こんばんは、ヤマネコです。
今朝の地震のニュースに、絶句しました。
昨日は群馬のほうでやや大きめの地震があったと聞いたばかりだったのですが、それを超える震度6弱。直後には幸いにもビルの倒壊といった大きな被害はなさそうだと聞いていたのだけれど、蓋を開けてみれば怪我をされた方も多くいらっしゃり、死亡事故まで起こってしまったとのこと。とても胸が痛みます。
それをきっかけにするのは申し訳ないけれど、今日は「わが家の備え」はどうだろうかと見なおす時間をすごしていました。
とっさに持ち出せる非常用のバッグやヘルメット。
備蓄用の食品や消耗品。
避難経路や避難場所の確認。
……備えておくことはたくさんありますが、私がもっとも気がかりなのは、猫たちのこと。
人間のことはどうとでもなると思うのです。
底抜けに楽観視するわけではなく、基本的な備えは欠かしません。でも人間の場合、生き延びるために自らできること、考えること、動ける力が、猫たちよりもあるのはたしか。基本四足歩行の彼らは扉や窓も開けられないし、恐怖心から声を出すことも動くこともできないかもしれません。食事も、トイレも、ケガも、ただただ不安ばかり。
だからわが家では人のための備えとは別に、猫たちのことも考えておく必要があるのでした。
というわけで今日はこちらの本を読みなおすことに。
改めて私がしておこうと思ったことは、二つ。
- 在宅避難の備えを見直すこと
- 避難所生活を想定した猫たちのトレーニング
わが家では「在宅避難」を優先しようと思っています。たくさんの猫たちをつれての避難所生活はどうしたって難しいと思うから。そのためには食料品や消耗品を多めに備えておく必要があります。もちろん人の分、猫の分、両方を。
同時にもう一つ、地震発生時に「猫たちがもぐりこめる場所」を用意しておきたいと思いました。
リビングにある唯一の大型家具は、掃除のしやすさを優先して見通しのよい状態になっています。だから地震に怯えた猫たちの「隠れる場所」がないことに気がつきました。近いうちになんとかして居場所をつくってあげることが、課題の一つです。
(うっかり閉じこめられない、且つ隠れられる場所……難しい)
もう一つは、避難所のお世話になる場合の備え。ふだんから人馴れしていない、お出かけも苦手、他のワンニャンたちと接する機会も最小限の子たちに、心の準備をお願いしたいのです。
まずはあらゆる状況に「慣れる」トレーニングを始めてもらうことに。
キャリーバッグの中で数時間すごす(通院時以上の長さ)。
ケージの中で一日すごす(食事・トイレ含む)。
お客様に会う、時々外出する(人・車馴れさせる)。
こういったことを。
もちろん、バッグの中に閉じこめるのはひとまず数分程度、最低ハードルから牛歩で挑戦してもらいます。でも避難所という非日常の環境でいきなりそれを強いるのはかわいそうなので、少しずつ慣れていってほしい。
そのための時間を、向き合う根気を、私自身がつくっていく。そういう備えを始めます。
件のハンドブックを初めて読んだとき、私の心にぐさりと刺さったのはこの一文。
ペットと避難するときは「ひとり1匹」といわれています。つまりひとりが助けられるのは1匹、という考え方がベースで、3人家族だったら3匹までということになります。(P61)
わが家の場合、初見から「無理だ」とうなったけれど、避難所生活を想定すれば正論だとも思いました。いくら私が大丈夫だと言い張っても、現実的には誰かの手助けなく複数の猫たちを管理するのは難しいと思うから。目を背けてはいけない部分だなと。
だからこそ在宅避難を優先させたい想いが強いのですが、あらゆる「万が一」を考えておくことこそが、備えなのだと思う。今日は一日そのことばかりをめぐらせていました。
本日の猫。
定着しつつある、階段読書。段差が椅子になるし、比較的明るいし、猫たちとふれあえるし、ちょうどよいスペースなのです。
流し読みの十数分間、待っていてくれた彼はもう限界かもしれない。
眠い……。
くわっ! (あくび)
そして何ごともなかったかのような表情も、いとおしい。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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