こんばんは、ヤマネコです。
今年は和服と洋服を織り交ぜながら生活しています。
私にとっての和服は、お出かけ専用ではなく生活着。ただ古い着物は自宅での丸洗いが難しいものも多いので、保護するためのエプロン、ないし割烹着が重要なアイテムでした。
ここ数年のお気に入りは、無印良品で買った麻の割烹着。
私が持っているものは同型の色違い。どちらも旧タイプなので現行品と少し形が違います。仕事(在宅業)中も家事中もほぼ着用しっぱなしで、大変お世話になっています。
ただ割烹着にも「洋装用」と「和装用」があるんです。
ぱっと見わかりやすい違いは袖の形で、着物の袖が収まるようゆったりとしたドルマンスリーブになっている割烹着が和装用、そうでないものが洋装用。実際に着用してみると、背中の帯結びに支障がないよう、和装用割烹着のほうが身幅もゆったりつくられているものが多いように感じました。
そう考えると、無印良品の割烹着は完全に洋装用かなと。和服の上から着用できないこともないのですが、少し窮屈。そこでもともと持っていた和装用割烹着(私にとっての一着目)を買い足そうかなと検討を始め、代わりに、たまたま見つけた「レースの水屋着」を買いました。
先に書いてしまうと、2,000円弱のお値段に惹かれた、というのも理由です。
きちんと「水屋着」を理解していなかった私が伝聞からイメージしたのは「ワンマイルウェア向けの割烹着」。
- エプロンや割烹着と同じ感覚で、服を汚れから保護し、着物の袖をまとめておく役割。
- エプロンと違って袖がある、割烹着より形状が着物っぽい(前あわせ)。
- 主に水屋(キッチンなど)で、家事をするときに着用する。
- 割烹着よりもほんの少し外出向きで、ご近所(スーパーなど)への買い物や散歩にちょうど良い位置づけ。お出かけ着とは少し違う。
- 和装での旅先に持って行き、旅館での羽織などにも使うことがある。
私の感覚だと、それはワンマイルウェアでした。
中には水屋着を「完全に家着」と考える方もいらっしゃるようなので、これに関しては正誤があるものというより感覚の問題(たとえばジャージ姿でスーパーに行けるか、など)かなと。
実は今回新たに購入したのは、商品名では「レースコート・道中着」となっていました。ただ私は(当初は写真で見ていた)つくりやデザインから、独自のイメージで和装用ワンマイルウェアとして使います。
レースだと汚れからの防御力は低めだと思いつつも、私には割烹着着用が厳しかった夏にも涼しく着られそうだし、着物の袖もまとめておけます。
また先に書いたような手ごろなお値段も理由で試してみることに。
ネット注文で届いたものを早速試着。唯一気になった点は、袖にゴムが入っていないことでした。
すぼまっていてもゴムなし、これだと腕まくりがしにくいかなと。ただ必要ならゴムの対策は自分でもできるかなと、納得。そもそもが「道中着」ゆえのデザインかもしれません。
実物を見る前に心配していたサーモンピンクのような色合いは思っていたより奇抜ではなく、地味めな着物の上に羽織ると明るくなるのも気に入りました。手足の短い私には少し大きめにも思えたけれど、きれいに着物の袖も入ったし、和服でなく洋服のときにカーディガン感覚であわせても悪くなさそう。
自宅で着物を着ていると寒さを感じることが(暖房なしでも)ほとんどないので、今の季節の割烹着代わりでも十分務まります。
化繊(レーヨン60%・ナイロン40%)素材なのに思いのほか静電気は気にならず、お値段の割にレース生地もしっかりしていました。
前を留める部分はひも(二ヶ所)になっています。猫がじゃれてしまいそうだけれど、個人的にボタンよりも安心。
洋服だとレースやフリルって苦手な(自分が着るのは躊躇してしまう)部類だったのですが、和服だと不思議と抵抗がありません。独りで試着しながら、ついつい「かわいい、かわいい」とつぶやき続けてしまいました。
とびかかってきた猫にレースを破かれそう、というのも心配の種ではあったのですがが、それについては綿シャツでもセーターでも同じことだったので、高級品でない限りはあまり気にしないことに。このレース水屋着を取り入れ始めて一ヶ月弱ですが、今のところは何ごともありません。
和装用の割烹着は一着持っているけれど、こちらが夏場(真夏は無理でも6~9月)に快適だったら来季以降に買い足しも検討するつもりです。
レースコートの猫。
すぐに破かれてしまうかな、と心配したものの、現状ではひどいトラブルはありません。
いたずらっ子もそこはわきまえてくれている……と、いいなと願っています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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