2024.6.15  現在一部の画像が表示されないトラブルが起きています。 -  9.12 現在状況の確認と対応を進めています。

猫と暮らす家の虫対策、Gムエンダー。

こんばんは、ヤマネコです。

毎年入梅前に終わらせたいと思っている家しごとの一つが、虫対策。

主な標的は、黒光りしたイニシャルGと、軍勢を引き連れて現れるヒメアリです。ただでさえ虫が苦手な私にとって、これらの侵入者は恐怖の対象そのもの。更に恐ろしいのは、うちの猫たちが見つけてしまった場合を想像したとき……。

猫たちの衛生的な暮らしのためにも、私の心の安寧のためにも、ついでにおもちゃにされるだろう虫のためにも早めの対策が必要でした。

 

例年どおりなら、

  • ホウ酸団子(G対策:置き餌タイプ※室内用)
  • アリメツ(あり対策:置き餌タイプ※室内用)
  • 凍結スプレー(虫を凍らせるタイプの殺虫スプレー)

この三つの市販品を迷わずそろえるのですが、今年は「置き餌タイプ」について悩んでいました。

この猫のせいで。

……もとい、この愛らしい猫のやんちゃな性格のために。

 

わが家の歴代猫たちは、置き餌タイプの防虫(殺虫)剤で遊ぶことがありませんでした。そもそも見えないよう、気づかれないように考えながら置いていたし、仮に見つかってしまった場合も「だめっ」と叱ればそれ以上は手を出さず、その都度ちょっと場所を変えるような対策でなんとかなっていたんです。

でも、この子はダメだった。

全然、まったく、ダメでした。

家具のすきま、引出しの内側、ごみ箱の陰、どうにかおもちゃを回収しにいこうと努力を惜しみません。おもちゃではなくホウ酸団子(市販品)なのですが。

昨年、不幸中の幸いだったのは、猫がこれらを見つけたのが回収目前の秋だったこと。それ以前にも見られていたように思うのだけれど、「おもちゃ」と認識されたのが秋頃だったようなんです。当時のものは即刻回収して、来季はどうしたものかと悩んだまま半年以上がすぎました。

 

そして迎えた5月、まさかのタイミングで、Gを目撃。

といっても家の中ではなく、庭で。プチ田舎ゆえに点在する近隣の畑から移動してきたのだと思うのですが、体長5cmほどもありそうなその不倶戴天(不倶戴屋?)の敵を前に悲鳴をこらえられませんでした。それでも外用のほうきなどを駆使してなんとか追い払うことには成功。

ただ、あやつが家の中に入ってきたら、と想像した瞬間、後には引けないほどの焦燥感が増しました。

 

それでもやっぱり、今年は置き餌タイプを使う気にはなれません。一番効果があるだろう燻煙タイプにも不安があって、本当に、真剣に、ずっと悩んでいたのですが、とうとう購入に至ったアイテムがこちら。

ひたすら言葉も選んで避けてきたけれど、あえて書きます。
キンチョーの「ゴキブリムエンダー」です。

(完全に余談ですが、本体に虫画像がないのはすばらしいです)

スプレータイプの空間防虫剤で、室内にスプレーするだけでG除け(駆除剤)になるというもの。推奨使用ペースは二週間に一度で、効果としては燻煙タイプと似ているのですが、明らかに違うのは、

  • 事前に報知器や家具などにカバーをかけたり、退室の準備をしたりする必要がない。
  • スプレー後に30分間閉め切る必要があるが、その部屋に人間が滞在していても問題なし。
  • 30分後も、換気や掃除などの必要がない。

など、とにかく楽なこと。

一畳半(1.5畳)に対し、1プッシュ。六畳なら、4プッシュ。できるだけ部屋のすみ、斜め上に向けてスプレーし、部屋を閉め切って30分待つだけ。しかも退室する必要がない(多少なら吸いこんでも大丈夫)というのは安心感がありました。

ただ、使ってみるとちょっとニオイが残り、部屋の広さやドアの開閉状況によってはしばらく消えません。気になれば使用後の換気が必要かなと。それでも後で床や壁がべたつくこともないし、一本(私が購入したのは40プッシュ用)で、燻煙タイプ十個分の効果を補えるのはすごく経済的でした。

 

最後まで気になったのは、これもいわゆる「ピレスロイド系」の殺虫剤であること。

有効成分 ピレスロイド(フェノトリン、メトフルトリン)
引用元:商品パッケージより

この成分が、ほ乳類に対する安全性が高いことは理解しています。購入した製品にも「お子様・ペットがいるご家庭にも」と書かれているし、それを疑っているわけではないんです。ただ、猫は素足で床を歩くし、自ら体ををなめる。壁に手をついて立つこともあるため、少しでも口に入ってしまうことが怖くてここ数年間の使用には抵抗がありました。

一方で、天然成分の殺虫剤の多くには精油が使われているため、それらも猫の周りで使うにはやっぱり不安があります。

いずれにしても避けていたのは私の気持ち的な問題。どちらにも心配はあるけれど、ピレスロイド系の殺虫剤は過去にも使っていたことがあり、経験があるぶん少しだけ安心。今は精油のほうが(少量でも猫にとっては致死量となる可能性があることから)怖いので、今年は自己責任でピレスロイドを再採用してみることにしました。

 

使用にあたり、自分の中で決めたルールがあります。

  • 猫たちが一番長い時間をすごすリビングには使わない。
  • スプレー後、半日はそのスペースに猫を入れない。
  • スプレーする前に猫が口にするもの(食事・食器・猫草など)は避難させる。

当たり前に猫が口にするものに関しては、最低限の予防をしておくことに。

またリビングは家具も少ないので、Gが隠れられる場所もほとんどありません。隣接する部屋の防御力を高めておくことで、猫スペースの虫対策は見送ることにしました。

 

そんなわけで、使い始めてまだ一週間ほどです。
効果はひと夏すごしてみないとわかりません。

と思っていたのですが、実は連休明けくらいから姿を現していたヒメアリがいなくなったんです。まずはG対策を、と後回しにしつつも色々検討していたのだけれど、もしかするとGムエンダー一本ですむのかなと思い始めたところ。だとしたらすごくうれしいです。それだけでも使った甲斐がありました。

肝心のGに対する効果は不明なまま。しかも今は一時的に涼しくなっている関東なので、夏に向けて状況は変わってくるかもしれません。

それでも私としてはすごく期待しているので、また改めてご報告させてください。

 

 

本日の猫。

ごめんなさい。ワンピースであぐらをかいている私の上に、のってきた猫です。

この子が遊ばなければ今年も迷わずホウ酸団子を買っていました……。
(ケースつきが理想なので市販品を選んでいました)

とはいえ、これもしかたなし。彼の安全を確保しつつ、好奇心いっぱいの日々を謳歌してほしいです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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