こんばんは、ヤマネコです。
数日前に春分も迎えた年度末。わが家の庭でも、ミモザが満開です。
お彼岸入りの少し前に家族が用意してくれた仏花(正確には、お彼岸用の前週に用意してもらった花束)に、スターチスが含まれていました。
ピンク系やイエロー系などの色もあるけれど、今回はホワイト。みずみずしい生花なのに、さわると乾燥しきったようなカサカサという音がする不思議な花です。
今季のお彼岸中、ずっと美しさを保ってくれたその花もだいぶ茎の色が変わってきており、そろそろおしまいかなと思いながら、昨日、今日と水を替えていたのですが、ふと思い立ってドライフラワーにすることにしました。
せっかくなので庭のミモザも一枝いただき、いっしょに麻ひもで束ねました。
同じく傷み始めていたアルストロメリア(薄紅色の花)は、元気そうな部分だけを集めてマグカップへ。命に限りのある生花だからこそ、こうして形を変えることで少しでも長く楽しみたいと思っています。
庭のミモザを植えたのは一昨年のことでした。強いあこがれを抱いていた花木で、せまい庭でもなんとか場所を空けて植樹することが叶った樹。
でも一年目はもちろん、昨年もうちのミモザはつぼみをつけることがなく残念に思っていたんです。でも、打って変わって今年はその重さで枝が折れるのではと感じるほどにたくさんの花が。
今の季節はこれを日課のように眺め、とても癒されています。
(昨年は購入した枝でスワッグづくりが楽しめました)
そんなミモザの花言葉は「秘められた恋(秘密の恋)」だと教えてもらったことがあります。でも最近、それ以外にも複数あることを知りました。
感謝。
思いやり。
友情。
他にも色々あるようですが、私の心に留まったのはこの三つ。
ちょうど一年前の春。花のつかないミモザの樹を見上げて「来年咲いたらいっしょに見よう」と約束した子は、もう腕の中にいません。そして今年、満開となった枝を独りで見上げるたび、胸がしめつけられるようでした。咲くのをずっと楽しみにしていたのに、いざ開き始めたらさみしさばかりが募った。
ただこの花が持つ言葉を知った今、少し見方が変わった気もします。
ミモザにお彼岸と結びつくイメージはなかったけれど、わが家の庭では時季がぴったり。この先も毎年、わずかな時間、小さな一輪であっても、猫たちの仏前に供え続けていきたいと願う花になりました。
本日の猫。
写真ではわかりにくいと思いますが、彼の爪が、私の指にぶすっと刺さっています。ご無体な。
という作業は、「枕」候補の見分のためでした。
見事お眼鏡にかない、枕として採用されたのが私の左手です。
……困るんですけれども。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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