こんばんは、ヤマネコです。
平成最後の月に、ようやく献血デビューを果たしました。
実はこれまでにも何度か献血ルームや出張バスに足を運んだことがあるのですが、そのたびに体重制限に引っかかりました。低体重なんです。
女性だと40kg以上で、200ml。
50kg以上で、400ml。
どんなに健康な成人でも低体重だと弾かれてしまうそうで、更に出張型の献血バスでは400ml(体重50kg以上)の献血しか受けつけていない場合も多いのだとか。
背の低い私でも、平均身長の女性たちと同じ条件で体重制限がかかるのは少し不思議なのですが。
とはいえ、私が積極的にアプローチを試みていた当時はかなり不健康気味に節々が骨ばっていた頃で、断られるのも仕方がなかったのだと思います。
そしてここ数年はその機会をつくることからも遠のいていたのですが、最近になって肉づきがよくなってきたついでに気持ちも再燃。機を逃せばまたズルズルと放置してしまう性格なので、せめて平成のうちにと再挑戦に行ってきました。
まずは清潔感漂う待合室で受付け、そのあと献血室(診察室?)に通される流れ。
- 文書による案内と、スタッフさんからの口頭やDVDによる説明。
- 書類への記入と、身分証の提示(記入書類との照合)。
- 医師による問診と、血圧測定。
- 事前血液検査(血液型と、献血ができる状態かどうかの確認)。
- 献血(全血献血で10~15分、一部の成分だけを採る成分献血で40~90分)。
1・2番は初回のみ行うことも多く、二回目以降からは一部が省略ができるそうです。
(待機・休憩なども含み、初回は一時間弱の所要時間でした)
一つ終えるごとにお菓子をもらったり、ペットボトルをもらったり、「え、また?」という回数と量にびっくり。もちろん同時に丁寧な説明と確認があって、どこかで引っかかるとその日の献血はできないそうですが、今回はなんの問題もなく実際の献血にまでたどり着きました。
念願の。
献血をした理由の半分は、下心です。
私は「情けは人のためならず」の言葉のように、いいことをしたらいつか自分にも返ってくる、と信じているから。
そんなことを一番考えていたのは愛猫の闘病中でした。誰に対してでも、どんなことでも、なんでもするから助けてほしいと強く強く切望していたとき。
あのとき、私の祈りが通じたから、いっしょにすごす時間をほんのわずかでも伸ばせたのかもしれないし、私の祈りが足りなかったから、今ここにあの子がいないのかもしれない。考え始めれば尽きることがないけれど、これからも同じような体験をする可能性はあって、今は「これから」のために少しいいことを積み重ねておきたいと思って。
とても浅ましいけれど、本音です。
理由のもう半分は、お礼。
幼少時に入院しがちだった私を助けてくれた人たち、これまで大切な家族の病に向きあってくれた人たち、それ以外にも、様々な形で私を支えてくれる人たち。ブログを読んでくださる方に対しても同じことだと思う。そういう人たちが「今」血液を必要としている可能性は低いけれど、これもどこかでつながればいいなと思います。
身近な人たちはともかく、一人ひとり見つけ出してお礼を伝えることが難しい相手に何かの形でつながればいいと願いながらする。今の私にとっての献血はそういうものでした。
なんてあれこれ理由づけをしましたが、シンプルに「やっとできた」ということがうれしかったです。
あと飲食品とカード以外では唯一いただいて帰ってきた記念品(?)がこれ。
腕に巻いてもらった包帯。帰宅後にほどいていたら、猫が大興奮しまして。
あまり伸縮しないタイプの包帯で、うっかり猫の体に絡んでの事故につながる心配は少ないんじゃないかなと。それでも渡しっぱなしにはしませんが、思わぬ戦利品でした。
そんなわけで、ようやくですが、念願の献血デビュー。
平成の終盤にいいことできたな!
と思うことにします。
平成最後の子猫。
兄猫たちもそろっていたからカメラを取りに行き、もどってきたら独りになっていました。残念。
それではみなさま、令和のネコハウスも、よろしくお願いいたします。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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