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おにぎりと、おむすび。

こんばんは、ヤマネコです。

6月18日、本日は「おにぎりの日」だそう。

 

少し前に食べられないおにぎりをいただきました。

布製です。少量の重石(プラスチックのペレット)が入って、お手玉のような感触。

なんと、猫にのせて使うものでした。

一部の子たちはバランスよくのせたまま数秒程度ならじっとしていてくれましたが、大半の子は「なんじゃこりゃ~~」の大騒ぎで逃走。想像どおりです。

でも成猫に負担があるような重さやつくりではなさそう。縫い目などもしっかりしている印象ですが、うちにはスリッパを食い破った猛者がいるので出しっぱなしは控えつつ、撮影の小道具としてしばらく楽しませてもらっています。

 

ところで、「おにぎり」と「おむすび」という言葉を使い分けますか?

私は同じものというとらえ方をしていますが、今は「おむすび」という言葉を、実は意識して選ぶようになりました。

 

きっかけは、知り合いのおばあちゃんから聞いた話。

おむすびは、縁結び。
おにぎりは、鬼切り、あやかって縁切り。

そういう意味(おばあちゃん個人が持っているイメージ?)があると教えてもらって、なるほどと。

縁切りというのも悪い意味ではないと思います。たとえば「縁切寺」は悪い縁(自分に降りかかる災いなども)を断ち切りたいときに頼るところ。良い縁と結ばれるのも、悪い縁と別離するのも、どちらも裏を返せば自分の幸せにつながる流れの一つ。あとは受け止め方次第なのだと思う。

ただ私、切りたい縁というのがあまりなくて(あっても長く覚えていられない気がする)、だったら日常的に得られるのは縁結びのほうがいいなあ、という、とっても簡単な理由で「おむすび」の言葉を選ぶようになりました。

 

求める縁というのは、恋愛どころか人間関係の輪に限らず、ほしかったものが手に入るとか、仕事や遊びへのお誘いをもらえるとか、行く先々で猫が寄ってくるとか、良縁があればいいなあと思うことは様々。

呼び方を変えたからといって縁結びの神さまが微笑んでくださるか? はだいぶ微妙なところ。だからただの心の持ちようなのだけれど、思えば「結ぶ」という言葉の響きも好きで、今は自然と、おむすび。

とはいえ長年「おにぎり」と呼んできた過去があるので、どちらの呼称であってもパブロフの犬のごとく「おいしそうだな」と思いながらおなかが鳴りそうになるのは、たぶん一生続きそうです。

 

そんなわけで「のせぐるみ」のおにぎり(商品名)を散々のせられた猫でした。おつきあいに感謝、お疲れさまです。

しかし彼は気づかない。

まだ、のせられタイムは終わっていないことに……。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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