こんばんは、ヤマネコです。
そろそろキンモクセイの季節じゃないかな、と。
昨日も書いていたとおり、今日もさんぽをしながらそんなことを思い出しました。
毎年、ご近所のどこかからキンモクセイの甘い香りが届くんです。玄関から一歩外に出たとき、窓を開けたとき、ふわっと香る秋の風物詩。
季節はいつだっけ? 9月くらいというのは勘違いだっただろうか? と思ってネット検索してみたところ、やはり今が開花時期のよう。でも今年はまだその花の存在を感じた記憶がありません。気候的な問題か、もともとうちの地域では少し遅めの10月くらいだったのかなと考えながら、勝手にご近所のお庭から頂戴してしまう香りを楽しみにしています。
私はいわゆる「人工的な香り」と呼ばれるものにもさほど抵抗はありません。ただ猫の健康について考えるようになってからは、洗剤やシャンプーの類はできるだけ「無香料」のものを選ぶようになりました。
時々、一時的に楽しみたいなと外で使う化粧品(リップクリームなど)に香料入りを取り入れることもあるけれど、家の中で使うもので、選べるときは無香料を優先的に。ここ数年はそんな意識で買い物をするようになっています。
私の場合、どんな香りであっても慣れてしまうと「するな~」と感じるだけで、わざわざ「楽しもう」とまで踏みこむことをしなくなりがち。最初はすごくいい香りだと思って使い始めた洗剤ですら、いつしか惰性で選ぶようになっている、と気づいたこともありました。逆に、よほどの汚臭や強い香りでなければ「嫌」という感覚もないので、どちらにしても大変ぼんやり日々をすごしていたなと。
でも無香料中心の暮らし(?)を意識するようになってからは、田舎暮らしという条件も相まって、外から届く植物の香りや、以前はあまり気に留めなかった料理や飲み物の香りをしっかり堪能できるようになった気がします。
たくさんの香りに囲まれながら感じる「とてもいい香り」より、何もないフラットな環境で感じる「とてもいい香り」のほうが、たとえ同じものでもより強く楽しめるんじゃないかなと。
そんなわけで香りへの意識も歳を重ねるごとに変わっているのですが、ずっと変わらずに、一番好き、というか落ち着くな、と思う香りがこちらです。
猫のおなかの辺りに顔をうずめて、すうっと。全身に行きわたりそうなくらいの深い呼吸で、猫を吸ったときの香りが本当に最高。
といってもシャンプーなどではなく体臭であるケモノの香りなのですが、私は猫アレルギー(近年ひどい発作につながる頻度は低め)なのに中毒になりそうなくらいの多幸感があるので、いくら吸ってもやめられないし、飽きません。ある意味、危険な香りでした。
おそらく猫(あるいは他のケモノたち)と同居されている方でないとご理解いただくのは難しいだろうなと。もしかすると猫と暮らしている人間の中でも稀有な嗜好なのかもしれません。
ただ私にとってはこれだけ最高の香りが無制限に堪能できる環境なので、わざわざお香などを買わなくても常にリラクゼーション空間が整っている。ずっと前から知ってはいたけれど、猫ってかわいいだけじゃないんだな、と日々感心することが尽きません。
本日の猫。
かわいいだけじゃなく……
鼻にも、目にも、私の心にも体にもやさしい存在なのでした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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