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和洋も季節も問わずの、デニム羽織。

こんばんは、ヤマネコです。

本日10月26日は、語呂合わせで「デニムの日」だそう。

デニムといえば真っ先の思い浮かぶのがボトムスなのですが、じつは一年ほど前にデニム素材の羽織を買いました。

以前から和装用にほしくて、ちょっといい品(数万円)を選ぶかどうか迷っていたのだけれど、デニム素材なら洗濯は自宅でしたいし、ひとまず気軽に使えるものをと通販で。

薄手の綿100%でお値段もお手頃のものを見つけたのでそちらを選びました。

私自身が低身長のため、心配だったのはサイズ感。でも和装アイテムの場合は若干大きめでも大丈夫かなと。もともと所持している羽織は祖母の手製で短丈のものが中心だったため、不安なく使える長めの羽織にも興味があったからというのも理由です。

そうして冬、春、夏をすごし、今は秋。通年のふだん着物に取り入れてみた結果すっかりお気に入りになりました。

 

正絹だと取り扱いのハードルとともにお値段も高くなり、化繊だと品物によって質や静電気の問題が起こりがちで試してみるまでちょっと不安。でも綿や麻なら、私は少し気持ちが楽です。

デニム羽織も三色から選ぶことができたのですが、私はブラックにしました。

デニムらしいブルー系ともかなり迷ったのですが、今回はフォーマルとは異なる黒がほしくてこちらの色に。

色に関しては大満足。さまざまな着物のデザインにもあわせやすく、デニムの黒だと重くなりすぎることもありません。黒を春のアウターにする場合は(もともとおしゃれに疎いので)悩むこともありますが、こちらはあまり違和感なく袖を通すことができました。

ただし黒で、しかも形が羽織ともなると、一見デニムに見えないかもしれません。

近くで見るとステッチなどの印象からそれがわかる。個人的にはかえって良かったかなと思っています。

 

商品ページにも書かれていたとおり、洋服との相性もなかなか。私は和洋折衷の組み合わせで外出することはあまりないのですが、在宅中の羽織物としては季節を問わずお世話になりました。

デニムといっても薄手の生地で、洋服だとシャツやレギンスパンツなどに使われるような厚みです。そのぶん軽いのが羽織として理想的。素肌にふれても柔らかい綿なので不快感はなく、汗を吸っても洗濯しやすい。完全に自宅用と考えて試してみるのもよさそうです。

 

古いレビューでは羽織紐の交換ができない(難しい)と書かれている方もお見かけしたなか、商品説明では可能との明記がありました。販売時期や色によるのかな? と想像しつつ確認してみたところ、問題ないものが到着。

そのままの紐も結びやすいし、デニムだと一風変わったアクセサリーともあわせやすいです。

また私はもともと低身長で、こちらの羽織はMサイズでも膝下まで裾が届きます。しっかり長羽織。

  • 短め:ややカジュアル寄りで活発的な印象(古風)
  • 長め:ややフォーマル寄りでしとやかな印象(現代風)

先輩方に教わったことを踏まえて私もこういう印象を抱いているのですが、今回の羽織はデニムという時点で完全にカジュアル、それなのにフォーマル寄りの長羽織。ちぐはぐのようでいて、私はバランスの良さも感じました。

私自身はカジュアルシーンで着用することを前提にしています。中にあわせる着物はもちろん、羽織紐のデザインでもその印象は変わるので、さまざまな組み合わせを楽しめる一着でした。

 

かねてからデニム羽織に興味があり、満を持しての入手。着用し始めてから一年弱、結果は大満足です。

(写真は購入時のものばかり。右端に写っているのは、記憶にないけれどおそらく弟猫の手です)

手持ちの和装アイテムは羽織も正絹素材のものがほとんどだったため、この一年は和装のたびにこのデニムばかり着用していました。洗えること、あわせすいこと、フォーマルすぎないこと、どれをとっても私の希望どおり。

もうちょっと和装の頻度が上がるようなら、色違いをお迎えすることも検討しようと思っています。

 

 

本日の猫。

なぜか私が着付け中を始めるとテンションが上がるらしい弟猫。

嫌がられているわけではなさそうなので、今後も様子見しつつふだん着物を続けていこうと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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