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初めての野菜、はぐらうり。

こんばんは、ヤマネコです。

週に一度ほど通っている産直市場で、初めての野菜を買いました。

それがはぐらうり。

漢字を交えると、歯ぐら瓜。歯がぐらつく人でも食べられるくらい柔らかい瓜、という意味で名づけられたのだそうです。

この歯ぐら瓜、同じお店で過去にも見かけたことがありました。意識していなかったけれど、おそらくいつもこの季節だったのかなと。ただ調理方法がわからなくて敬遠すること数年、今回ちょっと気が向いたのを機にその場でスマホ検索し、名前の由来とともにレシピを確認した上で試してみることにしました。

 

この歯ぐら瓜、すごく大きいんです。

サイズ比較のためにきゅうりを並べてみましたが、このきゅうりも小さいものではありません。

写真はぼけてしまったけれど、手も置いてみました。長さは20~30cmが標準的なサイズだそうで、とにかく大きい。瓜の一種なので水分もたっぷり含んでおり、重さもずっしり。棚に出ていたものすべてがこのサイズ感でした。

選び方についても今回初めて知ったのですが、比較的縞模様がはっきり出ているものが良いそう。更に色むらの少ないものが理想とのことでしたが、裏側は薄い色になっていました。

こちらの面は日が当たりにくかったのかなと想像しています。

 

そしてこちらが断面図。

きゅうりなどと比較すると圧倒的に大きいけれど、うり科としては想像どおりの印象でした。

先にも書いたとおり柔らかいので、こんなに太くても包丁で切るのはとても簡単。切った次の瞬間からは断面に次々としずくがにじみ出てきて、したたるほど。みずみずしさを感じました。

 

真ん中の種はスプーンなどでほじくり出して捨てるとのこと。果肉というのか、すじというのか、内側もスプーンで簡単に切れる柔らかさだったおかげで、取り分けるのも難しくありません。

ピーマンかぼちゃの種も食べている私としては、歯ぐら瓜の真ん中も食べられるか試みたいところでした。初挑戦の今回はそこまでの余裕がなくてレシピどおりに種を処分したのだけれど、次回は検討してみたいです。

 

歯ぐら瓜の一般的な食べ方としては、浅漬けなどの漬物だそう。皮も食べられるそうで驚いたのですが、そういう部分もきゅうりなどと同じ扱いでいいのだなと納得。

切ったものに軽く塩を振り、浅漬け鉢などに入れておけば数時間で仕上がりました。独特な味や香りがあるわけではないため、うり科の漬物としてとてもおいしく食べられました。

今回は手持ちのスパイスをいくつか混ぜましたが、お酢や醤油、あとは唐辛子や梅などを加えてもおいしそうだなと。塩昆布などもよさそう。

今の季節だとわが家の漬物といえば、ぬか漬け。ただ歯ぐら瓜は大きすぎるため、カットしないとわが家の容器には入りません。柔らかく水分も多いのでぬか床が水っぽくなってしまう心配もあり、ぬか漬けにするハードルは高そうだなと未挑戦。

代わりに、焼くのを試してみました。フライパンに油をひいて、炒めるように加熱。

なすやズッキーニのように食べられるかなと。結果、味は問題なかったのですが、やはり加熱することでかなりの水分が出ます。その水気を吸ってくれる具材とあわせて炒めものにするのがよさそうだなと。これは再挑戦することに。

逆にあっさりと成功したのがスープ。ブイヨンなどを使って歯ぐら瓜だけのスープにしてもいいと思うのですが、みそ汁の具などにも大活躍しました。歯ぐら瓜を入れる場合は、ベースとなる汁物の水分を心持ち減らしておくとバランスが良いように思います。

 

結論としては、味や香りには特徴が少ない食材なので(私にとっては巨大なきゅうりの感覚で)多用途に使える。そんな野菜なのだとわかりました。

実はこの歯ぐら瓜、購入日の朝に収穫されたものが一本100円だったんです。産直市場ゆえの価格設定なのだと思うけれど、これまで見かけたときも大きさに対するお値段に驚いていました。これなら試してみたいと思い続けて数年、ようやく手にした感想として、わが家でのぬか漬けには向かない点が残念でした。でもそれ以外は使い勝手もよく、量的に食べ応えもあるなと。

同じ店舗では季節によって初めて見る食材がたびたび並びます。毎回気にしつつも二の足を踏み、安心感のある定番食材を手に取ることがほとんどでしたが、見かけるたびに気になっていたのも本心。今後は改めて、お安い旬ものから少しずつ試してみるつもりです。

 

本日の猫。

私が家事をしている最中も、とにかく抱っこされたかった弟猫。

この季節、とくに今年は抱っこひもを使うのも躊躇してしまう暑さなので長々と待機させることに。

ようやく私の手が空いて弟猫を抱き上げた結果、十五分ほどの家事の後で三十分ほど休憩してしまいました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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