こんばんは、ヤマネコです。
先日アルコール耐性のパッチテストをしました。
- 過去記事:お酒の弱さ、簡単なテスト。
実はこれを試したのには、きっかけがありました。先月、お酒で失敗してしまったんです。
場所は自宅。それも家族が一晩留守していた夜のことで、家の中に人間は私一人。その日の就寝前、キッチンの食材ストック棚を整理していました。
そこにある食品はほぼ把握できているし、消費し忘れているものもなさそう。整理作業もたびたび実践しており、その日も簡単にすませるつもりでいたんです。
ただそのとき気がついたことがありました。それはお酒にも賞味期限があること。
昨年、友人から贈られた品の一つに小瓶の果実酒があったのですが、それも今回整理した棚の中に収めていました。それは家族が飲むかもしれないし、そのうち私がお菓子づくりに使うかもしれない。そこに収納しているという認識はあったものの、しばらく放置していた小さな瓶。ふと手に取って確認してみたら、賞味期限が先月いっぱいだったんです。
梅酒やワインなどのイメージで、何年も、それこそ十年二十年と熟成する認識でいたアルコール類。保存方法の影響で劣化させてしまう話も見聞きしたことはあったけれど、難しい管理をしなくても数年程度は問題なく飲めるものだと思っていました。期限があるとしても相当長く保存できるものに違いない、と。
私の場合、お酒は飲まなくても料理酒を買うことがあります。ただそんな思いこみが根底にあったので、賞味期限などは確認せずに購入していました。そもそも調理用のものは長期保存しないので問題なかったのかもしれません。
そんな曖昧な偏見や知識しかなかったので、手元の小瓶の賞味期限、迫っているその期日に焦ってしまいました。
とはいえ、お酒。普段なら自ら口にすることはないのですが、気まぐれで「ちょっと飲んでみよう」と思ってしまったんです。
贈ってくれた友人や、(同じく贈られて)飲んだ友人たちから「甘い」「アルコールをほとんど感じない」と聞いていたこと。実際のアルコール度数が3%と低めだったこと。ちょうど就寝前という時間帯、それも歯みがき前で、梅酒代わりの寝酒にしてみようと思い立ったこと。よし、挑戦してみよう! と。
後になって冷静に考えれば、「アルコールを感じない」と言っていた友人たちは普段からお酒をたしなんでいる人たちだし、アルコールに弱い人間にとっての3%は決して低くない数値だし、普段私が寝酒にしている梅酒はスプーン一杯程度だし。どう考えても比較対象がおかしいのです。でもそのときはすでに若干眠くて、頭がきちんと働いていなかったのかもしれません。
およそ200mlほどの小瓶。小一時間ほどかけて飲み切ってしまいました。たしかに甘くてフルーツジュースのようでした。たしかに強いアルコールも感じず、とてもおいしかった。たびたび書いていますが、自宅でお酒をたしなむ暮らしにあこがれのある私にとって、「おいしく飲めている」という状況そのものが嬉しかったのだとも思います。
結論からいえば、その後が散々でした。
しばらくは問題ありませんでした。空になった瓶を洗浄して不燃ごみのスペースに分別、歯みがきなどの寝じたくも余裕ですませ、寝室に出向く前に猫たちとたわむれること数分。
徐々に気分が悪くなってきて、頭もぐらぐら。体温が上がったような自覚を持ちつつ、ちらりと鏡を見たら顔が真っ赤。起きているのがつらかったので倒れこむように布団に入ったものの、熟睡はできず。何度も覚醒して熱に浮かされているような状態に。
朝方になってようやく寝つくことができ、幸い目覚めたときには落ち着いていたけれど、え、こんなになるんだ? と自分でもびっくり。そしてあのひと瓶を体に流しこんだことを大きく後悔しました。
コロナ禍に入る前は、私にも年に数回程度ですがお酒を飲む場に同席することがありました。ただ先日も書いたとおり量や頻度はとても少なかったと思います。
逆に今のほうがちょくちょく梅酒を口にしています。量こそスプーン一杯程度だけれど、頻度としては過去最高ともいえるくらい頻繁。そんな近況のため、むしろちょっと耐性ができているほうに期待してしまったんです。
が、全然ダメでした。
パッチテストを実践したのは、この失態の数日後のこと。
今回は大失態ではあったものの、誰にも迷惑をかけずにすみました。
と完結させたいところですが、実際には被害を出していました。
猫たちに、です。
今思えば酩酊状態に近かった私が、リビングでうずくまったり、千鳥足でうまく猫をよけられず転びそうになったり、苦しさのあまりちょっとうなったり。ゾンビ映画の、生まれたてゾンビ(?)のようだったかもしれません。そんな様子の私を異常とみなし、猫たちは戦々恐々としていたのだと思います。
最初こそ私の周辺をうろうろしていた子たちにも距離をとられてしまい、名前を呼んでも近づいてきてもらえず、いつもなら寝室に入りたがるそぶりを見せる弟猫までどこかに隠れていたようでした。
翌日以降は何ごともなかったかのように元に戻っていたけれど、一時的にでも怖がらせてしまって申し訳なかったと思います。これも大きな反省点でした。
体験に次ぐ結果を受け止め、もう二度とやるまいと思いました。
私が一度に飲んで支障がない(気分が悪くならない)アルコールの量は、確認できている範囲でスプーン一杯程度。カップ一杯を小一時間で飲み干すのは危険だと心得ます。
本日の猫は、数日前の写真から。
私の大失態から数日後の弟猫です。
そうそう、あのときはそんな表情をしてたね……ごめんね。
もう(できる限り)しません。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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