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小さな疑惑は、ごみ捨て場から。

こんばんは、ヤマネコです。

わが家で「ごみ出し」の作業は、私ではなく同居家族の担当です。

大抵は、夜、私が就寝前にまとめておいたものを、朝、出勤する家族が持って出てくれる、という流れ。

ただ前夜の私がうっかりしたり、追加で出したいごみ袋が増えたりした日は、私自身がごみ捨て場まで持って行くのもわが家のルール。猫のトイレごみが含まれていると若干重く感じることもありますが、私は割と力持ちだし、ごみ捨て場までは徒歩一分程度なので大変な作業というわけでもありません。時々、野良猫(?)とすれ違う機会を楽しんでもいました。

そして外出自粛中だった数週間前にもそんなことがあったんです。

 

その日ごみを出しに行くのが私だったのは、自粛要請の影響もあって家族の出勤がなくなったから、という稀な理由でした。

その道中、ご近所さん数名が話しこんでいるのを見かけました。いわゆる井戸端会議でしょうか。時々お見かけするのですが、幸か不幸か話下手な私はあまり誘われません。このときもごあいさつだけで通りすぎ、ごみを出した後は改めて帰路へと戻りました。

もともと近いごみ捨て場。数十秒前にすれ違ったご近所さんたちはそこで立ち話を続けられていて、再び会釈して家に向かおうとしたところ、なぜかその日だけは呼び止められたんです。

そして訊かれたのが、

「ペットボトルがあったでしょ?」

という内容。

その日は「可燃ごみの日」でした。わが家の地域ではペットボトルを出すのは「資源ごみの日」と決められているので、混入しているのだとしたらマナー違反なのはたしか。

ただこの一件が起こったのは「新型コロナウイルス感染者が使ったペットボトルは可燃ごみに(清掃スタッフさんへの配慮として)」という情報が発信され始めていた頃。私もSNSでその情報を見かけた後だったので、タイミング的にそのことを心配されているのかな? とお尋ねしたら、やはりそうでした。

 

(余談ですが、ご近所さんとはSNSでつながっているわけではないものの、同じ拡散ツイートや情報を見ているなあと感じることがたびたびあります。ちょっとどきどきします)

 

話の流れや雰囲気的に、ご近所さんたちは感染した方やそのご家族に対して差別的な意識を持っていたわけではないと思うんです。これも良い言い方ではないかもしれないけれど、世間話感覚で話のタネにしていただけかなと。むしろ感染に関してはあまり不安視していないようにも見えました。その状況自体が三密を避けているとはいいがたかったし、その場でマスクをしていたのも私だけだったためです。

きっとみなさん、ごみを出してすぐに帰るつもりが、たまたま顔をあわせ、たまたまペットボトルが気になってしまったということなのだろうなと。

そんな状況の中、失礼になりそうであからさまにはできなかったけれど、私は道路(なんとか車がすれ違えるくらいの田舎道)をはさんだままの距離感で二言三言かわすことになりました。

 

というわけで可燃ごみの中に混じったペットボトルがその日のテーマだったようなのですが、実際、私も自分がごみを出したときにその一袋に気がつきました。

ただし、このときが初めてじゃないんです。

 

毎回同じお宅かどうかはわからないけれど、私は以前から同じごみ捨て場で、可燃ごみの袋(地域指定の半透明袋)の中にペットボトルが入っているのを割とよく見かけていました。

私自身がごみを出しに行くのは多くても月に一回程度ですが、それでも目にする頻度は毎回といっていいくらい。前述どおりマナー違反ではあるけれど、私自身がよそのお宅のごみ袋を開封してまで分別するほどの気概はなく、見かけてもやりすごしていたんです。また後から気づいたことですが、感染症予防に限らず「分別しない」なんらかの理由があるのかもしれません。

その日、その場にいたご近所さんたちにもそのように伝えたところ、とても驚かれて「見たことがない」という反応をされたのが私にとっては意外な事実でした。

 

そこで初めて、私がごみ出しに行く時間帯が遅めであることを思い出しました。大抵は私が到着した時点でよそのお宅のごみ袋が山積みになっているんです。ペットボトルが入ったごみ袋は、その状態でも見える位置に置かれている。

つまり、いち早くご近所さんたちがごみ出しをすませ、その後にどなたかがペットボトルの袋を出し、最後に私がたどりつく、おそらくそんな順番がくり返されていたのだということ。そうなると、やはり毎回同じお宅なのかもしれません。

ただその日はたまたま流れが前後して、ちょっとした波乱を巻き起こしてしまったようです。

 

あれから数週間。現在までに、うちの近隣で感染された方がいたという話は聞きません。

わざわざ公言はしないだろうし、私がご近所さんと世間話をしたのはあれきりで、他にうわさを耳にする機会もなく正確なことはわかりませんが、あの日、話題に上がったペットボトルに関しては心配するような理由ではなかったんじゃないかな、と。そう考えるのは安直すぎるでしょうか。

でももし本当に感染したご近所さんがいらしたのであれば、無事に回復されている、あるいはこれから回復されることを心から祈っています。

 

本日の猫。

私の勝手な妄想にて、「オレの背中はお前に任せる」というシーン。
たぶん、どこからか飛んでくる鉄砲玉(弟猫)に備えている兄猫コンビ。

神妙な表情に見えたので、名前を呼んでみたところ、

あ、思いのほか気の抜けたお顔でした。
かわいいけれど……ごめんね? 全然強そうではない。

瞬時にキリッとした顔に切り替わりましたが、今度は隣の兄猫がごろりん。
残念ながら、このお二方にとって守備力アップはとても難しい課題のようです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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