3年目の、魔法のテープ。

こんばんは、ヤマネコです。

二年ほど前に魔法のテープと呼ばれるものを買いました。

質感や使用感は昔からある耐震ジェルマットに近いと思います。家具や家電などが動かないように使うアイテムで、下の写真の青いもの。

わが家ではたびたびお世話になっているので、それがテープ状であればコスパもよさそうだし、長さを調節できるのはありがたいなと試してみることにしました。

結論からいえば、私は小さくカットされたジェルマットのほうに使い勝手のよさを感じました。

また丸二年使ったジェルマットの粘着力は、明らかに落ちていると感じます。

使い始めから正直少し大変でした。とにかく強粘着なのには納得。

厚みのあるジェルテープをはさみで切りながら使うことが前提なのだけれど、そのはさみにもぺたぺたとくっついてサイズ調整がしにくいのです。とくに小さく切りたいと思うとなかなかうまくいきません。

ここでお目汚し失礼します。

切る間にもほこり（主に猫の毛）がつくし、全面的に粘着力が強いのでテープの端と端がちょっとでもふれようものなら、分離させるのがとても大変。どうにもほぐせなかった部分（左上）を初日から無駄にしてしまいました。

とはいえほこりについては、洗えばすぐに解決。

従来のジェルマットと同じく、こうして対応できるのは良い点です。

私が試してみたかったのは延長コードの浮かせる管理。

家電本体の側面に電源タップを貼りつけ床の掃除を楽にしたかったのですが、あえなく失敗。

テープにこれだけ粘着力があるのだから問題ないだろうと思ったのだけれど、翌朝見るとすでに落下していたんです。最初はしっかりくっついたように見えるものの、時間とともにじわじわとはがれてしまうようでした。テープを洗い直したり、貼りつけの際に強く圧着したり、色々試してみたけれど惨敗。

貼りつけが可能なものや、使いやすい場所は限られそうです。

やや頑丈そうな延長コードを家電の側面（垂直面）にという希望の用途では使用が難しいことを実感しました。

それでいてテープの粘着力は本当に強力なんです。

新品時の表面には一般的な両面テープと同じくフィルムがかかっていますが、問題は側面。

巻いてある状態の側面にもあらゆるものがくっついてしまう。たとえばこのまま引出しの中に入れておけば、引出しの底にくっついてはがすのに苦労しそうです。

初期パッケージは開封した際に破けてしまったため、私は無印良品のEVAケース（ファスナーが壊れてしまったもの）に入れることに。

保管方法はこれで問題なかったけれど、結局三年目に入った今も残量多め。当初想像していた目的に適わなかったのでうまく使いこなせていません。

とはいえ二年前に壁（鏡面仕上げの家具の側面）に貼りつけた小さな手鏡は一度も落下することがありませんでした。色々な部分で期待外れの印象を持っていたので失礼ながらびっくり。

最近になって試しにはがしてみたところ、設置面の家具にも手鏡の裏側にも、気になる劣化はゼロ。手鏡の裏側には文字がプリントされていたのですがそれも傷まず、テープだけをきれいに撤去することができた点もすごくよかったです。

ただ残念ながらテープの再使用は難しそう。

ごめんなさい。あまりにもほこりだらけだったので写真はぼかしました。

ジェルテープ自体に厚みがある（1mm以上）ので、鏡と家具の間にすきまができ、ほこりがたまりやすかったようです。また粘着力は洗えば復活すると思ったのだけれど、実際に洗って干した後のテープに当初の強粘着は戻っていません。くっつきはするのですが初期の状態とは明らかに違う。

また上のぼかした写真のテープは、長方形に切って使っていたものです。ところが今回はがす際に伸ばしたら簡単にちぎれてしまいました。やはり素材自体が劣化したのだろうなと。

この魔法のテープについては様々なメーカーから類似品が発売されています。私が購入したのもメーカー名などの記載がないものでした。

もっと質の良いもの、実際に何年たってもくり返し使えるものが存在する可能性もあります。

ただ個人的にはリピートを控えることに。

テープ型が良くないというより、私の目的にあわせるのが難しかったという感想でした。購入直後に使い切るくらいの計画性があれば重宝するだろうなと。

現在の私は、残っているテープもちょこちょこ使ってはいるものの、その大半が平面での使用。やはり地震対策のために家電の下へはさんだり、あまり動かさないペン立てを机上に固定したり。垂直面に貼りたいような軽くて小さいものがあまりないからです。

そうした用途の耐震ジェルマットであれば百円ショップやホームセンターで買えるので、今後は必要なときにそちらで買い足していこうと思いました。

本日の猫。私の脚とセットで失礼します。

これは毎朝の習慣になっている合蹠のポーズ。の、途中に二度寝を始めた弟猫。

私が体を起こしたタイミングで弟猫も一度起きたと思ったら、ゆっくり歩いてきて脚の間に収まって眠り始めました。ここまでがすっかり日課です。

本日もおつきあい、ありがとうございました。

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