こんばんは、ヤマネコです。
このブログでは、たびたび安く手に入る野菜の話を書いています。
理由は田舎であるという環境的な部分が一番大きいと思います。地場産品を扱うお店も少なくはないし、農家のお宅で直接設置されている無人販売所もある地域。
- 過去記事:田舎の特権、野菜の個人直売所。
とくに直売所に関しては、スーパーのお値段と見比べてびっくりするほどの差があります。ほぼ半額以下とも思える感覚。これが普通になってしまうと他の土地で暮らすことすらできなくなりそう。運搬の費用や、販売までの人件費がかなり省略されているのは本当に大きいことなのだと思いました。
ただ、そのぶんいくつか短所もありました。
直売所を設置されている農家さんに聞いたことがあるのは、
「スーパーなどでは売れない部分も直売所では出している」
という話。
とはいえ標準サイズよりも小さいとか、形が悪いといった理由です。あとはポリ袋に入れられただけ、野菜によっては袋にすら入っていない。そういった簡易包装も理由になりそう。
ただお使い物にする果物でもなければ、いずれも私はまったく気にならない部分です。むしろ自宅用はそのほうがいいくらい。
もう一つ感じるのは、味のばらつき。写真のほうれんそうはスーパーで買うものよりだいぶ渋みが強い印象でした。
もちろん野菜や果物に関しては、どこで買っても多少味のばらつきはあるもの。選び方も重要です。ただ今回のほうれんそうは初めて感じるほどの強いあくだったので少しびっくりしました。
ほうれんそうのあくにはシュウ酸と呼ばれる成分が含まれています。このシュウ酸は味の問題だけでなく、摂りすぎると結石などの健康被害につながる場合もあるそう。とくに猫には危険、あげてはいけない野菜の一つです。
人間の場合も控えたほうがよいという認識でいますが、今回はいつもの手順であく抜きをしただけでは足らず、もうひと手間加えてからいただくことに。今ならそうして対応するけれど、何も知らない頃なら「スーパーの野菜のほうがおいしい」と判断して終わりだったかもしれません。
見栄えがイマイチでもおいしければ文句なし。でもその味に不満が出てしまったら、あまり工夫せずにあきらめてしまったかもしれないなと。
また直売所では、品出しの際に多少の虫食いなどは分けない場合もあるそうで、持ち帰った野菜を洗うときの注意は必要なのだろうなと。とくに私は小さなものでも苦手で、「虫がつくのは安心な証拠」という決まり文句だけでは気持ちが割り切れません。頭では理解できるけれど生理的な反応で、心配なときは必ずゴム手袋を着用します。
ただスーパーで買う野菜には100%虫がいないかといえばそんなこともなく、いずれにしても同じように観察したり洗ったりするなら、やはり安いほうがありがたいというのが本音でした。
とはいえ先月、少しずつ春の気候を感じ始めた頃合いで、実際に洗い始めた野菜に虫を見つけてしまい、わ~っとなりました。洗っているときボウルの中にふわっと浮いてきたのです。
とても焦って私自身がしばし固まっていたけれど、調理前に見つけられたことは本当によかったと。その後はいつも以上にしっかり洗い、いつもより多めに気になる部分をそぎ落とし、できるだけ細かくチェックした上で調理に移りました。
幸いそれ以上の虫を見つけることはありませんでした。初めてといえるくらいすみずみまで確認したので、おそらくそれ以上はいなかったはず。と、信じています。
先月の一件以来、野菜を洗うときのチェックは更に念入りにするようになりました。現状では、ぎょっとするような経験をくり返さずにすんでいます。
私が直売所で見かける野菜は、どうやらほとんどが無農薬。稼業として大々的に農業をされているお宅もありますが、本来なら家族で食べるぶんだけ育てている(余ったぶんを直売している)お宅も多いです。そのためこういうトラブルの可能性がスーパーで手に入れる野菜よりもほんの少し高いのかもしれません。
そうしたリスクがちらほらとあることも、安さの理由の一つといえるのかなと。ただ購入場所に限らず、季節的にこういうことは増えていくのだろうとも想像できるため、改めて気をつけながらおいしい旬ものを堪能したいと思います。
本日の猫は、数日前の写真から。
安らかに眠っているように見える弟猫ですが……
実はちゃんと起きています。
私の体を押すようにつっぱりながら寝たふり(?)をしていました。
(自分からくっついてきたんですよ……!)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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