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10年目の、ペーパーナイフ。

こんばんは、ヤマネコです。

2012年にペーパーナイフを買いました。

+d(プラスティー)の、バーディーペーパーナイフ。

名前のとおり小鳥の形で、しっぽの部分がペーパーナイフ。そしておなか(?)の部分は丸みがあって、やじろべえのようにゆらゆら揺れる、とてもかわいい形の道具です。

 

もともと届いたDMなどを処理する目的から、玄関にペーパーナイフを置きたくて選んだものだったと思います。電動タイプのオープナーなども検討した記憶があるのだけれど、場所をとるし、電源を必要とするし、処理する手紙の量もそこまであるわけでもなく、わが家ではアナログタイプで正解でした。

本体の材質はPBTで、硬質プラスチック。ぽきっと折れてしまいそうな華奢な印象でしたが、何度か腰高くらいから床に落下させたり、厚めの紙を切ったりしても無事でホッとしています。

また直射日光ではないものの日中は明るめの玄関の一角に一年中出しっぱなし。真っ白を選んだからには変色などの劣化があるかと心配していたけれど、まったく変化はなさそうです。丸洗いもできるしぱっと見では落ちなかった汚れもありません。

使用頻度を下げないためにもしまいこまないようにしたくて、出しておいても気にならないものを選択。結果、本当に十年間かなりの頻度でお世話になっています。

 

本来の用途でも役立っているのですが、他にも感じている便利さが、紙箱を開梱するとき。

こういう紙箱は簡単に開いてしまわないようにするためか、蓋部分にロックのような切れこみがあります。無理に引っ張ると紙箱が破けてしまうのを何度も経験してきました。

そのまま捨ててしまう場合なら問題はないのですが、保管箱に使いたいときや、万が一の返品を考えて丁寧に開封したいのが本音。そんな場合はペーパーナイフを使って開けるようにしています。

切れこみの位置を押さえるようにして、蓋を持ち上げるだけ。

わかりやすい写真が撮りたくてちょっと破けそうになっていますが……

被害を広げずに開けることができました。

 

開けるときに意識していたロック部分はこのあたり。

これが引っかからないようにペーパーナイフで押さえていました。

 

同じ方法はマイナスドライバーや定規、はさみの先端を使っても可能。箱が大きいときは定規(薄い金属製の定規)を使うことがわが家でもあります。

ただ長いこと身近にペーパーナイフを置いているため、とっさのときに思い出すのがこの道具。そんな理由で、他のものよりペーパーナイフを活用するようになりました。

 

壊してしまう心配をしつつも、気づけば十年のおつきあい。満足度も右肩上がりです。

そして購入当時に存在していたかわからないのですが、後から同じデザインで真鍮製のものを見つけました。そして最近になって、これだけ長く便利に使えるならそちらを選べばよかったな、仕事部屋用に買い足そうかなという気持ちに。

ただ価格を確認してみたところ、真鍮製はプラスチック製のお値段の十倍でした。

とても美しくて、ある意味一生ものの道具として大切に使えそう。

心惹かれるものはあるけれど、私が自宅用に選ぶペーパーナイフとしては高価すぎるというのが正直なところ。買い足すとしてもやはりカラフルな小鳥が増える可能性大。

今のところは、幸いトラブルなく使えている愛用品を大切にしていこうと思います。

 

本日の猫。

ゆらゆらと動く小鳥を撮影している最中、周囲でずっとそわそわしていた存在が。

樹脂製とはいえナイフなので噛んだり遊んだりさせるのは危険ですが、今日のところはにおいだけの確認でした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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