こんばんは、ヤマネコです。
出不精な私が、毎日庭の植物への水やりを自発的な日課にし始めてから、色々な「気づき」がありました。外だけでなく、家の中でも。
水は大切に
普段から節水を心がけているつもりでしたが、それでもカランを捻れば流れ続ける水道水を好きなだけ使うことができる環境にいます。それはすごく幸せなことの筈ですが、「水道料を払っているのだから当たり前」という感覚もどこかにありました。
植物に必要な水の量
子どもの頃からお手伝いも兼ねて庭木への水やりをしたことは何度もあったのですが、たびたび「土の表面を濡らすだけではダメ」と言われていたんです。
表面を濡らせば「水をやった」ように見えますが、やはり乾きが早いです。根に十分な水が届く前に、蒸発・分散してしまうのではないかと思います。つまりこの方法では水やりの意味がありません。
でも当時の私にはそれが面倒くさくて仕方なかった。水を大切にと言う反面、何度もジョウロに水を汲みに行かなければならないことにも、理不尽さ(土に水を捨てているように見えた)を感じていたのだと思います。
でも最近ようやく、しっかり水分を届けるためにはかなりの量の水と時間が必要、というのを「体感」として理解し始めました。それがあってこそ、キレイな花を咲かせてくれたり、青々とした葉を見せてくれるということも。
そして今度は、その水を「どう確保するか?」が新たな課題になりました。
もったいない水を溜める
できるだけ節水はしていました。が、最近もう一歩進んでみたのが、「比較的キレイな水を溜める」という方法。
以前にも台所で出るボウル一杯分くらいの水(野菜を洗っただけの水など)を気ままにまきに行っていたことはありましたが、今はちょっと本格的に。
タブトラッグスのLサイズ(38L)に、調理中に出たちょっとした水をどんどん溜める。洗剤や油分、塩・糖分などを含まない「水洗いした後の水」です。
たとえば卵を茹でたり、家庭菜園で収穫した野菜を水洗いした水。これを一定量溜めて、ジョウロに移して庭にまくことを始めました。ボウルや鍋に溜めてバケツに移す、これを何度もくり返しています。野菜を洗えば多少土が入るけれど、それはもともと外から持ってきた土なので気にしません。
米のとぎ汁には注意が必要
前出のタブトラッグスに入っている白い液体は米のとぎ汁です。この日は植物への水やりに使いましたが、実は「植物への水やりにとぎ汁を使うのはあまり良くない」という話も聞きました。特に鉢植え・プランターなどは根腐れや虫を呼ぶ可能性が高まるとのことです。
うちは他の水と合わせて10倍くらいに薄めたとぎ汁を地面にまきましたが、庭での使い方は改めていこうと思います。
水の使用量の見える化
この「溜めてまく」という方法を始めて半月ほど経ちました。そこで気づいたのは、「比較的キレイな水」を、思っていた以上に大量に排水しているんだ、ということでした。節水はしているつもりだったのに、です。
実際には食器を洗った汚水などは今までどおり排水管へと流しているのでそれ以外の水の話なのですが、日によっては38Lのタブトラッグスが満水になるくらいの水が溜められます。少ない日でもジョウロ1~2杯分くらいにはなる。何度か鍋に溜めては有効利用…と思っていたときにも、こんなに大量だとは気づきませんでした。
こうして実際の量が見えると、改めて節水の意義を感じます。
おわりに
子供の頃から何度となく言われ続けてきた「水を無駄にしないように」ということ。私はたぶん、これを分かっていたけれど、分かっていなかったのだと思います。色んな経験からやっと学び始めたところ。
ただ、節水は大切といっても「使ってはいけない!」というギチギチのルールで縛る方法は苦手です。今までどおり無駄にはしないけれど、あまり気兼ねせずに普通に使いたい。シャワーだって浴びたいし、夏には水遊びだってしたい。なので、夏の間だけでも「溜めてまく」は続けることにしました。
また直接的な節水というわけではないのですが、これまで以上に「雨の日」を待ち遠しく感じます。雨って本当に尊い。天の恵み、と呼ばれる意味もやっとわかってきた気が。
関東は連日晴天続きなのですが…例年以上に、入梅が楽しみです。
本日の猫。
私が庭に出る機会が増えたのと同時に、猫もハーネス着用の機会が増えました。
私が準備を始めるとハーネスのところに向かう猫。繋がれていても、外の空気を感じに行きたいんだそうです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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