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猫のバリアフリーと、カラーボックスの再利用。

こんばんは、ヤマネコです。

昨日の記事でちょっとだけ予告したのですが、昨日と今日は、DIYと家具の移動に励みました。

メインの材料は古いカラーボックス二つ。

作業途中の写真ですが、三段タイプと二段タイプの二種類(違うメーカー品)を、背板を外して組み合わせました。更に数年前に解体した家具の棚板も活用。この棚板は、以前手放したスーツケースの下に敷いて床傷防止に使っていたもの。

古い家具は分解して可燃ゴミとして処分することが多々あるのですが、こういったシンプルな形の資材は、主に敷物として重宝するのですぐには捨てません。今回もそれが役立った形です。

そしてこれらを組み合わせ、できあがったのがこちら。

大体想像して頂けるかもしれませんが…

キャットステップです。

 

私がリビングに置くものを選ぶ時、猫たちのことを必ず考えます。

たとえば床には何も置きたくない!と思っても、冬になればこたつがあったほうがいいだろうなとか、夏でも布の上を好む子がいるならラグを敷こうかなとか。

それに彼らは往々にして「高い場所」や「上下移動」が好きなので、キャットタワーがあるといい。でも猫専用である必要はないから、棚板のある家具でいい。猫と人と、快適に使えるものを選びます。

そして設置以来ずっと活躍しているのが、IKEAのEXPEDIT(廃番)という収納家具でした。

屋根(?)の上には、いつも誰かしらが乗っています。皆が並んで寝ていることも。

ただ最近気になるのが、その「高さ」。

私の腰高ほどで、決して背の高すぎる家具ではありません。猫も、ほとんどの子が軽々飛び乗っています。ずっと子猫だと思っていた子がここに飛び乗れるようになったら、感動すら覚えます。

でもある日、最年長の子が降りる様子を見ていてハッとしました。

飛び降りる時、一瞬躊躇している。

よくよく観察すれば一度や二度のことではなく…ああそうか、足腰が弱り始めているのだな、と気づいてしまったのが二ヶ月ほど前の話。

 

年をとるのって嫌だな、と思います。

これは決して、私がおばあちゃんになるのが嫌だという意味ではありません。ただ、人間の何倍も早く成長してしまう猫たちが、年齢を感じさせる様子を見るのがいつも苦しい。

でも目を逸らしても、成長は止まらないのです。

 

そこで、この家具の横に「階段」があったらいいんじゃないかな?と、対策を考え始めたのが今回のDIYにつながりました。

私には大きな家具を「一から作る」技術はまだまだありません。特に強度の必要なものは気軽に作れないので、カラーボックスを再利用することに。そして設置した状態がこちらです。

美しくはありませんが、私が想像していたよりも丈夫な仕上がり。厚みのある板を使った下段は、私が腰かけてもミシミシ言いません。

上段の板が半分しかないのは、空洞のまま閉じてしまうのはもったいなかったから。開けておけば猫たちが入って遊ぶかな?と。

内側にもステップを設置。そして昨日の写真はここから首を出したところでした。

よし、楽しそう。

 

あるものを使った、行き当たりばったりなDIYですが、足りない技術は熱意と愛情でカバー(?)。

どんなに上等なものでも使ってくれなければ意味がないので、様子を見ながら調整していける方法として、こういう選択肢があって(つくることが嫌いではなくて)本当に良かったです。

 

人も猫も、年齢を重ねるのは当然のことだけれど、身体の変化に合わせて暮らし方も変えていく。そうすることで心身への負担はきっと減らせると信じながら、できる工夫はこれからもどんどん取り入れていきます。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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