こんばんは、ヤマネコです。
五年前に包丁を、三年前にまな板を新しくしました。色々試したけれど、少しずつ「これ」という道具が決まってきたように思います。
お気に入りの包丁
2011年の秋に今の家で暮らし始めたのですが、包丁を買ったのはその引越しよりも少し前のこと。一目見て、新居でぜひ使いたい! と思ったのが、マンハッタナーズのステンレス包丁でした。
ちょうど新居で使うものを揃えている最中で、包丁も有名メーカー品をたくさん検討していたけれど、私にとってこのデザインに勝るものはありませんでした。
念願の「オールステンレス」で、猫モチーフなのにシンプル。大袈裟な表現ですが、運命を感じました。
包丁のメンテナンス
とは言え、包丁として大切な「切れ味」がイマイチだったら使い続けることはできません。初使用はドキドキしましたが、私には十分満足できる品質でホッとしたのを覚えています。
ヘンケルスのシャープナーが気軽で便利
更に定期メンテナンスは必要だと感じ、遅れて買ったのがヘンケルスのシャープナー。うちの包丁にも問題なく使えたと思います。
- 安定性バツグン
- 素人でも研ぎやすい
- 切れ味の復活も実感
お値段も手ごろで扱いやすく、これでこまめなメンテナンスが続けられるようになったのですが、最近ちょっと考えを検める機会がありました。
シャープナーを使い続けることへの疑問
昨年からずっと「爪切り」を探していました。もしかしたら一生ものになるかもしれない(爪切りを頻繁に買い替えるイメージはないので)と、刃物屋さんの情報などもチェックしながら選び、既に購入しています。
その情報収集の過程で「シャープナーで包丁を研ぎ続けること」に疑問が出てきました。シャープナーはあくまで応急処置の道具であって、(職人さんの意見として)使い続けることで包丁の寿命を短くしてしまう可能性もあると知ったからです。
包丁のメンテナンス・再考
一番よいのは、定期的に職人さんに研いでもらうこと。
それが難しいなら、せめて日常的なお手入れには砥石を使うこと。
砥石という選択肢
砥石はかなり技術が必要なイメージがあってしばらく悩んだのですが、とにかく一度使ってみようと、爪切りと同じ頃に購入していました。
シャープナーよりちょっと大きいくらい。でもずっしり重たい砥石です。そして恐々、初研ぎに挑戦しました。
砥石の使い方
使い方は、まず水に浸すところから。
およそ三分間、砥石に十分水を含ませる必要があるそう。ちょうど(当時)冷茶ポットを洗った直後に始めたため、このポットを使う方法が今も続いています。
砥石の表面を軽く拭いたら、その上で包丁を研いでいきます。
ごめんなさい。写真では角度が足りておらず悪い例になっていました。
包丁一本の「刃先」全体が砥石に触れる角度に置いて、包丁の背部分は砥石から1cmほど斜めに浮かしながら、前後に動かします。
…説明下手ですみません。文章で書くとややこしいですが、実際にはさほど(理論上は)難しくないと思います。
わが家の包丁は両刃なので、両面繰り返して作業します。その間ずっと、今の私は怖い絵本の常連だった、山姥(やまんば)っぽい、と思いながら。
研ぎ上がりの感想
そして研ぎ終わり、肝心の切れ味はというと……正直、私にはシャープナーとの違いを感じられませんでした。シャープナーでも十分に切れ味はよくなっていたと思うんです。
それに、明らかにシャープナーのほうが手軽で簡単。
でも砥石を使うことで「包丁が長持ちするかもしれない」と考えると、今後は積極的に砥石を使っていこうかなと。
お気に入りで、毎日使う大切な道具だからこそ、自分にできそうなお手入れなら取り入れたい。
これまでと比べれば難易度は上がりますが、「素人用の刃物を自分で研ぐ」くらいの作業なら難しく考えなくてもよさそうです。日々練習を重ねていけばよいのだと思えました。
まな板のメンテナンス
そんな包丁とセットで使っているまな板は、アサヒクッキンカットのもの。ブログ「ヨガとシンプルライフ」のみうさんとお揃いなのです。
今日の更新でみうさんがまな板のお手入れについて書かれていたのですが、私が買ったショップではお手入れ道具のオマケはついてきませんでした(その分安かったのかな? とも思います)。
細かい傷は一年目から気になっていたのですが、そもそもゴムなので「削る」という発想はありませんでした。三年ほど使って一度も研磨していないので、これはぜひ挑戦してみたいです。
写真右、わずかに持ち上がっている(反っている)のが見えるでしょうか?
ちなみに購入から二年目で、若干反りが出ているのに気がつきました。ガタガタすることは一切なく、この角度で見ないと思い出すこともありません(最初から反っていたかも?)。問題なく使えています。
色々試したまな板
これまで、まな板も、樹脂(白)、木、強化ガラス、100円ショップで買えるものから数千円するものまでいろいろ試してきたのですが、今は大半を手放して、メインで使っているのはゴム製のみ。
大きな不満はありません。丈夫さ、使いやすさはもちろんなのですが、私にとって「包丁にもやさしい」と思えるのが愛用し続けている理由の一つです。硬質なまな板(特に強化ガラスで実感)よりも刃にやさしい印象で、刃こぼれの不安を軽減し、トントンと響く音が好き。
おわりに
まな板選びは、包丁と相性のよいものを。
砥石も、包丁のよい状態を永く保てるものを。
一つ一つが自分にとって理想的(デザイン・コストなど)であるかどうかも大切ですが、セットで使うものがあるならそれぞれの親和性も大切にしつつ、持ち物を選ぶことは続けていきたいと思っています。
本日の猫。
黒い写真と……
白い写真。
包丁研ぎはちょっとずつ慣れていますが、撮影技術はまったく上がりません。コンデジも、そろそろ購入から一年です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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