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自宅は東に、職場は西に。

こんばんは、ヤマネコです。

いつもより少し遅めの時間帯、西日を受けながらの買い出しへと歩く中、思い出したことがありました。

それは「自宅は職場から見て東にあってほしい」という話。私が言い出したことではなく、身近な人たちから聞いた話です。

 

自宅は東。
職場が西。

それが理想。どうしてそんな理屈になるのかといえば、逆の立地だと帰宅時の西日がつらいから、だそう。その話をしていたのは日々出勤している家族をはじめ、友人知人から。とくに帰宅のタイミングが基本夕方(日暮れ時)、それも車通勤を前提としている人がほとんどだったかもしれません。逆の立地で自宅に向かって運転し始めると、西日のまぶしさで事故を起こしそうで怖いのだとか。

 

物理的な対策方法があったり、毎日同じ退勤時間だとは限らなかったり、そもそも季節によって日の出日の入りの時間は異なったりということはあるはず。自宅と職場をつなぐ道路も、長距離になるほど直線移動だけですむことはまずないだろうなと。

それでも交わされていた理想の話も理解できます。帰宅時に東へと向かうのであれば、様々なアイテムや心配は減るだろうという話でした。

 

私自身は在宅業で毎日決まった外出理由はありません。ただその話で思い出すのが、五年前のちょうど今頃、愛猫の病院通いをしていたときのこと。

自宅から車で数時間離れた病院はわが家から見て東方面にありました。朝から出向いて帰宅は夕方になることも多く、西方面へと戻るときの西日が本当に厳しかった。

助手席だけでなく後部座席に座っていても、ちょっと気を抜くと西日で目がくらむ。道路のわずかな起伏でも車体の角度が変わり、「目が……!」となることがありました。運転をお願いしていた家族はもちろん、前後を同じように走っている車のドライバーさんたちも本当に大変だなと。

それが毎日ともなれば尚更。だから改めて職場と自宅の理想の配置について聞かされると、そのたびに納得してしまうんです。

 

方角はあくまで一要素。住む地域や仕事を選ぶ条件に、そんな理由で方角を確認する方はそうそういらっしゃらないだろうなと。ただどこかへ出かける計画をするとき、「日暮れ時に西に向かう長時間の車移動は避ける」という選択ができると目の疲れが少し減らせるかもしれません。

得た知識はそんなふうに取り入れていきたいな、と、まだペーパードライバーに片足を突っこんだままの私は思いました。

 

五年前。ちょうど冬から春にかけての時期、病院に通っていたときのことを最近たびたび思い出します。念のために書いておきますと、そのときの子には夏を迎えさせてあげることができませんでした。

近くの公園の桜が満開になる頃までには、もう少し気持ちを整えておきます。

 

本日の猫。

今日もすっぽりの弟猫。

少し高い椅子の上に置いておいたのに、うまくジャンプして自分で収まりました。

広い場所も気持ちがいいけれど、狭い場所が落ち着くのもわかるなと思いながら見守っています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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