15年目の、コーヒーメジャー。

こんばんは、ヤマネコです。

ここ数ヶ月、お試しサイズのコーヒーをよく買うようになりました。

理由は単純で、以前にもブログに書いていたお気に入りコーヒーの販売が終了してしまったから。実は駆けこみで数袋購入したおかげでしばらくはストックがあったのですが、だいぶ前にそれも尽きてしまいました。

（販売終了したのは写真右、金の袋オロネロのほう）

おいしいコーヒーなら他にもたくさんあると思うのです。ただ単純に味（酸味少なめ）だけではなくて、入手方法に負担がないことや続けやすいお値段、管理しやすいサイズ感（愛飲していたコーヒーは楽天だと180gで500円前後でした）も気に入っていたので、あらゆる条件を照らし合わせていくと代わりが見つけにくいのも当然のこと。これと思える代替品がなかなか決まらないまま年を越してしまいました。

余談ですが、先ほどAmazonをチェックしたら在庫が復活していたのですが、お値段が二倍近くに上がっていたので購入を控えています。これが他の必需品（たとえばキャットフード）なら仕方ないと思えるのですが、あくまで私の嗜好品なのでお値段も重要だなと考えています。

そんなわけでできるだけ少量サイズ（できれば5杯分くらいはほしい）のコーヒーを、スーパーや最寄りのコーヒーショップ、そしてやはり通販も大いに活用して色々試しているところです。

これまでは短期間で飲み切りやすい180～200gくらいの挽き豆を買って、800mlサイズのフレッシュロックで保存していました。冷蔵室で管理しているので、とくに遮光性などは意識せずに使っています。

このサイズならお試しサイズのコーヒー（100g前後）ももちろん入るのですが、開封から飲み切るまでの期間が更に短くなるので、あえて詰め替えずに管理を続けることが増えました。そんなときに使っているのが、クリップタイプのメジャースプーン。

先端がコーヒー用のメジャースプーン、持ち手のところがクリップになっているものです。

検索したら「コーヒーメジャーつきクリップ」のように書かれていることもあったので、クリップのほうがメインなのでしょうか？　どちらにしても2wayのイメージがありました。

使った後にトントンと粉を落としたり洗ったりするひと手間が必要ですが、コーヒーを淹れ、保管する際に必要な機能をそれぞれ兼ね備えた便利なキッチンツール。いつもはコーヒーに限らず、乾燥豆（大豆など）を袋のまま保管し、すくい出す際に活用しているのですが、久しぶりに本来の用途で大活躍しています。

見出しにも書きましたが、こちらを買ったのはワールドカップ（ドイツ）イヤーだった2006年のこと。実に15年目の愛用品となっていました。

正直にいえば、最近の私ならわざわざ買わないツールかもしれません。長いスプーンだと少量の豆を保存するケースには入れにくいし、そもそも袋から移し替えるならクリップになっている必要がないのです。これを買った当時はそこまでコーヒーを飲んでいたわけでもなく、実際にコーヒーをよく飲むようになってからは豆を容器に移し替えたほうが管理しやすいと気づいて、結局クリップの出番は（コーヒーの袋では）増えることもなく。

完全に「おしゃれだから」というあこがれの気持ちで手に入れたもので、おそらく今の私なら先に気づいて買うのを控えていたんじゃないかなと。

とはいえ使い出すと、やはり便利なんです。思いのほか重厚感があって持ちやすいし計量しやすい。袋をはさんでいるときの見た目もかわいく、何より15年もの間、変形やさびといった劣化なく私の手元にあるというのがすばらしいと思う。

私には「ガラス食器についてブログに書くと早々に割る」という情けないジンクス（七割くらいの確率？）のようなものがあるのですが、金属（18-8ステンレス）製なら安心して書くことができました。念入りなお手入れをしているわけではなかったので多少は金属のくすみがあるように感じるけれど、クリップのばねなどに問題はないしまだまだ長く使えそうです。

およそ15年間、あらゆる用途でそれなりに出番があって、意外なくらい「使わない期間」というのはなかったのだけれど、久しぶりに本来の役割で活躍するスプーンにちょっと嬉しくなりました。

お気に入りのコーヒーが手に入らなくなってしまって残念な気持ちを引きずっていましたが、今は色々なコーヒーを試すチャンスと、昔々に迎えた道具の出番も訪れたので、悪いことばかりではなかったなあと気分が少し上がる日々をすごせています。