洗剤一本化への道、パストリーゼ77の液性チェック。

こんばんは、ヤマネコです。

キッチンをはじめとした水まわり、猫まわりなどでは、長年「パストリーゼ77」というアルコールスプレーを愛用しています。

ただ、ずっと気になっていたことを、ようやく自分の中で解決させました。

パストリーゼ77

ドーバー社から発売されている、度数77%のアルコールスプレー。

わが家では食品に直接使ったり、まな板や包丁、歯ブラシやスリッパなどに使ったり、除菌から掃除まで家じゅうで、更には屋外や自家用車内でも大活躍しています。

パストリーゼ77は中性?

気になっていたのは、「酸性」「中性」「アルカリ性」などの液性。

あるショップの説明で「パストリーゼ77は中性」と書かれていたのを見たことがあり、以来気をつけて見ているのですが、他店ではそういった説明が一切なく、メーカーからの公式発表もなく、失礼ながら「中性」というのが誤報だったのではないかと心配していました。

そこで自分でpHチェックをしてみることに。

家庭でのpH確認

素人が家庭で気軽にチェックするものなので、正確性は劣るかもしれません。ただ使える用途を判断するのに安心感を持ちたい、そのための「傾向」を知っておきたいという気持ちで挑戦しました。

pHチェックをする方法・道具

家庭用のpH試験紙(500円+送料くらい)を使用。

中には細いペーパーテープがロール状に収められていて、引出してカット。その切れ端に液体を垂らす、或いはスプレーして観察し「色の変化」で判断します。

簡単に言えば、リトマス試験紙。

尚、わが家ではこの試験紙を「実験のため」に買ったわけではなく、もともと「猫の体調管理のため」に常備しているアイテムで、今回は新品を開封するタイミングで色々試してみました。

pHについての補足

pHの段階は「0~14」とされ、「7」が純水の中性と考えます。
(表記については分かりやすいよう、少しだけ自分のルールを加えています)

  • 6以下:酸性(数字が小さいほど強酸性)
  • 7:中性
  • 8以上:アルカリ性(数字が大きいほど強アルカリ性)

0が強酸性、2~3に食酢やクエン酸など、7が純水、8~10に重曹やセスキなど、14が強アルカリ性です。

パストリーゼ77の液性は?

まずはスプレーボトルなので、シンプルに噴霧してみました。

実践

変化は…

ほぼ感じません。

液体量が多すぎて浸ってしまいましたが、それでも変化は感じず、「6」か「7」かという程度。

結論

弱酸性寄りの中性、と判断しました。

液性を知るメリットとは?

私が液性にこだわるのは、家のメンテナンスで安心して使える用途を知りたいから。

たとえばこれが、少し強めのアルカリ性だとフローリング掃除には不向きです。裸足で歩いたあとの皮脂汚れ(酸性)にアルカリ性の洗剤は適していますが、ワックス(水性樹脂)も剥がしてしまう心配があります。

逆に酸性寄りだと、コンクリートや鉄などには不向き。腐食やサビの原因になります。塩素系洗剤との併用もできません。後述しますが、ワックスを「傷める」こともありました。

「中性なら万能」というわけではないけれど、日本の水道水は中性(アルカリ性寄りの地域もあるそう)で、それと同じような感覚で使える洗剤が一つあると多用途に用いやすいのはたしかでした。

中性の万能洗剤は少ない

ただ「中性の万能洗剤」とくに「エコ洗剤」と呼ばれるものは選択肢が少ない気がしていました。あってもコストがかなり上がったり、猫まわりでは安心しがたい素材(天然精油配合など)だったり。

その点、普段づかいしている消毒用アルコールが中性だったら、私にはとても使いやすいと思っていたのです。

他にも試してみました

せっかくなので、色々な洗剤の液性を確認してみました。明確なものも多かったのですが、ここからは遊びの感覚で。

まずはマジックソープ、ベビーマイルド(無香料)。

ちょこっと垂らして、あっという間に変化が。本来、色の変化は瞬間的に起こります。

pH8くらいでしょうか。もともと液体石けんなので当然アルカリ性で、この結果だと「重曹と同じくらい」と言えそうです。

それからアルカリ電解水、のボトルに入った、セスキ炭酸ソーダ水。

横着で、マジックソープで使った試験紙にスプレーしたところ…

あっという間に埋め尽くされてしまいました。

色はかなり濃く出てグリーンよりブルーになっているため、pHは10~11くらいに見えます。

400mlの水に小さじ1程度のセスキでは、pH値が低くならないのだろうかと思っていたのですが、その心配はなかったようです。しっかり強め(中の上くらい?)のアルカリ反応でした。

それから木村石鹸の食器用洗剤そまり(実は使い切れないまま二年目)。

一滴垂らしてみたところ…

pH8、もしかすると9くらい。マジックソープと同じか、それよりはやや強めのアルカリ性かなと。

pH値が高いほうが油汚れは落としやすくなるけれど、皮脂も溶かすので手肌も荒れやすくなります。食器用と考えるとこれくらいがベストなのだと思いました。

他社のアルコールスプレーの液性は?

最後に、実はパストリーゼ77とは別にもう一種類アルコールスプレーを持っています。

これは常備しているわけではなく、急に入用になって買ったもので、使い切るまでのおつきあいを予定しています。

同じようにスプレーしてみたところ…

グラデーションになりました。

これはアルコールが揮発することに関係しているのかな?(アルコールスプレーに液性表記が少ないのはこのせい?)と思ったのですが、濃い部分はやや強めの酸性を示しています。

実はこのアルコールスプレーで、諸事情から咄嗟にフローリングを拭いてしまったことがあるのですが、その部分のワックスが白濁してしまいました。剥がれはしなかったものの見た目が悪く、予定外のやりなおしに。

同じアルコール度数77%でも、これだと「家じゅう多用途に」は使いにくいです。キッチンだけなど、用途を限定するのがよいのかもしれません。

まとめ

ナチュラルクリーニングが身について、酸性・アルカリ性の使い分けもある程度はできるようになってきたのですが、それでも私は「中性」のものがあると悩まず多用途に使えて安心感を覚えます。

たくさんのメーカーから発売されるアルコールスプレーがあり、選択肢も増えてきたものの、今回の結果も踏まえて今後もパストリーゼ77からの浮気はできそうにありません。

 

 

昨日・一昨日の続きの猫。

また箱の話なのですが…

突然、まさかの仕打ち!!!

そんなキリリと見つめられましても…ショックです。

と思ったら、箱は無傷でした!

これって、あれですね。

人間が入った箱の中に剣をザクザク刺していくアレ。

世紀のマジックショー(??)でした!

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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