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不思議な、お線香のこと。

こんばんは、ヤマネコです。

昨日、無事にお盆入りした中で思い出したことがありました。

わが家のお仏壇にある、お線香のことです。

 

あれは史上最短で明けた梅雨時のことでした。二本に折って焚き始めたお線香の片割れが、途中で弓なりに変化したまま残っていたんです。

灰ではなく、硬いお線香のまま。ただし写真のとおりに湾曲している状態。

燃えにくさについては湿気が原因となることを実感していました。ただ真ん中あたりで折ったとはいえ、もとは一本のお線香。片方はきちんと燃え尽きたというのに、その半分がこんな残り方をするのが不思議だなと。

 

調べてみるとこういうことはままあるようです。不良品、製造不良と書かれている記述も見かけましたが、今回に関してはそうではないように思いました。

原因についてなんとなく想像しているのは、半分に折ったお線香に火をつける際、片方の着火が不十分だったに違いありません。その二本はぴたりと寄り添わせた状態で香炉灰の中に挿したため、しっかり火がつかなかったほうは隣からの熱であぶられ続けたのだろうなと。

結果、その加熱状態が続いたことでお線香が曲がったのだと推測しています。

素人の浅知恵そのものですが、当たらずしも遠からずのような気が。ただこの件について調べているうちに、別の話を見かけました。そういえば私も聞いたことがあるな、と思うような話です。

 

それは、お線香がいつもと違う燃え方をしているときはご先祖さまが喜んでいる、という迷信とも思える話。法事などの際、説法の中で伺ったという方もいらっしゃるようでした。

私は誰から聞いたのか覚えていないのですが、話してもらったのは子ども時代のことだと思います。そのときも不思議な燃え方をしているお線香を前に、なんで、どうして、と大人に問いかけたのではないかなと。

 

大人になった私は真っ先に科学的……というか、正確な理由を知りたいと思ってしまいました。でもこういう考え方にも尊さを感じます。

私の場合、毎日お線香を焚いているのは旅立っていった愛猫たちのため。あの子たちが喜んでくれている、そう信じられたら幸せなこと。逆に普通に燃え尽きたときなら、それはそれで穏やかな時間なのだと思う。

そんなふうに、心のよりどころになるようなこういう話も大切にしていきたいと思いました。

 

本日の猫。

涼しいお盆のおかげで、弟猫はしきりにくっつきたがりました。

こちらは、抱っこさえ叶えばどうにでもしてくれ、のポーズ。

雨や台風ばかりでは困るけれど、このくらいの気温が続いてくれたらいいなと願ってしまいます。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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