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トリック&トリート、あの夜の始末。

こんばんは、ヤマネコです。

今年のハロウィンの夜は、猫たちのいたずらがさく裂していました。

事件の凄惨さを物語る現場写真がこちらです。一枚目はぼやけたものですが、続いてはっきりしたものをのせていますのでご注意ください。

悲しい。

これはおよそ八年前に購入した、コクウ(cocoo/穀雨)のモーションキャッチャー。紙製のモビールで「背中から落ちる猫」が「地面に着地するまで」を五枚のシルエットでデザインされたものです。


※こちらは「木製」タイプ。

手に入れてからずっと、猫が入らないスペース(納戸)にかざって大事にしてきたつもりでした。癒しアイテムという認識ですが、実は収納棚の「傷隠し」という重要な役目も担っていたものです。

ところが奇しくもハロウィンの夜のこと。その部屋を出入りする私の足元をすり抜けた猫が、わき目も振らず天井近くでゆらゆら揺れるこの猫たちにとびかかっていきました。

床を蹴って高く跳んだと思ったら、一瞬のうちに下のほうの(紙の)猫を捕獲。そのままくわえて、私が止める間もなくリビングへと逆走していきました。

このパターン、何度目か? と思いながら慌てて追いかけたものの、ようやくその逃走犯を抱き上げたときにはこの状態だったのです。

 

かざっていたのが納戸とはいえ、目に留めるたびにウキウキするアイテムでした。紙製品だと思うと購入時は少し高く感じたけれど(1200円くらいでした)、長らく迷った末に手に入れたもの。見るたび買ってよかった! と思っていたので、今回のことはもうショックで。

天井により近い、上二つのシルエットは無事だったのですが、一番下二枚は写真のとおりバラバラ事件。このすぐ上の一枚はかろうじて落とされなかったものの、胴体部分が大きく裂けてしまい、補修をあきらめて処分することに。

このシリーズの紙タイプに関してはどうやらすでに販売終了しているようで、再度完全に同じものを手に入れるのは難しそう。手放して悔いはないかとしばらく悩んでいたのだけれど、紙製品である以上はこういう事態を覚悟して買ったものだったのも事実です。だから今回は腹をくくりました。

それにしたって、と恨めしくも思ったけれど、すべて気を緩めた私の落ち度だったから。

 

時はハロウィンの夜。

お決まりの「トリック・オア・トリート!」の呼びかけはなくても、トリート(おやつ)はあげたあとだったのに、トリックを防ぐことができませんでした。

犯猫も「まずいことをした」とは感じている様子でうろうろと逃げ隠れのような行動をとっていましたが、本能に逆らえなかったのも理解はできる。

猫はいつでも、トリック・アンド・トリート。肝に銘じておこうと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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