どうして、それを、言えないの。

どうして、それを、言えないの。

こんばんは、ヤマネコです。

最近、以前にも増して痛感するようになったのが、私の対人スキルの急降下。

とくに「雑談」が苦手です。

 

たとえ頻繁に会っている人でも、よほど気心が知れた相手でない限りは緊張するし、視線が泳ぐし、舌が動かないし、指がふるえるし、誰かと一緒にいるときほど鳴らないスマホを握りしめ「今なら苦手な着信も天の助けとなるのに」と神さまに祈ってしまうし。ついには相手と別れたあとに、すぐさま穴に埋まりたくなる。一人反省会のために。

手近な穴でいい。なんなら誰かと対面している間じゅうずっと、埋まりたいと願っている。

こんなダメ人間ではあるのですが、時々重宝されることもありました。

どうやらこれは、私が言いたいことをはっきり言える人間だからのよう。

なんだかとても矛盾しているのですが、そういうものかと腑に落ちる機会がありました。

 

少し前に、知人のAさんの行動が勝手すぎると、Bさんが激怒したことがあったんです。

そこから周囲の人たちを巻き込んで派閥争いのようにまで発展してしまったのですが(私も一応、片方に所属?していました)、はたから見ている限りでは、お互いに話し合いの場を持てばすんなり解決するようにも思えました。

というのも双方、相手は「きっとこう」「たぶんこれ」「おそらくこんな」と、あらゆる想像とともに怒りをふくらませてき、日が経つほどに関係性が悪化していくばかりだったから。最後の最後まで話し合いの場が持たれず、こじれていきました。

 

たとえば、Aさんと隣人Bさんの家の境界線にある木を、Aさんが勝手に切ってしまった。それにBさんが激怒した。実際の話はもっと深刻ですが、そんなイメージです。

Aさんは落ち葉が迷惑だったに違いない。
きっといつも自分(B)が掃除していることを知らないのだ。
そもそもAさんはあの木を自分のものだと思っているのではないか?
いや、あの木を切ったのは、いやがらせなのかもしれない?

Aさんは、こちらに宣戦布告をしたのだ…!

Aさんは途中でBさんの怒りに気づいた様子でしたが、無言のまま(私視点だと「言い出せなかった」ように見えました)。この時点で周囲を巻きこむ大事になっていました。

そもそもBさんの逆鱗にふれたと気づいた時点で、Aさんが説明をすればよかった。
Bさんは周囲を巻き込む前に、Aさんに問いただせばよかった。

そういうことだと思うのだけれど、その選択をする人はいませんでした。

 

言いにくい気持ちもわからなくはないけれど、私なら、面と向かってでも、文面でも、何らかの形で気持ちを伝えるだろうなと思いました。

Aさんに対してなら、このことについて説明してくれないかと。
Bさんに対してなら、先に伝えなかったことを詫びるだろうなと。

それが正しいとか、当然とか、そういう話ではなく、妄想の悪循環で消耗する苦痛と無意味さを知っているから。しかも今回は冷戦状態が現実化し、巻きこんだ人たちみんなが疲弊し、何かと実害もあったのです。

私が一人、ネガティブの悪循環で悶々とするのとは話が違う。

僭越ながら、何度か話し合いをしたらどうかと促してもみたのだけれど、どちらも「先方から言い出すべき」の一点張りで、この戦いは熾烈を極めていったのでした。

 

たしかに私は人づきあいが苦手だし、臨機応変さが足りなかったり、日常的な会話がおぼつかないのですが、なんというか「用意しておいた要件」を伝えることには抵抗がありません。

喧嘩の末に自分から折れることも、年齢を重ねるほど気楽になってきたし、人に言わせるとプライドが許さないようなことでも平気で伝えることができるそう。

つまりは、私のプライドが年とともに目減りしているのかも…だからAさんとBさんのやりとり(がない状態)にモヤモヤし続けていたのかもしれません。

 

一方で、私の場合は雑談スキルがお粗末以外の何ものでもない。つまりは「要件」がなくなると、話ができないのです。

あるとき身内に、「一般的には逆なのだ」と言われてショックでした。言わなくていいことを口走ってしまう割に、会話が続かないのはそういうことかと。

ただ変な話、ほんの少しうれしくもありました。たとえば身近な人が、誰かに伝えにくくて困っていることを代弁する、といった助けはできるのかなと。

 

言えないことと、言えることが、人とは違う。

そこで大喜びはできないけれど、そう気づけたことで活かせる場面があるかもしれない。それについてはよかったなと思っています。

 

本日の猫。

朝から雨予報…だと思っていたら、まさかの暑さにぐったりの彼。

そりゃ、布団からも落ちますよね。

ちょっと頭を支えてみたりもしたのですが…

この寝方が好きなようです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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