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311*もしものときの、写真の備え。

こんばんは、ヤマネコです。

今年も少しずつ、非常時に少しでも心を落ち着けるための見直しをしていました。

こういう見直しは終わりがないし、もしも一そろい完備できたとしても定期的な再確認は欠かせません。だから毎年同じようなことをくり返しながら、毎年少しずつ「今の暮らし」にあわせたアップデートをしていく。わが家でもそれを3月と9月にしています。

そして昨年9月の少し後に、小さな写真プリンターを買っていました。

目的は、スマホで撮った写真を印刷する、というシンプルなもの。いくつか候補があったけれど、選んだのはポラロイド社のもので、まさにスマホをポラロイドカメラのように使う、という感覚かもしれません。

 

写真を印刷するだけなら、従来のプリンターで事足ります。仕事で使う私は機器も自宅にあるし、必要に応じてコンビニで印刷すれば大判の鮮やかなカラー写真の印刷ができます。

でも今回これを買ったのは、非常時の備えとしてでした。あまり考えたくないけれど、所在がわからなくなった家族(人・猫)をさがすときに「印刷された写真」が役立つこともあると思ったから。

でも、いざそれが必要になったときに「いつものプリンター(自宅・コンビニ)」が自由に使える保証はありません。それならモバイルバッテリーでも充電できるような印刷機を一台持っておくのも備えかな、と思ったんです。

 

セット内容はシンプルで、本体と、USBケーブル(印刷時はBluetooth接続なので不要)と、専用紙。

この専用紙がちょっと高めだったので、「専用紙がいらない/安いタイプ(本体が少し高めの他社製品)」と少し迷いました。ただ私は頻繁に印刷するほうではないし、当初は本体が壊れたり用途に見合わなかったりする不安もあったので、少しお手頃(ただしメーカー品)のほうがいいかなと。そしてこの紙だけ買い足せば「インクがいらない」という仕様を気に入って決めました。

専用紙はまとめて中にセットしておけるので、出先(たとえば避難所)で使うときも出すのは本体だけ。

紙の残量がわかりにくいのが難点ですが、これは非常食と同じように定期的に見直すリストに加えれば問題なさそうでした。

 

いざというとき、連絡のとれない人間についても心配ですが、やはり私にとって不安が大きいのは猫たちのこと。

満を持して避難するときは絶対に脱走のないようキャリーに移して移動するつもりです。でも万が一何かの事情で「閉じこめておくこと」で猫たちの命が危ない、と感じたときは、私は彼らを外に放します。それは本当に本当の最後の手段だけれど。

その後、もし自分が無事に逃げおおせたときは、どういう結果にたどり着くにせよ、再び愛猫たちをさがします。

スマホの写真を見てもらいながら「この子をさがしています」と歩き回ることもできますが、その一瞬で「うちの子」の特徴を覚えてもらうことは至難の業だと思う。その時点の記憶をたどってもらうことはできても、今後、もし見かけたときに教えてもらうことへは、たぶんつながらない。

そんなときはやはり印刷された写真が有効かなと思いました。

 

これまでは印刷した写真をファイリングして「迷子用写真集」とし、非常用の荷物に入れていました。ただその作業が少し大変だったんです。

  • 正面(顔)
  • 背面(頭部からしっぽ)
  • 左から
  • 右から
  • おなかや肉球などの特徴
  • 首輪などの所持品

これらの写真を猫数分、撮影、印刷していたから。更には同じセットで、家族人数分のファイルを用意。これを年に一回つくり直すのもちょっとした手間だったのですが、それ以上に、古いファイルに入れていた愛猫たちの写真を「まとめて捨てる」という作業にも、ついモヤモヤ。

改めて、これからは事前印刷して荷物に入れておくのは最低限とし、必要なときに追加できるよう買い足したのがこの小型プリンターでした。

 

実は専用紙はシールになっているので、迷子猫のポスターづくりにも活躍しそう。そんな具合で、私は完全に非常時に便利! というイメージを持って選びましたが、手書きの日記や手帳、年賀状や手紙などに貼るために活用されている方も多いようです。

専用アプリを入れて最初の設定だけすませれば、印刷は本当に簡単。アプリではちょっとした編集もできます。

多くを指定せずに印刷すると、写真は少し暗めのレトロな雰囲気に仕上がりました。最新のプリンターと比べると印刷の美しさは劣りますが、私が求めていた猫の顔や姿を確認するには十分。更に編集(明るさの調整など)のコツをつかむと写真の雰囲気も変えられるので、使い道は無限大。

 

「備え」として購入するものの多くは、役立ってほしい一方で、使う日がこないでほしいと願うものばかり。でもこれは他の用途にも活用できそう。

と思いつつもこの半年はあまり多用できなかったけれど、これから少しずつ新しい使い道を考えていきたいと思っています。

 

購入当時(現時点でも)一番お安かったので私はAmazonで買いました。

レビューにカバーの変色(?)について書かれていましたが、私の手元のものは半年経った今も白に見えています。

 

そして、もう九年。今年もこちらの企画に参加させていただきました。
(ヤフーで「3.11」と検索することで、自己負担なく10円の募金ができます)

 

本日の猫。

ちなみに迷子猫(さがしたい猫)の写真は、正面からだけではなく、横から、後ろからのものが「他人にとって」はわかりやすいです。とくに柄やしっぽ、肉球の色など、ありとあらゆる方向から愛猫を激写する習慣があると便利(?)かなと。

カメラ目線サービスが旺盛な子は、リラックスタイムを狙うのが良いかもしれません。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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