陰口、7歳の女の子からの学び。

こんばんは、ヤマネコです。

数年前に知り合いの女の子から聞いた話を思い出し、何度も反芻していました。

文章が長めなので、猫写真をはさみながらお送りします。

相手は七歳の女の子。ふだんは「明るく元気」という印象の強い子でした。

 

あるとき、珍しく落ち込んでいた彼女から理由を聞かせてもらったところ、なんでもお友達(以下、Aちゃん)から悪口を言われてしまったのだそう。本人の目の前ではなくて、彼女自身がいない場所で。

それを別のお友達(以下、Bちゃん)から教えてもらったのだとか。つまり陰口です。

AちゃんともBちゃんとも仲良しだったのに、Aちゃんは陰で悪口を言っていたのだと。

 

仲がいいと思っていた人が、自分のことを悪く言っていた。

それを知れば腹が立つし、悲しい。七歳の子でも同じはず。むしろその年齢であればこそ、世界が闇に包まれるような大事件なんじゃないだろうか。

 

こういう話はよく聞くけれど…

「悪口を言われたら嫌だよね」

そのときの私は大人の顔をしてそんなようなことを言ったのですが、彼女は首を振りました。

「Bちゃんが、かばってくれなかったのが嫌だった」

と。

 

ああ、たしかに。

その場にいて、その陰口を聞いていたBちゃんにはそれができる選択肢があったかもしれない。

でもそれは、Bちゃんにとって荷が重すぎる。よほどの正義感がないと実行は難しいと思う。

 

 

このあと、七歳の彼女とのやりとりはうやむやになってしまって、私はそのとき、解決方法や慰めの言葉を一つも口にすることができなかったのだけど、最近このことを毎日のように思い出しては「どうしたらよかったのか?」を考えてしまいます。

色んな人の立場で。

 

「**さんが、あなたの悪口を言っていたよ」と聞かされたら?

誰かが、共通の友人の陰口を言っているのを聞いてしまったら?

 

私自身は、少なくとも「友人」の陰口を言う立場にはなりたくない。だからこそ嫌だと思ったことは直接本人に伝えるか、一切の口を閉じるかのどちらかを選びます。

長くつきあいたい相手ほど、誤解を減らすためにきちんと向き合うか、寛容に受け入れる心を育てる必要があると感じてきたからです。

 

枕はボスにゃんのおしりです。

 

ただ、ときには「言わない」を選択しながらも、感情的になるあまり言葉の端々、或いは顔や態度に出てしまう失態を犯すことはあります。

その結果「ヤマネコが、あなた(友人)のことをよく思ってないみたいだよ」と第三者をとおして当人へと告げられてしまったら?

 

どの立場になっても、気が重い。

 

単純に考えれば「陰口を言ったAちゃん」がいけないのかもしれないけれど、少し意地悪な目線であらゆる可能性を考えた場合、私と話した七歳の彼女が「陰口を叩かれても仕方のないようなこと」をしてしまったのかもしれません。

それを本人が気づいていない可能性は、ある。

それでも私は身近にいる彼女を擁護したい気持ちになるし、陰口を肯定したくはならないけれど、すべてを見ていたわけではないので本当の意味での公平なジャッジはできません。

 

でも深く考えれば考えるほど一番悩んでしまうのは、Bちゃんの行動について。

どんな想いで、それを告げたのだろうかと。

 

お目覚め。

 

友達の悪口を耳にした以上は放っておけない(その場でかばうことはできなくても)という、Bちゃんにとっての正義感かもしれないけれど、そんなことを伝言すれば、言われた当人とAちゃんの間がこじれることは明らか。

そこまで正義感が強い子なら、その場でAちゃんをたしなめることくらい…は、さすがに難しいでしょうか。

 

もしかしたら、Bちゃん自身がAちゃんを嫌っているのかもしれない。もともとよく思っていなかったAちゃんと、もう一人の友達を引き離すチャンスだ!と思ったとしたら、少し誇張してでも「悪口を言っていたよ」と告げるかも。

 

或いは「Aちゃんはこう言っていた」というBちゃんの言葉の裏に、「自分もそう思っている」という底意地の悪さが隠されているのかもしれない。「みんなが、あなたのこと○○だって言ってるよ」という言葉は、時に「私は、あなたのこと○○だと思ってるよ」という意味であることも多いから。

 

…なんて、一切考えていない、「ただ言っちゃう」というパターンもあるだろうけれど。

そもそも私にだって長年そんなことを深く考える機会はなかったのですが、彼女の胸に引っかかった「Bちゃん」の存在は、たしかに大きいものでした。

 

今度は膝(?)枕。そしてさりげない拒絶。

 

Bちゃんの立場を、現在(大人)の私に置き換えながらずっと考えていたのですが、たぶん私は、聴こえてしまった悪口は墓場まで持って行くと思います。黙って、Aちゃん(陰口を言っていたほう)とのおつきあいを見直す機会にする。

すぐに友達をやめるというという意味ではなくて、どうしてそんな話になったのか?までの理由を知った上で、それでもAちゃんとのつきあいを続けたいか、考える機会に。

 

仮定の話なので本当にそんな冷静(?)な行動ができるか、そもそもそれが最善策かはわかりませんが、今は、そうしたい。

ちなみに「悪口を言われていたほう」とのつきあい方を、その機に見直すことはないと思っています。

 

両者、引かず。

 

「悪口を言われたら嫌だよね」

話を単純に受け止めてしまった私にはそんな考えしか持てなかったけれど、ものの見方というものは、立場が違うだけでも大きく変化してしまうことに改めて気づかされました。

願わくば、それを教えてくれた彼女の心の傷が、少しでも癒えてくれているといいなと思います。

 

膝枕を許せなかった、本日のボスにゃん。

額の気持ちいいところをゴリゴリしてあげたら…

それでも拒絶の手は緩みませんでした。その素直さも、大切。

本日もおつきあい、ありがとうございました。


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yamanekotora
子どもの頃に拾った猫を飼い始めたつもりが、いつの間にか猫に仕えるように暮らしています。猫にかしづく、それも幸せ。 ものづくりをライフワークにしています。