オール電化住宅での、停電に備えて。

こんばんは、ヤマネコです。

一昨晩の地震では、わが家の近隣地域でも停電が発生していました。

昨日も書いていますが、地震の直接的な被害はかなり少なかった地域です。ただわりと近い場所で多数の停電が起こっていたこと、わが家は局所的ともいえるような状況で免れていたことを後から知りました。

その後復旧はしているようだけれど、改めて停電についても見直しておくことにしました。

わが家はオール電化。給湯器も電気、コンロもIH、その他も水道以外の住宅ライフラインはほぼ電気でまかなっています。

（ほぼ、というのは石油ストーブなどを取り入れているため）

ガス併用住宅との比較でメリットもデメリットも納得の上で選択しました。これについては様々な情報や意見が存在すると思うけれど、2011年から暮らし始めたオール電化住宅については大きく失敗したという後悔はないのが本音です。

私の場合はガス併用住宅を選んでいたとしてもそれなりに工夫して暮らしていた気もするので、おそらくどちらも選んでも住み方次第。そんな気持ちでオール電化住宅の暮らしにも満足しています。

そんな中での、先日の地震。その後で、やはり似たような住環境を持つ身内との会話で話題に出たのが、「オール電化住宅でも停電時はブレーカーを落とすものなのか？」という話。

個人的には「ガス併用を問わず、災害時の停電中はブレーカーを落とす」という認識でいたのですが、改めて確認してみることに。

結論としては、

これが大前提。

理由は、通電火災を防ぐため。災害による機器の破損や浸水が起こった際、通電したまま、あるいは通電が復旧した際に発火の危険があるためです。この条件ではオール電化住宅であるかは不問、むしろ尚更注意したほうがよいのではないかと思いました。

そうしてブレーカーを操作した後はガス併用住宅と同様に対処するのがよいようです。

冷蔵庫はできるだけ開けない（開けずにおけばしばらくは保冷状態が続く）。
スマホは画面設定を暗くし、省電力モードを選択。通信状態が悪い場合は、あえて機内モードへ（端末が電波を探し続けることでバッテリーを消費するため、それを機内モードにすることで防ぐ）。

などなど。

通電の復旧については情報を待つのがベストですが、その情報が入手困難な場合は、時間をおいて手動で確認する必要があります。できるだけ家の周囲（とくに電線や電気系統）や、屋内の配線、機器などに破損がないかを確認した上で進めるのが安心かなと思いました。

災害発生時のマニュアルなどは何かと目にする機会があります。その都度読んだものは覚えておこうとしてはいるつもりなのだけれど、やはり実際に体験してみないと私の知識ではぼんやりしていました。

そこで思いつくところから新しい角度で進めてみることに。

ブレーカーの場所、開け方、スイッチの配置などを改めて確認する。薄暗がりでも大きなスイッチ（アンペアブレーカーなど）だけは大体把握できるように。
自宅周辺の電柱、そこからの配線の様子を確認する。万が一切れた場合、どんな影響があるか（木に引っかかるか？　避難経路を確保できるか？　など）も可能な範囲で想像してみる。
スマホの「省電力モード」や「機内モード」の操作を試す。

少しずつですが、こんなことから実践してみました。

正直、私が一番手こずりそうなのはスマホの操作。機種変更をして一年たつのに未だに基本的な操作しかできず、SNSもなんとか閲覧はできるけどそこでおしまい。もう少し慣れておいたほうがよさそうだなと思います。

そういえば数年前、石油ストーブやカセットコンロもドキドキしながら使った記憶があります。停電時にも使えるようにと選んだ道具たちですが、それまで私自身は操作したことがないものだったから。