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手放したもの、代わりに手にしたもの。

こんばんは、ヤマネコです。

昨年、成人後初のはんてんデビューをしました。

これは本当に買ってよかったと思うものの一つで、今年の冬もいそいそとお手入れを終え、お世話になり始めています。

 

私が買ったのは、はんてん二着と、ちゃんちゃんこ一着。袖のないちゃんちゃんこは家事タイムへの期待という用途の違いがあったけれど、はんてん二着というのは洗い替えを考えてのことでした。購入前はその必要性に悩んだけれど、昨年はパン部ですごす時間にもはんてんが活躍してくれたので、計三着、買ってよかったと思います。

とはいえ今年はこの状況。パン部の活動もほぼ休止中で、私の二着あるはんてん生活も昨冬とは違ったものとなっています。それでも毎日着用するのは変わりそうにありません。

ただ実は、とても重宝していた一着だけのちゃんちゃんこを、すでに手放してしまったんです。

 

お別れしたのは今年のお正月明けでした。当時の私の周囲では、まだ今ほど感染症の影響を受けた暮らしではなく、昨年以前と同じように外出もしていたし、パン部の活動も相変わらずでした。今年も楽しく元気にすごせたらいいねと、のんきに、ぼんやり願っていた頃です。

ある日のパン部に、私が嬉々として持ちこんだちゃんちゃんこに友人がすごく興味を持ってくれました。よかったら着てみてと勧めたところ、その着用感や動きやすさにも満足してくれた様子。その時点で自分も買う、とまさかの即決でした。

ところがその場で教えて、すぐにスマホからアクセスしてもらったお店のサイトでは、同じもの(形だけ指定・色柄おまかせのアウトレットちゃんちゃんこ)が売り切れになっていたんです。時期的に再入荷があるかわからないタイミングだった上、友人があまりにもがっかりしていたので、思わず「これでよかったら使ってほしい」と、手元のちゃんちゃんこを譲りたい旨を伝えてしまいました。

 

もちろん他の選択肢もあった(アウトレットでないものを薦めるなど)と思うのだけれど、私自身が気に入っているものを友人がすごく好きになってくれた、というのがとても嬉しかったんです。この相手、この状況なら、私が後悔することもない、そんな確信もありました。

その友人もさすがに戸惑ってはいたけれど、もし古着に抵抗がなければと検討してもらい、最後は受け取ってもらえることになりました。

 

というわけで、真冬もスタメンだったちゃんちゃんこを昨冬のうちに手放していました。

譲ったことへの後悔は実際にまったくなかったけれど、その後、私がチェックするタイミングでは同じちゃんちゃんこの再入荷がなかったことには少しやきもきしていました。もう一度購入できるようなら、新しく届くものを友人に贈って、古いほうを返却してもらうこともぼんやり考えていたから。思惑どおりにはいかないものだなと。そして最近になって再び該当商品ページをチェックしてみたところ、選択肢からちゃんちゃんこがなくなっていました。

もちろん正規品はあるのでそちらを買うかしばらく迷っていたのですが、実はその必要もなくなったんです。ちゃんちゃんこを買いたいという話を何気なく親戚にした際に、祖母がつくったちゃんちゃんこが多分あるよ、と教えてもらったから。結果的に、それをいただけることになったんです。

 

私の幼少期、母が着ていたはんてんは祖母がつくったものでした。だから祖母が当時着物以外の和装アイテムも手掛けていたことは知っていたのです。ただ綿入りのものは劣化(へたり)が早いイメージがあり、手入れなしに着られるものが残っているとは思わず、だからこそ希望のものをさがして購入したつもりでした。

ところが手元に届いたちゃんちゃんこには、表面的に若干虫食いなどの穴はあるもののまだまだ問題なく着られそう。おそらく四半世紀以上前のものなのに想像していたよりずっと状態がよくてびっくりしています。

 

もしかしたら、やはりいずれは中綿の打ち直し、あるいは入れ直しなどが必要になるかもしれません。実は着物の生地(おそらく正絹)なので、これまでよりお手入れ方法も悩むことになりそうかなと。でも今冬はこのままお世話になることに。

購入品でも大切に使うつもりではいたけれど、どうしても「祖母がつくった」という付加価値は私にとって偉大なもの。使いながら見えてくる劣化などもあるだろうから今後どうなるかはわかりませんが、できるだけ長く愛用できたらと思っています。

 

本日の猫。

ちょっとかっこいい雰囲気の弟猫が撮れました。
その彼の、変顔(?)がこちらです。

私の旧パジャマの頃、布団の中で腕枕状態のところを撮影しました。寝起き変顔もかわいいなあと思う、親ばか同居人が私でした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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