こんばんは、ヤマネコです。
少し前の話になるのですが、フリーマーケットに参加しました。
近場でのイベントや出先で見かけたマーケットに買い手(ひやかし気味…)として立ち寄ったことはあったけれど、「売る側」としては初めての参加でした。
実際には友だちが確保してくれたスペースにお手伝いとして参加しつつ(スペース代は一部負担にしてもらいつつ)、ちょっとだけ自分のものを持ち込ませてもらっただけなのですが、結果的に完売!
手放したかったものがすべてなくなり、わずかながらおこづかいにもなりました。
フリーマーケット – flea market
私はざっくりとしたイメージしかできていなかったのですが、簡単に言えば不要品の即売会。有料で二畳ほどのスペースを確保して、家の不要品やハンドメイドの雑貨を持ち込みながら対面式で販売できるイベントです(条件はイベントごとに異なります)。
ちなみに長いこと「free market(自由にものを売る市場:和製英語)」だと思っていたのだけど、「flea market(蚤の市)」でした。
搬入も売り子もセルフサービスの蚤の市。
人と話すのが得意ではない私は「対面で売る」という設定にとんでもないハードルの高さを感じていたのに、終わってみればすごく楽しかったです。
フリーマーケットのメリット
メリットはたくさんあると思うのですが、ここでは私が感じたことだけを。
- 現品を見て、納得した上で買ってもらえる。
- リサイクルショップでの買取りが難しいものも交渉次第。
- 売り買いする際、個人情報の交換が不要。
- 送料・発送方法の確認が不要。
- どんな人が買ってくれたのかがわかる。
数年前、たくさんの服を手放そうと思い始めたとき、一番に興味を持ったのがネットオークションでした。でもかかる手間や個人情報交換などに躊躇して、結局一度も挑戦できていません。そんな悩みが対面式のフリマだと一気に解決しました。
フリーマーケットのデメリット
これは個人的に思いつかなかったので、友人からの話になります。
- 出店費用、搬入費用(自動車ならガソリン代・駐車場代)などのコストがかかる。
- 天候に左右される(小雨程度で開催される場合も、お客さんの入りが悪くなる)。
- スペースの配置は運まかせになることも多い(入口から一番遠い…など)。
- 対人トラブルが起こることもある。
- 一日拘束される(子どもが一緒だと大変なことも)。
自力で出店する以上は、フリマのほうも「(ネットオークションとは別の)手間がかかる」というのが大きなデメリット。私自身、一人だったら参加しようとは思わなかったので、行動力がないと始まりません。本当に、友だちに感謝です。
ただ、参加さえしてしまえば確実に「減らす」への一歩が踏み出せました。
何を目的に参加するのか?
個人的には、もう一つ大きなメリットがありました。それは、お客さんの反応を見ながら「買ってもらうこと」を優先しつつ、その場で対応できたこと。
価格設定やデザインなどに対する不満といった、お客さんのちょっとした反応や言動に対してはすぐに値下げしたり、おまけをつけたり。その結果、私にも完売させることが可能になったのだと思います。
この日の私の大前提は「捨てずに手放すこと」
ある程度の売り上げ目標があれば対応は違ったと思いますが、私の目的はスペース代を支払って(赤字になって)でも「ものを捨てずに手放すこと」だったので、大成功と言えました。
もう一つつけ加えると、私自身はこういう交渉ごとなんて絶対に無理だ!と思っていたのですが、自分が損(金銭的な意味で)をしても構わない、という前提があると、やり取りがちょっと気楽で楽しい、と発見できたのも収穫でした。
それから…あまりにお得感を出しすぎる(?)と、先方も「お得だから買おう」の魔術でうっかり死蔵させてしまうかもしれないので、自分なりに押したり引いたり、様子を見ながらがんばったつもりです。
金銭的な損があっても、わが家の収納にスペースができたり、気持ちの上ですっきりしたり、別の形で大きなプラスになりました。
おわりに
私にとって、けっして低いハードルとは言えないフリマ。それでもものを手放す選択肢としては有効だなと思いました。とくに、私のように「捨てる(ゴミにする)」が苦手であったり、手放したいものをたくさん持っている段階には効果が大きいような気がします。
いざ参加が決まったら、「何のために」という指標を決めることも大切かなと。
- 売上げ目標を立てる(収入にすることが前提)。
- 赤字にならなければよしとする(事前にかかったコスト分は相殺したい)。
- 何よりも手ぶらで帰りたい(収入は二の次)。
私は「3番」を目標に掲げ、結果的にちょこっとだけ黒字(2番)で終わらせることができました。その黒字分も、当日のイベント会場で出店されていた地元ケーキ屋さんのお菓子を買い、友人と分けておしまい。
それでも、大きな価値を感じる一日でした。
とは言え、今回は人からの預かりもの(フリマでの販売をきっかけに預かったもの)や家族の衣類や雑貨がダンボール一箱分くらいあったのですが、今の暮らしでは「一人でワンスペース分の品物」を用意するのは難しそうだなと思っています。
シェアしてくれる友人の存在の大きさを、改めて感じました。
おまけの小箱
昨日記事にした小箱は、前述どおりフリマをきっかけに頻繁につくるようになりました。
フリマ会場では…
- 一時的に小銭(つり銭など)を入れる。
- アクセサリーなどの小物を販売するときのうつわに使う。
- 友人とお菓子を分けるときに使う。
などなど。
値札をつくろうと持ち込んだ折り紙が、意外な形で活躍しました。
最終的には分解して持ち帰りましたが、ほしいと言ってくださった方にそのままお分けしたりも。折り紙でパパッとつくれるものなので、ひたすら量産する一日でもありました。
そして本日の猫。
ごはんが入っていそうな形…。
だまされたわけじゃないよ。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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