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手元供養に、遺骨ペンダント。

こんばんは、ヤマネコです。

一年前、旅立った愛猫の葬儀を終えた少しあとに、遺骨ペンダントを買いました。

 

遺骨ペンダントというのは、ペンダントトップに小さな収納ケースがついたネックレスのこと。ケースは細長いカプセル型になっているものが多いように思います。

その小さなケースの中に入れるのは、大切な誰かの、遺骨。

肌身離さず持ち歩くことを前提としたものだと思うので、もしかしたら気持ち悪く感じる方もいらっしゃるかもしれません。それもあって一年以上ブログに書くことをためらっていたのですが、今回は書かせてください。

 

遺骨を納めることが前提となったペンダントがあることは、猫関連の本で知りました。だから「ペットの遺骨」を納めることが前提のものだと思っていたのですが、それが人の骨であっても持ち歩くぶんには(墓地以外に「埋葬しない形」の分骨であれば)問題ないそうです。

私の場合は幸か不幸か、これまでは誰かの骨を手元にとどめておきたいと思ったことはありませんでした。どんなに大切な家族のものであっても、人間であれば正式な墓地に納めることで安心できていたからです。

ペンダントを使う可能性があるとしたら、その骨は猫たちのものだろうなと。

そうはいってもたくさんの猫たちに囲まれて暮らしてきたので、全員分の遺骨を納めることは現実的ではなく、やはりペンダントを持つことはないと思っていました。

ところが一年前、色々な気持ちの問題がありまして、とうとう遺骨ペンダントを買いました。

 

火葬を依頼した段階でペンダントの検討は始めていました。今思うとその冷静さが嫌になるけれど、私には必要なものだったと思います。

  • 何かのはずみでケースが開かないよう、しっかり密閉できる構造であること。
  • 劣化・破損しにくい素材であること。
  • 常に首から下げておける(素肌にあたって不快でない)デザインであること。

一番恐れていたのは紛失と破損だったので、できるだけ屈強なものをとスクリュー蓋の構造で、ステンレス製のシンプルなデザインのものを選びました。

ケースは、すとんとした円柱型。

開けるときはくるくる回します。一年使って開けたのは三回ほどですが、自然と蓋がゆるんだことはありません。

購入時、骨を納めた際の緩衝材として綿が入っていました(必要なければ処分)。

つくりはシンプルなので、この中に骨を納めて、あとは首から下げるだけ。

 

先にも書きましたが、骨を持ち歩くことを気味悪く感じる方もいらっしゃると思うので、できるだけ見えないよう服の内側に隠すようにしています。そんな理由もあって、購入の際に選べたチェーンサイズは一番長い60cmにしました。

ぱっと見で骨が入っていることは(商品をご存じなければ)わからないはずですが、アクセサリーとして話題に上がる可能性も避けられたらいいかなと。夏服、とくに今はVネックワンピなのでどうしても見え隠れしてしまうのだけれど、意識して服の中に戻すようにしています。

 

チェーンも含めてオールステンレス素材なのはめずらしいのだそう。とてもしっかりしていて、本体も思っていた以上に肉厚で頑丈でした。

寝ているときも身に着けたままなので時折体重をかけてしまうことがあったのですが、現時点で気になるような傷も、変形も一切ありません。当初はアルミ製が軽そうでいいなと思ったのですが、私の扱い方だと頑丈さを優先してよかったのかなと。

生活防水に対応するくらいきっちり閉まる蓋ですが、入浴時は外すように推奨されています。あとはTPO(ドレスコード)的に気になるとき以外、私はほぼ身に着けたままの生活でした。

そうして一年使いましたが、おおむね満足しています。

 

同じようなコンセプトで、ペンダントではなく、キーホルダーやストラップ型のものもありました。

私は在宅業で服装は自由だし、身に着けてしまうほうが失くす心配がないかなとペンダント型にしましたが、ふだんの服装(着用時間が長い服)によってはキーホルダーなどのほうが持ち歩きやすいかもしれません。

キーホルダー用のパーツを別途用意して、チェーンと交換することも可能だと思います。

 

遺骨は、あくまで骨です。あの子の一部ではあるけれど、あの子ではないもの。魂でもない(骨が魂そのものだったら土に埋めることなんてできない)。

それでも私にとってこのペンダントは、唯一無二のお守りのような存在になりました。

 

 

本日は、思い出アルバムからの猫。

さみしくなったとき、あの子の体をぎゅっとする代わりに、ペンダントを握る。

ペンダントは手持ち無沙汰を解消する道具のようにもなっているけれど、そういう意味だけであっても、持ってよかったと思っています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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