こんばんは、ヤマネコです。
ここ数ヶ月、在宅中にはヘアピンを持ち歩くようになりました。
もちろん本来の用途である髪留めとして使っていることもあるのですが、たびたび別の目的でも出番があるため「持ち歩く」のが便利だと感じるようになりました。
髪を留める以外の何に使うのかといえば、施錠と解錠。
このタイプの室内扉(引き戸)の鍵を「外から」操作するのに使います。
実は上の写真はトイレの扉。「中から」鍵をかけることは簡単ですが、「外から」の開閉はしにくいようになっています。文章にするとややこしい気もしますが、特殊な事情がない限り、ほとんどのお宅のトイレの扉がそういう仕様になっていると思います。
ヘアピンを持ち始めたのは、この鍵を「外から」開け閉めするため。
ヘアピンに限らず、つまようじやペン先などの細長いものならなんでも良いのですが、愛用しているペンの先が曲がってしまうと困るし、持ち歩くことが前提であれば、とがっていないほうが少しは安心かなと。様々な理由からヘアピンになりました。
この穴の部分に挿して上下させることで、トイレの鍵を外から施錠、解錠できます。
(下がっている=赤くなっていると鍵がかかった状態です)
そもそもどんな理由でトイレの鍵を個室外から、それも日常的に開けたり閉めたりする必要があるのかといえば、理由はやはり彼でした。
この彼が無人のトイレの引き戸を、しょっちゅう勝手に開けてしまうから。
わが家の間取り上、リビングと人間用トイレが扉一枚で隔たれている場所があります。ちょっと入り組んだ具合に壁があるので日常生活の中で気になることはないけれど、トイレには換気扇もあってエアコンの効率なども悪くなるし、猫たちにトイレットペーパー(壁のホルダー)が見つかってしまう心配もある。扉は常に閉めておきたいなと。
それを、彼が「開けられる」と気づいてしまいました。先日ブログでふれた「開き戸」は開けられないのに、少し重めの「引き戸」は全力で開けてしまうスタイル。
やめてと言っても当然のように聞いてはもらえないし、犯行現場を見つけた瞬間に叱っても楽しそうに(?)逃げて行くし、時にはその五分後にも再び引き戸のすきまに爪を引っかけてがんばっている。これはもう物理的に「開けさせない方法」をとるしかありません。
というわけで、せっかく鍵がついているので活用することに。
ただ前述どおり個室外からの解錠や施錠が想定されたつくりではないので、この扉の鍵としてヘアピンを持ち歩くようになりました。
他の対策として、扉の前にゴミ箱などをおいて「猫が引き戸と闘えるスペースをなくすこと」も試したのですが、小さなものだとどかしてしまうし、場合によっては倒してしまう。大きなものだと出入りの邪魔となり、失敗でした。
またほとんど家族しか使わないトイレなので(お客さまが少ないので)、ヘアピンを加工して扉の鍵穴にひっかけておくこと(外から開閉できる突起の増設DIY)も試しました。ところが彼の目には「いつもの扉に新しいでっぱりができた(おもしろい)」という状況に見えたようで、その加工ずみヘアピンを奪取しようとぴょんぴょん飛び跳ね始めたので撤去。この方法もあきらめました。
色々試行錯誤しましたが、結局「ヘアピンを持ち歩くこと」が一番安心だったんです。
持ち歩いている最中に転ぶようなことがあれば危険、とも思ったけれど、たとえ隠しておくとしても、猫が自由に動けるスペースで自分の目の届かない場所にヘアピンなどの小さなものを放置するほうが不安です。逆にさっと取り出せない場所(猫が入れない隣室など)に保管しておくのは不便この上ありません。
残念の極みながら、私は住み慣れた家の中でも時々転びそうになることがあるのですが、幸いポケットに収まっているヘアピンでケガをしたことはありません。今後も注意を怠ることはできないけれど、しばらくはヘアピンを持ち歩く暮らしが続きそうです。
本日の猫。
部屋のすみでのんびりしていたところ、突進してきた弟猫にびっくり。
このほっとした表情。とびかかられる、と思ってしまったのだと思います……いつもごめんね。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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