自分でも何が起こったのかわからない様子でしたが、名前で呼びかけたらハッとしたのか、のどをゴロゴロ鳴らしながら再び体を寄せてきました。こういうとき普段より余計に甘えてくるのがとてもかわいい、と場違いな気持ちで再び抱っこ。
ちょっと怖い思いをしたときなどはしばらく身をひそめて家族の手からも逃げ惑うことがあるのですが、今朝に関しては、なんらかの恐怖心を引きずったり体調不良による痛みなどを見せたりする様子もなく、私も一安心。その後はまた寄り添って二度寝をし、何事もなく朝を迎えることができました。
今朝のことがあって、すぐに脳裏をよぎったのが私にとっての逆の経験。
- 過去記事:人生初の土下座と、冬のモコモコ。
2017年の晩冬の出来事なので、もう五年も前のことでした。思い出すたびに反省するばかり。
その一年半後、2018年の晩夏にやってきたのがこちらの弟猫です。
この夏の終わりで、私たちが家族になって丸四年。
良いことも悪いことも色々な経験をしたけれど、その思い出の中にいつもいてくれるのが猫たちだなと今日も実感しています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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